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イエメンーサウジアラビア陸路国境越え情報➁(※2023年時点)~セイユーンでの出国許可証の再取得とバスチケット購入編~
前回の投稿から少し時間が経ってしまいましたが、その続編です。
セイユーンーシャルーラ間の陸路国境超えの手段イエメンのセイユーンからサウジアラビアのシャルーラまで陸路で行くには大きく3つの方法があります。
自家用車で行くか、旅行代理店等に車をチャーターしてもらうか、私営のバスを使うかです。
通常、日本人がイエメン旅行をする場合は、ビザをお願いした旅行会社に旅程の一部として予定にあらかじめ組み込
野菜とフルーツを多用し、中東で美食の国として知られるシリア料理(アラブ料理/レバント料理/レバノン料理)
日本で知名度が高い中東の料理はレバノン料理ですが、レバノン料理と同じ位美食の国として知られているシリア料理のご紹介です。
歴史のロマンあふれるシリアシリア内戦で有名となってしまったシリアですが、長い歴史があり、世界遺産のパルミラ遺跡など見所がたくさんの国です。
世界上で最も古くから人が住んでいたと言われ、最も早く農耕文明が成立した「肥沃な三日月地帯」(現在のエジプト〜イラク辺り)に位置していま
イエメンーサウジアラビア陸路国境越え情報①(※2023年時点)~イエメンビザとイエメン入国情報編~
2023年3月にイエメンのセイユーンからサウジアラビアのシャルーラまで陸路で国境超えをした際の記録です。イエメン側の国境で2日間待たされたので、完全に暇人向けの国境です。
国境超えと深く関わって来るので、まず初めに、あまり知られていない現在のイエメンへの入国方法やビザについて触れておきたいと思います。
イエメン南部からの出入国について
イエメン南部ではアデンやサイユーンから空路で入国が可能で
カタールーサウジアラビア陸路国境超え情報(※2023年時点)
陸路でカタールのドーハからサウジアラビアのホフーフへ行く方法をご紹介します。
このルートはカタールからサウジアラビアへ行く際に、カタール人やカタールに住んでいるエクスパッド(外国人)が自家用車でよく通るルートです。
UAEに近い、もう一つのカタールーサウジ間の国境は長らく空いておらず(民間人には開放されていない)、現在カタールから陸路で移動しようとするとこの国境しかないです。
カタール人がホ
わらび餅のようなシリアのチーズスイーツ・ハラーワトエルジブン(シリア料理/アラブ料理)
アラブでチーズを使ったデザートと言えばクナーフェが有名ですが、今回はシリアのチーズスイーツであるハラーワトエルジブンをご紹介します。
みずみずしく、もったりした食感なので、勝手にアラブのわらび餅と名付けています。
小麦を使った焼き菓子系のお菓子が圧倒的に多いアラブにおいて、それなりに珍しいひんやり系のスイーツです。
ハラーワトエルジブンは、ハラーワがスイーツやデザート(他に甘さや甘味と言う意
ひっくり返っているアラブの炊き込みご飯マクルーバ(パレスチナ料理/ヨルダン料理/アラブ料理)
アラブには色々な炊き込みご飯がありますが、今回はレバント地方とイラクでよく食べられている炊き込みご飯であるマクルーバについてご紹介します。
13世紀から存在し、おそらくパレスチナまたはヨルダンが発祥と言われるマクルーバはそのビジュアルが印象的ですが、名前もその通り、アラビア語で「ひっくり返っている、逆さまになっている」(مقلوبة)と言う意味です。
鍋で調理をした後、提供される時にひっくり返
代表的なレバント料理(アラブ料理)であるムタッバルとババガヌーシュの違い
アラブのレバント地方の代表的なメッゼであるムタッバルとババガヌーシュですが、とても似ているので違いを含めてご紹介します。
レバント地方とはシリア、レバノン、ヨルダン、イスラエル、パレスチナのことを指します。
メッゼとは前菜や軽食のことですが、レバント地方ではご飯にもなり、ナスなどの野菜やサラダ、ひよこ豆などの豆類、ヨーグルト、チーズ、オリーブが中心です。
ムタッバル
ムタッバルは、レバント
カタールとドバイのあるUAEで人気のカラクティー(カラクチャイ)
カラクティーとは、バーレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビア、UAE等で飲まれている濃くて甘いスパイス入りのミルクティーのことで、特にカタールとUAE(ドバイがある所です)等、アラビア半島東部で人気があります。
イエメンの首都サナアでカラクティーと言っても誰にもわかってもらえず、サウジアラビアの場合リヤドでは通じましたが、ジェッダではわかってもらえなかったです。
カラクティー(
スパイスたっぷりでイスラム教徒とキリスト教徒の影響を受けたケララ料理(南インド料理/インド料理)
アーユルヴェーダ発祥の地であるケララ州
ケララ州はインドの最南端、南西部にあり、緑が多く、インド人の中でも観光地として人気があります。
インドの伝統医療「アーユルヴェーダ」の発祥地としても有名で、本格的なアーユルヴェーダリゾートがあります。
また、ケララ州は教育レベルが高いことでも有名です。識字率が高いことを知っていたので調べてみたら、インドで一番(96.2%)でした。となると治安も自然と良
カタール文化を体験したりアラビア語を学べるファナール・カタール・イスラム文化センター(ビン・ザイード)
カタールの首都ドーハのシンボル的存在であるビン・ザイードについてのご紹介です。ドーハ観光の定番であるスークワーキフの隣なので、ぜひそのまま足を伸ばしてみて下さい♪
カタール・イスラム文化センターの正式名称
ファナール・カタール・イスラム文化センターですが、正式名称はアブダッラー・ビン・ザイード・アルマフムード・イスラム文化センター(Abdullah Bin Zaid Al Mahmoud Is
サウジアラビアのメッカ旅行記③〜カーバ神殿を7周してお祈り〜※動画付き
今回は時間がなくて巡礼をしていないのですが、近々また巡礼に行く予定なので、リクエストがあれば巡礼の様子も次回リポートしたいと思います♪
ちなみに巡礼には二種類あり、ヒジュラ暦(太陰暦)における12番目(最後)の月の第8日から数日かけて行うものをハッジ、それ以外の時に行うものをウムラと言います。
カーバ神殿の周りを7周回る
今回は出来ることだけを行いました。
巡礼の際に、カーバ神殿の周りを反
「王様のピラフ」と呼ばれるピラフがあるアゼルバイジャン料理(コーカサス料理)
歴史的にシルクロードの通り道であり、また、近年ではオイルマネーにより、フレイム・タワーなどの高層ビルも見所であるアゼルバイジャンの料理のご紹介です。
コーカサス地方にあるアゼルバイジャンアゼルバイジャンとは、コーカサス地方にあるトゥルク系民族の国家です。
まず、「コーカサスってどこ?」と言う方のために、コーカサスにある国とは北コーカサスがロシア(の共和国)、南コーカサスがアゼルバイジャン、アル
サウジアラビアのメッカ旅行記②〜メッカに到着していざカーバ神殿へ〜
ホテル到着メッカについて、早速ホテルに向かいます。
ホテルは、カーバ神殿のあるマスジド・ハラームとSAPTCOのバスステーションから歩いて行ける距離に取っていました。
メッカは世界中のムスリムが来るので、サウジアラビアの他の都市よりホテルがたくさんあり、大型ホテルも多く、レンジも高級ホテルからエコノミーなホテルまであります。
(かなり)エコノミーなホテルにしましたが、思ったより綺麗でびっくり
日本人の口にも合うアラブのチーズケーキ・クナーファ(クナーフェ)
クナーファ(クナーフェ)とは?タイトルにはアラブと書きましたが、クナーファ(كنافة)はトルコやギリシア、バルカン半島でも食べられており、中東およびその周辺で広く見られるデザートです。
地域により名前も少しずつ異なりますが、クナーファの大まかなレシピは、カダイフ(カターイフ)と言う小麦粉で出来た細麺状のクランチーな生地、またはセモリナ粉が使われた滑らかな生地に、フレッシュチーズ、アシュタやカイ
サウジアラビアのメッカ旅行記①〜アブハーからメッカへの移動〜
イスラム教徒でないと入れないメッカに行って来た(الحمد لله)ので、旅行記としてまとめたいと思います☆
「الحمد لله(Alhamdulillah,アルハムドゥリッラー)」は「アッラーのおかげで」と言う意味ですが、日本人的に訳すと「ああ、良かった」と言うような感じでしょうか。
イスラム圏ではとにかく色んな場面で耳にすると思うので聞いたことがある人も多いと思います。
メッカとはメッ
アブハーから日帰りで行けるサウジアラビアの有名な観光地リジャール・アルマーとアスィール文化の紹介
サウジアラビアのアスィール州にある有名な観光地リジャール・アルマーのご紹介です。アブハーから45キロ程なので、アブハーの市内観光と合わせて日帰りで楽しむことが出来ます。
リジャール・アルマーの歴史
リジャール・アルマー(Rijal Almaa, رجال ألمع) はアスィール地方にある村の名前で、村には900年の歴史があり、村の中心部には石作りの建物の集合体があります。
これらは集合住宅