カタール文化を体験したりアラビア語を学べるファナール・カタール・イスラム文化センター（ビン・ザイード）
カタールの首都ドーハのシンボル的存在であるビン・ザイードについてのご紹介です。ドーハ観光の定番であるスークワーキフの隣なので、ぜひそのまま足を伸ばしてみて下さい♪
カタール・イスラム文化センターの正式名称
ファナール・カタール・イスラム文化センターですが、正式名称はアブダッラー・ビン・ザイード・アルマフムード・イスラム文化センター(Abdullah Bin Zaid Al Mahmoud Islamic Cultural Center)と言います。
アブダッラー・ビン・ザイード氏はカタールの有名なイスラム学者、かつ、カタールの司法制度の創設者で、彼の名前にちなんで付けられた名前です。
話す時にはビン・ザイードと呼ばれますが、名前が変わったので昔からカタールにいる人はファナールと呼ぶ人もいます。
他にはアブダッラーゼィン、マルカズファナール、スパイラルモスクなどと呼ばれます。
イスラム文化センターの見所
まず、このセンターの一番の見所は美しい螺旋状の塔の外観です。
昼と夜で結構違った様子になるので、お時間がある方は2回訪れることをお勧めします♪
建物の外観にはマシャラビイヤと言う伝統的なイスラム建築のデザインも取り入れられています。
また、入り口から入ると見える、天井のステンドグラスが綺麗です。
センターではイスラム文化について学べる
センターに入って左側にレセプションがあり、レセプションから話しかけられると思いますが、「イスラム文化に興味があり、学びに来た」などと適当に答えて下さい。
レセプションからそのまま真っ直ぐ行くと、このようにイスラームに関して説明がされているコーナーがあります。
イスラームの概要について、歴史を含め、色々な角度からコンパクトにまとめられた説明書きが並んでいます。
平易な書き方がされていることもあり、10〜15分位で全て読み終わる内容かと思います。（英語のみ）
エントランス付近にあるスパイラルタワーのオブジェも可愛いです。
お昼の12時にはお祈りをする姿が見られる
館内の人にイスラームについてわからないことを質問すればきっと親切に教えてくれると思います。
また、センター内にはモスクが併設されており、お祈りをする様子を見ることが出来ます。
通常お祈りの時間は太陽の位置によって決まるので時間も一定ではないのですが、ここでは見学に来た人たちが見られるようにお昼の12時にお祈りをしているそうです。
礼拝をしている人の前を横切らない、大声を出して礼拝の邪魔をしないなど常識の範囲内で見学をしていれば何も心配することはありませんし、何をしてはいけないか心配であればセンターのスタッフに事前に聞いてみて下さい♪
図書館では何と日本語の冊子がもらえる
上の階には図書館もあり、アラビア語と英語だけでなく、様々な言語でイスラームについて学ぶことが出来ます。
インドネシア語、マレー語、ウルドゥー語などのイスラム教徒が多い国/民族の言語の教材や資料はよくありますが、何と日本語と中国語もありました。
無料で冊子（薄い本とも言える）をもらえます。
日本語で書かれている冊子の一部はイスラミックセンタージャパンが監修しているようです。
おまけで写真右下のスパイラルタワーのキーホルダーもくれました。
また、ビギナー向けの標準アラビア語（フスハー）やカタール方言のクラスがあったり、カタール文化を体験できる会（カタールのもてなしを体験したり、カタール伝統料理をご馳走になる）、ドーハ市内のモスクの見学ツアーも開催しています。
公式サイトはあまり更新されていないので、最新の活動についてはFacebookページをチェックするようスタッフの方に言われました。特に広告までは出していないようで、逆にどうやって知ったのか聞かれました。
しかし、アラビア語のクラスなどはワールドカップ中は行われておらず、2023年1月以降再開しています。
以前は無料だったらしいのですが、現在は300カタールリヤルかかります。（カード払いのみ）しかし、お金を払った方がより頑張って勉強する気になる人が多そうなので、個人的にその方が良いのではないかと思います（笑）
イスラムの聖地メッカを3D体験出来る
建物の正面を出て右手にある別館にメッカを3D体験出来るコーナーがあります。
一人一つこのような機械（ゲームをやる人なら家にあるかも知れません）を渡されて頭に付けます。
イスラム教と、イスラム教が生まれる前からのメッカの歴史に関する簡単な紹介を含めた10分から15分程度の動画なのですが、360度の3D効果で臨場感が半端ないです。
映像の最後の方で現在のメッカも映されますが、実際に行った時を思い出すような再現性で感動しました。
メッカに関してはこちらの記事にしています。
また、カーバ神殿の内部は通常は公開されていないので、Youtubeの動画などでしか見たことがありませんでしたが、3Dの映像を見ることができてとても興奮しました。
メッカはムスリムしか入ることが出来ないので、これは皆さんにもぜひ体験して欲しいです！
美しいセンターの外観と並ぶハイライトです☆
服装などの注意点
ドーハ市内ではどのような格好をしていても問題ありませんが、このセンター、特にモスク見学に行く時は少し格好に注意した方が良いでしょう。
とは言え、ここはイスラム教徒以外にも解放されていますので、神経質にならなくていいとは思いますが、短パン・キャミソールはやめましょう（笑）
女性の場合はゆったりとした長袖のトップス（半袖でもカーディガン等を羽織れば大丈夫）に、長ズボンやロングスカートなどが良いでしょう。
髪を巻くスカーフもあれば完璧ですが、なくても問題なく入れると思います。
髪の巻き方ですが、国や地域によって様々なのですが、簡単なイランスタイル（イランでよく見るスカーフや巻き方の一つ）はいかがでしょう？♪
髪をまとめて、スカーフを頭の上からかけ、片方を肩の後ろに回せば終わりです。
私は髪が長いのですが、髪を結ぶのが下手なので、長時間の外出ではなく、少しの時間髪を隠す必要がある時はイランスタイルを採用し、髪をそのまま服（背中側）に入れ、スカーフを巻いています（笑）
男性もぴっちりした服ではなく、長ズボンと袖のあるシャツ（TシャツはOK）がいいですね。
スパイラルタワーへの行き方
スークワーキフから既に見えるので、その方向に向かって歩いて行けばいいと思います。
Googleマップには7:15〜13:15と書いてありますが、実際に開いているのは7時から13時です。
カタールのレストランなどもGoogleマップの営業時間とズレているところが多いので、あくまで参考程度にとらえるのが良いでしょう。
**********************************************************************************インスタグラムでも旅先や世界の料理、カタール生活の写真を投稿しています♪
https://www.instagram.com/bahargul7237/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？