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戦国武将料理

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戦国武将について妄想しながら料理した記録。
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明日という字は明るい日と書くのね。

明日という字は明るい日と書くのね。

珍しい食材を料理しながら、明るい日を待ち望み或いは日々を楽しんでいた?島流しになった大名を妄想した記録。

明日葉 1パック
鰹節  一掴み
味噌  お玉に一杯位
米   1合半

珍しい食材は明日葉。八丈島に自生。ただ、これはスーパーで買った群馬県で栽培された物。
味噌は自家製。↓

元亀三年(1572)備前国(岡山県)に宇喜多直家の次男として生まれた八郎が後の宇喜多秀家。
父の直家は裏切りや暗

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細川忠興漬けイカ

細川忠興漬けイカ

北九州市の小倉城。福岡県内では唯一、天守閣がある城。とは言っても昭和三十四年(1959)に鉄筋コンクリート造りで再建された建造物。
最初に此処に築城したのは毛利氏でしたが、関ヶ原後に豊前の領主となった細川忠興が大規模に修築したのが近世城郭としての始まり。
唐造りと呼ばれる天守閣ですが、私が子供の頃は南蛮造りと言われていた氣がします。

ところで漁師が釣り上げた烏賊を船上で捌いて醤油に漬けて持ち帰っ

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黒田長政バすき焼き

黒田長政バすき焼き

福岡市の西公園に光雲神社(てるもじんじゃ)。
御祭神は黒田如水と長政親子。
現代の福岡の基礎を作った戦国大名親子。

ところで島根県には鯖のすき焼きという料理があると聞く。
ということで島根県とは何の関係もないけれど、黒田長政と福岡の繋がりを妄想したという、超こじつけの記録。

鯖    1尾
白菜   少々
葱    1本
しらたき 1袋
エノキ  1袋
豆腐   1丁
餅    小さいの4,5

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プリャオン・パ豊臣秀長

プリャオン・パ豊臣秀長

2026年の大河ドラマが『豊臣兄弟!』に決まったとか。もう再来年の話かい。鬼が笑うどころか、第六天魔王が笑いそうですな。
ということで主役となる豊臣秀長について妄想しながら、ポルトガル料理を作った記録。

浅蜊    15粒
パクチー  1杷
玉葱    半分
大蒜    1欠け
白ワイン  大匙1
塩     小匙2と少々
オリーブ油 大匙1

天文九年(1540)に尾張中村で誕生した小一郎が後

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栃織田長益には有楽町で逢えません。

栃織田長益には有楽町で逢えません。

もはや自分でも意味不明な題名になってしまいましたが、『有楽町で会いましょう』を脳内BGMに流しつつ料理して、織田信長の弟という戦国サラブレッドな位置に生まれながら、武以外の道に生きた人物を妄想した記録。

栃尾揚げ   1個
葱      1本
ピザ用チーズ 結構多め
昆布     好きなだけ
醤油     大匙2
味醂     大匙1
蜂蜜     小匙半分
黒摺り胡麻  たっぷり
七味唐辛子 

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芋煮と言えば山県、昌景

芋煮と言えば山県、昌景

東北地方には芋煮会という催しがあると聞く。
里芋をメインに様々な具を煮込んだ汁を大勢で頂くとか。
里芋等を煮ながら、元祖赤備えについて妄想した記録。

里芋  7個
人参  1/3
牛蒡  1/2
油揚げ 2枚
葱   細いので5本
酢   適量
醤油  100ml
味醂  100ml
鰹節  一掴み

牛肉を入れて醤油味で仕立てるのが山形風。
豚肉を入れて味噌味で仕立てるのが福島風。
豚肉で味噌

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偽ヴィーガンと影武者

偽ヴィーガンと影武者

ヘッダー画像、何となくクリスマスっぽい?
こういうレシピ本を購入。

ド田舎在住ですが東京には何度も行きました。それでも、この無国籍食堂メウノータという店は知りませんでした。というより高円寺にあるということですが高円寺自体、行ったことないし、何処なのかも知らない。
ヴィーガン料理には興味あったのですが、なかなか適当なレシピがなかった。この本は妥当な値段で、自分でもそれなりに作れそうなレシピが載って

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セロリ新左衛門

セロリ新左衛門

セロリとか茗荷とか独特の香や風味がある野菜が食べられるようになった時が大人になった時かもしれないと思いつつ、最近は忘れられた存在となりつつある頓智名人を妄想した記録。

セロリ      2本
ヤリイカ     5杯
オイスターソース 大匙2
豆板醤      小匙1
生姜       半欠け
大蒜       2欠け

映画「首」を見たことを少し前に書きました。↓

登場人物の中に曾呂利新左衛門

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首と利休焼き

首と利休焼き

胡麻を塗して焼いた魚を利休焼きと言う。千利休が好んだことから命名されたとか。
言わずと知れた茶道の大成者である千利休も登場する話題の映画と利休のその後を料理しながら妄想した記録。

鮭の切り身 2枚
黒摺り胡麻 適量
醤油    大匙2
味醂    大匙2

話題になっている北野武監督の最新作「首」
歴史に興味なくても、日本人なら大概の人が名前位は知っている「本能寺の変」を主題とした映画。
NHK

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味噌落花せ石川数正

味噌落花せ石川数正

落花生に甘い味噌を絡めた料理。子供の頃、おかずなのかお菓子なのかと思いながら、これでご飯を食べた。
生落花生を入手したので自作しつつ、犬のように忠実と言われた三河武士の中にありながら主君、徳川家康の元を去った宿老を妄想した記録。

落花生     正味で100グラム
味噌      50グラム
蜂蜜      50グラム
味醂      20グラム
黒、白摺り胡麻 好きなだけ
油       適量

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塩麴竹中半兵衛

塩麴竹中半兵衛

天下統一を成し遂げた豊臣秀吉に二人の軍師。
どちらも名前に兵衛が付くことから「両兵衛」と呼ばれる。
主に秀吉の前半生に貢献した「今孔明」とも尊称された人物を、二つの「タケ」を料理しながら妄想した記録。

マコモダケ 1本
舞茸    1パック
塩麹    大匙1
昆布    7センチ四方位
酒     大匙1
胡麻油   適量

美濃菩提山城主、竹中重元の子として天文十三年(1544)に誕生。

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小早川秀秋鮭のホイル蒸し

小早川秀秋鮭のホイル蒸し

秋の味覚は農産物だけではない。
海産物も脂が乗って旨味倍増。秋に美味しくなる鮭を料理しながら、裏切者の名を受けて、とデビルマンの歌のような評価を受けてしまった戦国大名を妄想した記録。

秋鮭切り身 2切れ
エノキダケ 1房
人参    半分
インゲン  4本
スダチ   1個
醤油    小匙1
バター   20グラム

天正十年(1582)と言えば、本能寺の変が起こった年ですが、この年に木下家定

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薩摩芋栗め島津義弘

薩摩芋栗め島津義弘

田舎のよい所は農産物を近所から頂ける。
頂いた栗を栗ご飯にしながら、もう一ひねりということで薩摩芋を混ぜて料理しながら薩摩と言えば島津、島津氏の中でも有名で人気も高い戦国時代の島津四兄弟の次男、島津義弘を妄想した記録。

薩摩芋   半分
栗     好きなだけ
米     1・5合
塩     小匙半分
黒摺り胡麻 お好みで

天文四年(1535)島津貴久の次男として誕生した忠平が後の島津義弘。

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足利義昭茄子は嫁に食わすな

足利義昭茄子は嫁に食わすな

秋茄子は嫁に食わすなという言葉。
秋茄子は美味いので、嫁に食わせるなという意地悪い格言?
と思いきや、茄子の旬は夏なので、季節外れの物を食べると体に変調を起こしやすいので、嫁を大事にするなら食べさせるなという解釈もあり。
個人的には、夏野菜は体の熱を取る働きがあり、肌寒くなってきた秋に食べると体温を奪われてしまうという意味ではないかとも考える。
そんなことをつらつらと思いつつ、秋茄子を料理しながら

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