arutsuma

中小企業で働く会社員。 そしてアルコール依存の夫を持つ。

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記事一覧

アルコール依存夫は反省のフリ

義母の家で寝ていた夫は、私が12時〜12時45分まで昼休憩で自宅に戻ってくるのを知っているからそれを避けて翌日13時頃に家に帰ってきたらしい。 その後、ひたすら自室にこ…

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2か月前
2

卒業式

大スリップの翌日は次男の高校の卒業式だった。 ぐだぐだに寝ている夫をそのままにしておくのも危険なので、叩き起こして連れて行った。式の間中、何度も「あぁ…うっ…ゲ…

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2か月前
1

簡単じゃないな

2月24日に夫が退院した。そこまでしか伸ばせなかったからだ。 夫はというと2月に入ってから、ときどき怪しいなと思うことが増えた。 LINEの文章がやけにテンション高かった…

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2か月前
1

近況

クリスマスからかなり久しぶりの更新。 年末年始はカニやおいしいものを食べたりして穏やかに過ごした。といっても1週間に1日だけの外泊なので、元旦の夕方にはまた病院へ…

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4か月前
4

外泊

この土日は外泊許可をもらって夫が帰ってきた。 別居期間があったから約2ヶ月ぶりに自分の家に帰ってきたわけだが、違和感はない。素面のお父さんがいることでやっぱり子供…

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4か月前
5

本の話

入院中の夫にはまた別の本も渡した。チャンス大城の「僕の心臓は右にある」。芸人の本は読みやすいしおもしろいので読んでくれるかなーくらいの気持ちで。そしたらおもしろ…

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5か月前
13

主治医との面談

今日は主治医との面談でした。 前回の入院では10時〜16時までの自由時間があるにもかかわらず喫煙欲求を訴えていたが、「今回は完全に禁煙してるので、欲求がほぼなくなっ…

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5か月前
28

双極性障害

入院する数日前のこと。 躁鬱の症状が少しあるとのことで、炭酸リチウムという薬が処方された。 もうこのときは別居していたので直接聞いたわけではないが、鬱の症状が強い…

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5か月前
2

面会

木曜日にひたすら文句を言われたので、金曜日ほぼ無視した。 無視したというのは雑な言い方だが、どうしようもないし、慰めようものなら「適当なこと言いやがって!」と怒…

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5か月前
4

私のこと

今は夫に振り回されてばかりの生活だが、私は夫が好きです。 私は若いころから流行りの服を着たり、カラオケや飲み会なども頻繁で、社交的に見られていた。家では「鉄砲玉…

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5か月前
6

ほんとうにアルコール依存症なのか

前の記事で2回目の医療保護入院と書いてましたが、正確には1回目は任意、2回目が医療保護です。 1回目の入院の経緯は、仕事のストレスから飲酒がやめられない状態で飲酒運…

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5か月前
3

アルコール依存に向き合う

夫はアルコール依存症だと認めている。これまで数えきれないほどの失敗や犯罪行為を繰り返しているからだ。 だから近所の診療内科からの勧めでアルコール依存の専門クリニ…

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5か月前
4

アルコール依存症という前に

前の記事にも書いたが、アルコール問題以前に心に闇があった。 夫は何かと依存するくせがある。食べ物や服、人などとにかくほどほどがなくそればかりを手に入れたがる。そ…

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6か月前

アルコール依存が進んでいった経緯(家族談)

大きく変わったのは数年前から。夫の友人Aが夜逃げをしてきて行くあてもなく最後の電話というつもりでかけてきたのか、助けてほしかったのかわからないが、流れで家に住ま…

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6か月前
8

アルコール依存のきっかけ

心療内科からもらう薬だけではどうにもならなくなってきた。 もっと強いのを出してほしい!眠剤も安定剤も強いのを求めている。 というのも動悸が激しくなってきたからだっ…

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6か月前
7

不眠・精神疾患・アルコール

夫は結婚したときからすでに不眠症を訴えていた。当時はそれほどひどくもなく昼寝なども幼い子供と一緒に取ることもあり、夜が眠れないという程度だった。ただ薬局で睡眠導…

arutsuma
6か月前
1
アルコール依存夫は反省のフリ

アルコール依存夫は反省のフリ

義母の家で寝ていた夫は、私が12時〜12時45分まで昼休憩で自宅に戻ってくるのを知っているからそれを避けて翌日13時頃に家に帰ってきたらしい。
その後、ひたすら自室にこもっていた。

翌日もその翌日も。

私がいない隙をみて食事をしたり、風呂に入っているようで一体何がしたいのかわからない。反省のフリなのか。
おそらく離婚の話を避けていて、ほとぼりが冷める頃にじわじわ家族ごっこを始めるつもりだ。そも

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卒業式

卒業式

大スリップの翌日は次男の高校の卒業式だった。

ぐだぐだに寝ている夫をそのままにしておくのも危険なので、叩き起こして連れて行った。式の間中、何度も「あぁ…うっ…ゲフ」と言いながらなんとか席に留まることができた。
なんというか、入院で痩せてるのもあるしビジュアルも悪くないので、まぁまぁスーツ姿が似合っているのでごまかしきれたという感じ。

その日はあまり語らず、翌日も反省もありなんとか大丈夫。ただ3

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簡単じゃないな

簡単じゃないな

2月24日に夫が退院した。そこまでしか伸ばせなかったからだ。
夫はというと2月に入ってから、ときどき怪しいなと思うことが増えた。
LINEの文章がやけにテンション高かったり、もう離婚すると言い出したり…あぁ、飲んどるな。と大きく落胆。

ただ16時に病院へ帰りチェックするとひっかからない。だから誰にも注意されない。もっと病院も強化しろよ!と言いたくなることもあったが、結局自分自身が意識しないと何も

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近況

近況

クリスマスからかなり久しぶりの更新。

年末年始はカニやおいしいものを食べたりして穏やかに過ごした。といっても1週間に1日だけの外泊なので、元旦の夕方にはまた病院へ送った。とにかく好きなものをたくさん食べたり、友人も来てくれたりと賑やかではないがとてもゆるやかな楽しい時間を過ごせた。不定期にある動悸が気になっていて血液検査の結果が出たら、先生に言うとのことだった。

そして年明けの検査の結果はリチ

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外泊

外泊

この土日は外泊許可をもらって夫が帰ってきた。
別居期間があったから約2ヶ月ぶりに自分の家に帰ってきたわけだが、違和感はない。素面のお父さんがいることでやっぱり子供たちも嬉しそう。
少し早めにクリスマスらしいことをして、たくさん食べてワイワイしゃべって数ヶ月ぶりに穏やかに過ごせた。

帰りには村上春樹の本を読みたいと言い、数冊ブックオフで購入した。1冊はノルウェイの森で、もう半分読んだと連絡があった

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本の話

本の話

入院中の夫にはまた別の本も渡した。チャンス大城の「僕の心臓は右にある」。芸人の本は読みやすいしおもしろいので読んでくれるかなーくらいの気持ちで。そしたらおもしろかったから星野源も読んだとの電話。
「なんか俺もいろいろあったから何か書きたくなったわ。」と言っていた。
次もなんかエッセイみたいなん持ってきてほしいと催促までしてくれた。
いつまでも外出禁止で確かにイライラはするけど、まさか自分が本とか読

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主治医との面談

主治医との面談

今日は主治医との面談でした。

前回の入院では10時〜16時までの自由時間があるにもかかわらず喫煙欲求を訴えていたが、「今回は完全に禁煙してるので、欲求がほぼなくなっているしかなり落ち着いていますね。実はこちらもかなりびっくりしてるんです。」と言われた。何かあったのかと思うくらい調子もいいみたいで、抗うつ剤も今は飲んでいない。あとジアゼパム?だったか飲酒欲求の離脱を助ける薬もこれから減薬しながらや

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双極性障害

双極性障害

入院する数日前のこと。
躁鬱の症状が少しあるとのことで、炭酸リチウムという薬が処方された。
もうこのときは別居していたので直接聞いたわけではないが、鬱の症状が強いのと攻撃性があったり衝動的な行動をしている傾向があると。

これまでは抗不安薬が主だったが、それを減らしたりと薬をいろいろ変えたらしい。炭酸リチウムの効果は2週間くらいたたないとわからないので血液検査を定期的に行い、調整していくらしい。

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面会

面会

木曜日にひたすら文句を言われたので、金曜日ほぼ無視した。
無視したというのは雑な言い方だが、どうしようもないし、慰めようものなら「適当なこと言いやがって!」と怒鳴るからだ。
ただ毎日病院へは様子伺いのために電話はしていた。問題行動ないですよということだったので家族としては見守るしかなかった。

そして土日に面会に行ってきた。
面会時間は30分で義兄と一緒に行ったが、前半は最悪だった。
とにかく喫煙

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私のこと

私のこと

今は夫に振り回されてばかりの生活だが、私は夫が好きです。

私は若いころから流行りの服を着たり、カラオケや飲み会なども頻繁で、社交的に見られていた。家では「鉄砲玉」と言われ、一回出たら帰ってこないという意味らしいが、とにかく夜遊びも多かった。けれど実は一人が大好きで、一日ダラダラ過ごしたり本を読んだり、梅仕事や柚子仕事、味噌づくりなど地味なことをしているときが一番好きで、本当の自分とみんなとは感覚

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ほんとうにアルコール依存症なのか

ほんとうにアルコール依存症なのか

前の記事で2回目の医療保護入院と書いてましたが、正確には1回目は任意、2回目が医療保護です。

1回目の入院の経緯は、仕事のストレスから飲酒がやめられない状態で飲酒運転や家での問題行動、睡眠不足、睡眠障害などから本人ももう限界かもという状態だった。しかし離脱症状もなく、飲酒欲求もない。おそらく入院中の飲酒もあっただろうが、チェッカーにはひっかからない状態で、アルコール依存じゃないかも…という感じで

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アルコール依存に向き合う

アルコール依存に向き合う

夫はアルコール依存症だと認めている。これまで数えきれないほどの失敗や犯罪行為を繰り返しているからだ。
だから近所の診療内科からの勧めでアルコール依存の専門クリニックにも行った。結果、アルコール依存の薬ももらったが飲酒は治らない。安定剤とウイスキーを一気に飲み、錯乱状態になり警察のお世話にもなった。もちろん被害届などは出していないのですぐに帰ってきたが、それを機に自助グループにも家族で参加してみたが

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アルコール依存症という前に

アルコール依存症という前に

前の記事にも書いたが、アルコール問題以前に心に闇があった。
夫は何かと依存するくせがある。食べ物や服、人などとにかくほどほどがなくそればかりを手に入れたがる。そして突然飽きる。
ただ人に関しては違う。束縛をするし、一人は嫌がる。
そして厄介な性格だ。学歴のことを言われると憤慨する。自分の好きなことは相談なしに勝手にするが、仕事や手続き、書類関係などはわからないからと人に任せる。押し付ける。わからな

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アルコール依存が進んでいった経緯(家族談)

アルコール依存が進んでいった経緯(家族談)

大きく変わったのは数年前から。夫の友人Aが夜逃げをしてきて行くあてもなく最後の電話というつもりでかけてきたのか、助けてほしかったのかわからないが、流れで家に住まわせることになった。
その友人Aはバーをしていたせいか、自分の立場もわきまえず毎日酒を買ってきては飲むようになった。大量にのむことはないし、酒癖も悪くない。夫も最初は久しぶりの友人との会話に嬉しそうにしながら、少し酒の量が増えていった。そし

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アルコール依存のきっかけ

アルコール依存のきっかけ

心療内科からもらう薬だけではどうにもならなくなってきた。
もっと強いのを出してほしい!眠剤も安定剤も強いのを求めている。
というのも動悸が激しくなってきたからだった。とにかく仕事に行く前や、人との会話の中で不安な言葉や自分の中で気になる言葉を聞くとダメらしい。必ず動悸がする!とかなり辛そうな状態になった。
そういう時に酒を飲むと、動悸が止まったのがアルコール依存になるきっかけだったという。いろいろ

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不眠・精神疾患・アルコール

不眠・精神疾患・アルコール

夫は結婚したときからすでに不眠症を訴えていた。当時はそれほどひどくもなく昼寝なども幼い子供と一緒に取ることもあり、夜が眠れないという程度だった。ただ薬局で睡眠導入剤などを買ったが効果はないといいやめてしまった。そして深刻になっていったのは数年前。そのときは何かあると動悸がするというようになった。それからいくつかの病院に行ったが、小馬鹿にされるような態度があり、もう心療内科は行かないと言っていたが、

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