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本の話

入院中の夫にはまた別の本も渡した。チャンス大城の「僕の心臓は右にある」。芸人の本は読みやすいしおもしろいので読んでくれるかなーくらいの気持ちで。そしたらおもしろかったから星野源も読んだとの電話。
「なんか俺もいろいろあったから何か書きたくなったわ。」と言っていた。
次もなんかエッセイみたいなん持ってきてほしいと催促までしてくれた。
いつまでも外出禁止で確かにイライラはするけど、まさか自分が本とか読むとは思っていなかったと自分でも驚いていた。

私が本を読み出してから、いままで見えていたものが違ったり、想像できるようになったように夫にも何か感じてもらえればという気持ちだったので、結果的にはよかった。

私が本をどんどん読むようになったきかっけは子供たちの学校での読書の時間からだった。朝の授業前に15分だったかな?読書の時間があり、長男は本が好きでサスペンスものをよく読んでいたが、次男が本を読まない子でどうしようかなーと思っていたときに、星野源の本を渡してみたらこれがはまった!休み時間も読みたくてしょうがないというようになり、阿佐ヶ谷姉妹のエッセイやハライチの岩井勇気の「僕の人生には事件が起きない」などをいろいろ渡すうちに私もどんどん読むようになった。同じように次男もどんどん読むうちに「夏の庭」や「西の魔女が死んだ」など物語もなんなく読めるようになり、いつのまにか読書が苦じゃなくなったようだ。高校生になってからはめっきり読まなくなってしまったが、またいつか時間ができたときに読むだろうと思うし、人生でつまづいた時には本からヒントも得るだろうと考えている。

実際クラスメイトとうまくいかなかったときは、本があるから平気だとよく一人で本を読んでいたそうだから、本のおかげで強くなった気がする。

本は裏切らないし、待ってくれるし、何度も読み直せるし、人生のヒントもくれるし、自分だけじゃないとも思わせてくれる。さて今日からは!なんて調子のいい自分の後押しもしてくれるし、なんなら趣味は格好良く「読書」なんてことも言える。そんなにたくさん読んでないけど、少しならついていけるようになったなーと成長した気にもさせてくれる。

ちなみに私は本を読みながら寝落ちするのが一番好きなのです。


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