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アルコール依存が進んでいった経緯(家族談)

大きく変わったのは数年前から。夫の友人Aが夜逃げをしてきて行くあてもなく最後の電話というつもりでかけてきたのか、助けてほしかったのかわからないが、流れで家に住まわせることになった。
その友人Aはバーをしていたせいか、自分の立場もわきまえず毎日酒を買ってきては飲むようになった。大量にのむことはないし、酒癖も悪くない。夫も最初は久しぶりの友人との会話に嬉しそうにしながら、少し酒の量が増えていった。そして友人Aの身内が行方不明者とし荷物を引き上げて、徐々に家にいることを伝え家族と繋げることができたのはいいが、バーの酒を別の友人Bの家に持って行っていた。元々地元が同じなのでみんな知り合いではあったが、友人Bは夫だけが長年付き合いをしていた。その友人Bも仕事をしておらず昼間からいたので、そこに行っては酒を飲んだり遊んだりしていたそうだ。夫からすれば自分が助けたのにコソコソ関係を築きやがって!ていうか、一回死んだつもりで仕事探して頑張れよ!とも思っていてそのストレスもあった。友人Aは典型的な人たらしで末っ子気質のため、自分の都合のいい様子に呆れてもいた。そこで夫は自分が休みの日に友人Bの家に行き、ウイスキーなどを飲んでベロベロになることが増えた。
おそらくそこでウイスキースカッと忘れる気持ちよさを覚えたのかもしれない。そこから数年はそんなモヤモヤした気持ちが消えなかったのも事実だ。夫とゴルフに行こうと誘えば、それを介して知り合いを作ろうとする。夫からすれば俺を差し置いてこいつ!とよく怒っていたし、本人にもかなり酔って文句を言ったこともあった。友人Aはそもそもそれが自然な行動で悪気などはなかったが、周りから見てもいい行動ではなかった。とにかく夜逃げをしているから地元に知り合いや友人が少なかったからだろう。
しかも全てなかったことにして、適当にメルカリで少し稼いではマッチングアプリなどで遊んだり、好き勝手している様子にイライラが募っていった。
本人は違うというが、それからズルズルとアルコール依存の道を進んでいったように家族は考える。
大きく酔った日は大人しくなり、自分の悩みなどを話すし謝るし、反省もするが、また1ヶ月ほどおとなしかったと思えば、ベロベロで暴言を吐く。
それがさらに大きく変化したのは、2年前。仕事でみんなをまとめる立場になったことだった。このあたりから大きな闇を抱えるようになった。


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