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「繋がり疑惑?で炎上した私」のその後を描く小説

バンドマンの好きな人ができた


遠くて近い距離にいる、私が欲しいものを何もかも持つ存在

そのくせ甘ったれで最初は無性にイライラさせられたけど、積極的に少しずつ前へと進んでいって、いつしか掛け替えのない、生まれて初めて心の底から向き合いたいと思えるような彼に変わる

そんな王子様に選ばれて幸せ、めでたしめでたし

…で、終わらなかった


魔法は解けて、化けの皮が剥がれ、ネット上が大騒ぎになる

裏切られた私の鍵アカは晒されて、卒アルが流出すれば本名は割れて、職場も特定されたら辞めなきゃいけなくて、浴びせられる罵詈雑言、すぐにアンチスレが掲示板に立てられるとそこに並ぶのは誹謗中傷、画面の先で笑う信者や群がる野次馬に追い詰められる

指ひとつで簡単に殺される世界

死ねばいいのにと書き込まれた私の命を音楽が救ってくれたけど、今更どう説明したって信じて貰えないなら、全部捨てて逃げよう

でも、私はこれからどこへ行けばいいの?

(★生きていると色々なことがあって、どうしてこんな目に遭うんだろうとか、自分だけ報われないような気がする、けど、それらは生きているからこそ味わうことが出来るものだと、思いを込めてあなたに届けます)


※こちらはキリング・ミー・ソフトリーの後半に当たる物語ですが、工夫を凝らして前半を全く知らずとも楽しめる内容にしました。
ただ、通して読むとより一層面白いかも?
引き続き短時間で読みやすいよう意識的に短く区切った文章と、各話タイトルの元ネタは「曲」。




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