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EMDR治療#12 現在の夫からの不同意性交

わたしの感覚だけど、 EMER(PTSD治療)は、現在から遠いほどストレスは少ない。 生後6ヶ月の記憶からスタートして、現在に近づくにつれ、治療前は気が重くなっていった。…

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1か月前
2

あれはきっと、見えないネグレクトだった

子どもが被害に遭うニュースを見るたび、とてつもなくいたたまれない気持ちになる。 すごく悲しいし ものすごく腹が立つ 親になった今も、虐待する親の気持ちより、過酷…

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3か月前
5

良い人に傷つけられる優しい人

EMDRで複雑性PTSDの治療を続けるうちに、わかったことがある。 わたしを深く傷つけた人達は、 揃いも揃って「良い人」だった。 それは私にとってじゃなくて、 周りの人…

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5か月前
5

EMDR治療#11 前夫のDVと向き合う

原家族から逃げるように18歳で家を出て、家族の愛を渇望していた私は二十歳で結婚し、新しい家族を作った。 一緒に暮らしてみると、想像以上に私も夫も未熟で、子育ては生…

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6か月前
3

PTSD治療の実情 とてもじゃないけど書ける状態ではありませんでした

やっとnoteを開けるようになりました。 EMDRによるPTSD治療が順調に進み 生後6ヶ月からスタートした治療は、人生ゲームのようにコマを進め、じわじわと現在に近づいてき…

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6か月前
3

EMDR治療#10 初めての夫婦面接で夫の発達障害を掘り下げる

いつもは車で送迎してくれる夫と、初めて2人でカウンセリングに来た。 夫の発達障害の話しが出てから、私は沈んだ気持ちで過ごしていた。 もうフラッシュバックが起こっ…

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9か月前
3

夫に発達障害を告げる

前回のカウンセリングで、おそらく夫は自閉症スペクトラム(ASD)の特性を持っているのでは?と、間接的な仮の診断を受けた。 私からの聴き取りでも診断できるとのことだ…

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9か月前
8

EMDR治療#9 トリガーとしての夫の特性

EMDR治療の前に、聴き取りのカウンセリングが必ずある。 特徴的なのは、わたしが話した人全てを先生は分析、診断しながら聴いていること。 治療を受けるのは私だけど、PT…

arutoosanpo
9か月前
5

理不尽な子ども時代を支えてくれたのはエンタメでした

EMDR治療の初回カウンセリングで、先生に聞かれてピンとこなかったことがある。 「そんなに辛いことばかりなのに、どうやって過ごしてたの?」 え?と止まってしまう。 …

arutoosanpo
9か月前
3

雑感 子どもは親の持ち物じゃない

複雑性PTSDの治療を始めて4ヶ月 両親や周りの大人たちの事で、いくつかわかった事がある。 物心ついた頃から、どうやら私は親に大切にされていないと気づいた。 家と食…

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10か月前
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EMDR治療#8 カサブタの下にはカサブタがある 父の記憶

親戚付き合いはほぼしないけど、 あまり関わりのない父とは、盆正月くらい顔を合わせる。 根深いトラウマ記憶の対象の母は他界しているし、帰省しても父とはほぼ話さない…

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10か月前
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EMDR治療#7 カウンセリングで現実を整理

#5 、6は書けなかった。 本丸から派生して、改めて母との記憶に取り組んだ。 EMDRもこれまでのようにスッキリしない。 当たり前だけど、母の記憶は人生のあちこちに影響し…

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10か月前
3

EMDR治療、近況と経過を少し

前回のAの記憶処理で、母とのPTSD処理が不十分なことがわかり、ここしばらくは、母との記憶をターゲットにEMDR治療しています。 時々現れる、謎の虚脱感の正体が母との関…

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11か月前
4

EMDR治療#4 根深い本丸2回目

10歳頃の本丸トラウマに挑んだ前回。 10のうち1の引っかかりはあるものの、てっきり次に進むと思ってた。 カウンセリングする中で、本丸トラウマの加害者(以降Aとする)…

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1年前
7

娘の不登校の理由はPTSDかもしれない

中1の娘は、小学校4年生頃から学校を休みがちでした。 しんどくなってきたら、親子で時間割を見ながら、できるだけ支障のない日を選んでお休みする。 急なお休みは私も困…

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1年前
14

EMDR治療#3 いよいよ本丸10歳頃のトラウマと向かいあう

EMDR治療とはどんなものか? 少しずつわかってきた。 思ったより複雑で、繊細な治療。 そして、ただのカウンセリングよりそれなりに痛みも伴うということ。 毎回ターゲッ…

arutoosanpo
1年前
4

EMDR治療#12 現在の夫からの不同意性交

わたしの感覚だけど、
EMER(PTSD治療)は、現在から遠いほどストレスは少ない。

生後6ヶ月の記憶からスタートして、現在に近づくにつれ、治療前は気が重くなっていった。

前回の前夫の回も気が重かったけど、今現在一緒に暮らす夫とのトラウマ記憶を扱うんだ、、、と思うと、前回の治療直後からすでに気が重かった

考えすぎるとフラッシュバックが始まってしまうから、できるだけ考えないように、先生と考えて

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あれはきっと、見えないネグレクトだった

子どもが被害に遭うニュースを見るたび、とてつもなくいたたまれない気持ちになる。

すごく悲しいし
ものすごく腹が立つ

親になった今も、虐待する親の気持ちより、過酷な人生を数年で閉ざされた子どもを思うと、胸が苦しくて仕方ない。

自分の子ども時代を振り返ると、決してニュースになるような暴力はなかった。(父から母への暴力はあったけど)

ご飯は三食たべれたし、服も兄のお下がりだけど、最低限ではあった

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良い人に傷つけられる優しい人

EMDRで複雑性PTSDの治療を続けるうちに、わかったことがある。

わたしを深く傷つけた人達は、

揃いも揃って「良い人」だった。

それは私にとってじゃなくて、
周りの人達から言われる「良い人」

仕事や人間関係に真面目だったり、
友達が多かったり、
ご近所の評判が良かったり、

私以外の誰からも「良い人」と言われる人達。

ご近所から評判の良い母が私に優しくなくても

幼なじみや友達がたくさ

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EMDR治療#11 前夫のDVと向き合う

原家族から逃げるように18歳で家を出て、家族の愛を渇望していた私は二十歳で結婚し、新しい家族を作った。

一緒に暮らしてみると、想像以上に私も夫も未熟で、子育ては生きがいになったが、夫婦という大人同士、他人同士の関係性はとても難しかった。

頑張りたい私と、何も頑張りたくない夫と価値観を擦り合わせる為に、大きな労力を要したけど、結局は夫の暴力性を目の当たりにすることになった。

事前カウンセリング

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PTSD治療の実情 とてもじゃないけど書ける状態ではありませんでした

やっとnoteを開けるようになりました。

EMDRによるPTSD治療が順調に進み

生後6ヶ月からスタートした治療は、人生ゲームのようにコマを進め、じわじわと現在に近づいてきて、、、

今に近ければ近いほど治療はしんどく、治療後のフラッシュバックも強く、これまで1〜2日で治ったものが、3日〜1週間かかるようになりました。

(治療後に脳内処理がしばらく続くことはよくあります、術後の経過みたいなも

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EMDR治療#10 初めての夫婦面接で夫の発達障害を掘り下げる

いつもは車で送迎してくれる夫と、初めて2人でカウンセリングに来た。

夫の発達障害の話しが出てから、私は沈んだ気持ちで過ごしていた。

もうフラッシュバックが起こったからといって、夫に気づいてもらったり、慰めてもらうことは期待できない。

そのキッカケが夫だったとしても、、、
夫の特性だもんな、仕方ない、、、

これまでより孤独を感じてしまい、泣いてばかりいた。

がっつり診断を受けるつもりの夫は

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夫に発達障害を告げる

前回のカウンセリングで、おそらく夫は自閉症スペクトラム(ASD)の特性を持っているのでは?と、間接的な仮の診断を受けた。

私からの聴き取りでも診断できるとのことだったけど、お迎えの車の中ですぐに夫に話した。

これまでの私の思考パターンは、
こんな事言われたら私だったら嫌だな、夫が傷つかない言い方しなきゃな。だった。

あなたは発達障害で、私の感覚ではASD(AS含む)かもしれない。

でも、お

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EMDR治療#9 トリガーとしての夫の特性

EMDR治療の前に、聴き取りのカウンセリングが必ずある。

特徴的なのは、わたしが話した人全てを先生は分析、診断しながら聴いていること。

治療を受けるのは私だけど、PTSDの治療には関わった人達それぞれの役割や特性を知ることも必要。

話しやすい雰囲気の中、挟み込まれる小さな質問は、周りの人達の生い立ちや嗜好、友達関係、そして精神医学的な特性など細かく分析さてれいく。

フラッシュバックの蓋を開

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理不尽な子ども時代を支えてくれたのはエンタメでした

EMDR治療の初回カウンセリングで、先生に聞かれてピンとこなかったことがある。

「そんなに辛いことばかりなのに、どうやって過ごしてたの?」

え?と止まってしまう。

たしかに、家族との楽しい思い出も少ないし、学校が好きだったわけでもない。

いったい、何を支えにあの頃を生きてたんだっけ?

よーくよーく思い出してみると、
とにかくテレビだけが楽しみだった事に気がついた。

数少ない親の教育方針

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雑感 子どもは親の持ち物じゃない

複雑性PTSDの治療を始めて4ヶ月

両親や周りの大人たちの事で、いくつかわかった事がある。

物心ついた頃から、どうやら私は親に大切にされていないと気づいた。

家と食事はあったから、生きていくには困らなかったけど、

私はいつも寂しくて、何かに困っていて、でも誰も気にかけてくれなかった。

両親は古い友人も多く、家はいつも大人達でワイワイしてた。

暇つぶしに私とトランプをする大人もいて、友だ

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EMDR治療#8 カサブタの下にはカサブタがある 父の記憶

親戚付き合いはほぼしないけど、
あまり関わりのない父とは、盆正月くらい顔を合わせる。

根深いトラウマ記憶の対象の母は他界しているし、帰省しても父とはほぼ話さない。

それでも、フラッシュバックの蓋が開いてからは、前より帰省が不安になった。

この夏はお盆の他にも父に会う機会がある為、思い出したくないのに、いくつかの場面がフラッシュバックする。

今回は、おそらく予定にはなかった父の記憶と向き合っ

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EMDR治療#7 カウンセリングで現実を整理

#5 、6は書けなかった。
本丸から派生して、改めて母との記憶に取り組んだ。

EMDRもこれまでのようにスッキリしない。
当たり前だけど、母の記憶は人生のあちこちに影響してるから、根の張り方も複雑みたいで

他のトラウマ記憶と絡んでしまっているようだ。

また、この間もうひとつ気が重かったのが、夫との関係。

仕事絡みの資格試験のため、しばらく集中したいとのことだった。
コミュニケーションが上手く

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EMDR治療、近況と経過を少し

前回のAの記憶処理で、母とのPTSD処理が不十分なことがわかり、ここしばらくは、母との記憶をターゲットにEMDR治療しています。

時々現れる、謎の虚脱感の正体が母との関係で確認できた。

でも、これまでのようにサクサク進まない感じはしている。

核心に迫ることを、どこか回避しようとしてしまう。

ターゲットに上手く集中出来ない。

こうして文字にすることも、なかなかできなかった。

脱力感と同じ

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EMDR治療#4 根深い本丸2回目

10歳頃の本丸トラウマに挑んだ前回。
10のうち1の引っかかりはあるものの、てっきり次に進むと思ってた。

カウンセリングする中で、本丸トラウマの加害者(以降Aとする)の記憶がなかなか出てこない。

「どんな人だった?」と問われても「周りからの評価が高かった」くらいしか思い出せず、あれ?なんで?よくわからない?と、なってしまう。

どうやら、Aに対して解離性健忘を起こしてたらしく、身近な存在だった

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娘の不登校の理由はPTSDかもしれない

中1の娘は、小学校4年生頃から学校を休みがちでした。

しんどくなってきたら、親子で時間割を見ながら、できるだけ支障のない日を選んでお休みする。
急なお休みは私も困るから、みんな納得できて良いかんじでした。

中学校もこのスタイルで行こう!
そう話していたのに、行きたくない日が増え、明らかに学校ムリな方向に、、、

行きたいけど行けない。
この時期が親子共にいちばんしんどい、、、

お兄ちゃんお姉

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EMDR治療#3 いよいよ本丸10歳頃のトラウマと向かいあう

EMDR治療とはどんなものか?
少しずつわかってきた。

思ったより複雑で、繊細な治療。
そして、ただのカウンセリングよりそれなりに痛みも伴うということ。

毎回ターゲットを絞って、当時をしっかり思い出す必要があるため、感情も体感もすごくリアル。
だから心の準備と覚悟は必須。

今回は覚悟はもちろん、数日後の予定も確認された。

私の人生において、避けては通れない部分だし、これ以上先延ばししても仕

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