EMDR治療#14 クラスの全女子に無視されたトラウマと向き合う①

※今回は過去の下書きの文章に加筆しています。



大きなトラウマ治療が一段落したものの、ずっとモヤモヤしている事があった。

物心ついた頃から人間関係づくりが苦手で、特に女子グループが大の苦手。

大人になっても、職場や趣味の集まりなど、どこにいっても女性はグループを作りたがる。

その場ではなんとなくやり過ごせるけど、仕事を辞めたり、引っ越したりのタイミングで、縁は切れていく。

やりたい事があっても、きっとまた女性グループ分があるんだろうなーと思うと、何かを始める事がおっくうになる。


トラウマ的な記憶は中1の頃。
クラスの女子全員から無視された経験が元になっている気がする。

大きな火傷の痕がある為、小さい頃からからかわれることはよくあった。
でも、周りが成長するにつれ、目に見える火傷のことは言われなくなり、思春期になると、無言で無視されるようになった。


その時の気持ちはぼんやりしているけど、詳しく話すと治療の必要アリと判断された。

いつものように視覚、聴覚、触覚を刺激しながらEMDR治療が始まる。


対話しながら記憶を辿っていくけど、周りの子達が何も話してくれなくて、私の何が嫌なのかわからくなる。

自問自答し、自分なりに工夫してみるけど、何も教えてもらえず、とにかくモヤモヤし続ける。

私の何が悪かったのか?

女子たちとの間に、言葉にならない違和感があるけど、それが何なのかわからない。

泣きながらそう訴えると



先生は淡々と、私の目を見て言った。

そうだね、
でも、あなたと同じ経験をしてる子は、クラスにそういないからね。



一瞬意味がわからなかった


え?みんなと違う?

なんのこと?

勉強はふつう。
運動もふつう。
できるだけ目立たないように、ふつうにしてるつもり。

ぐるぐる考えて、

まさかと思うけど、

Aにされたコト?ですか?


先生は静かに頷く。

「クラスの女子が10人とか15人だから、幼少期に性被害に遭った人は統計上クラスには他にいないかな」


え?そうなの?

頭のなかをハテナが渦巻く…



※長くなるので、①②に分けます。

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