EMDR治療#7 カウンセリングで現実を整理


#5、6は書けなかった。
本丸から派生して、改めて母との記憶に取り組んだ。

EMDRもこれまでのようにスッキリしない。
当たり前だけど、母の記憶は人生のあちこちに影響してるから、根の張り方も複雑みたいで

他のトラウマ記憶と絡んでしまっているようだ。


また、この間もうひとつ気が重かったのが、夫との関係。

仕事絡みの資格試験のため、しばらく集中したいとのことだった。
コミュニケーションが上手くできてきたし、優先すべき事は、しっかり集中して早く終わらせてもらいたいと思った。

仕事に誇りを持つ夫は大好きだ。


そうして、苦手な筆記試験をなんとか合格して、しばらく過ごしてたら、なんだかモヤモヤしだして、、、

気づけば、また元のコミュニケーションなしの状態に戻ってしまった。

忙しい期間が終わっても、優先順位上位に私とのコミュニケーションが、自然と上がることはない、、、

そんな想いは、母との記憶と繋がり、元夫の記憶と繋がり、また1人で抱え込むループに入ってしまう、、、


夫の状況に左右される自分が嫌で、
言い出せない自分も嫌になり、

こんな状況でPTSDの治療なんて、意味あるかな?と思うようになった。


未来のために過去を治療してるのに、
不安定な現在が足を引っ張る。

私の様子を見た先生は、今回はEMDRはせず、話すだけのカウンセリングにしてくれた。

アドバイスされるのが嫌いで、一般的なカウンセリングも好きではないけど、今回は頭と気持ちが整理された。


・夫と母の共通点を見つけてしまう
・待っている間にフラッシバックが起こる
・話すと不安が現実化しそうで、言語化できなくなる

等のパターンが水面下でループしがちなことがわかり、頑張って早めに伝わることが課題になった。


そして、話してて気づいたことで、1番ビックリしたこと。

夫と暮らして10年くらい、大きなフラッシュバックがなかった事の方が異常事態だったらしい。

それまで、不定期に落ち込んだり、フラッシュバックするのが当たり前、

つまり私にとっては、そっちがデフォルト。


知り合った当初はもちろん、長期出張の多い夫は、過剰な愛情表現をする人で、それが私の愛着を安定させていたらしい。

家庭内ストーカーと笑うくらいの夫が、フラッシュバックの蓋の代わりを担っていた。

ここ数年は長期出張がなくなり、夫は毎日私に会えるため、夫の愛着は安定し、過剰な愛情表現はしなくなった。

そして、蓋の代わりがはずれたら、当たり前のようにまたフラッシュバックが始まった。


そう話すと、夫もすごく納得した。


そもそも治療が手付かずの頃は、思い詰めたり、フラッシュバックするのがデフォルト。

人間関係を築くのも昔から苦手だったけど、愛着が安定してた頃は、新しいコミュニティにも飛び込んだ。

数年前にそのコミュニティも離れたけど、これもまた愛着バランスの波と違和感ない。

愛着不安定でPTSDの症状が基本形。
夫との関係で、たまたま安定していただけ。
夫婦関係のバランスが変化し、隠れてた愛着障害やPTSDが表面化した。

フラッシバックの嵐は、1年前から突然起こった気がしてたけど、人生レベルで俯瞰するとクリアに見えた。



先生も現実が安定している方がら治療には良いと話していた。

私自身は、治療と現実の愛着は、両輪だと思ってる。

2週間毎の治療を支えて、先に進めるのは、その間の14日の過ごし方。
次の治療までの14日間、周りの人達との関わり方が、EMDRと同じくらい大切だと思う。


治療と愛着の回復を繰り返していけば、いずれは夫や家族にも振り回されない私になれる。

そう信じて、前に進もう。


いつかきっと、私も
私の周りの人も自由になれる。

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