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特性のサポートの中に「共感覚」を

時は穏やかに流れ、心は少しずつ癒えていく。周りの人に感謝しながら、今やるべきことをやる、床に這いつくばってでも。だけど少し疲れたら、無理せず休んで、また歩き出す。そんな風な毎日を、今。

色々な特性があっても、心は幸せで満たされるべきだ。「普通と違う」?そもそもの「普通」の定義に疑問視するべきであって、今は個性を尊重する時代。受け入れられる時代になった。

様々なものはそれぞれに使いやすいようカスタマイズできる時代。幸せになる方法や、ケアも個々に合わせカスタマイズし心が満ち満ちていってほしいと願う。

「こうあるべきだ」という発言はとても無責任で自己中心的で、普段使わないように気を付けている言葉であるが、幸せに関しては皆が幸せであるべきだ。満たされるべきだ。

こういうことを書くとどんな悪党でも?などと面倒くさいことを言われることがたまにあるが、本当にそこにもかかるように話しているのかその倫理観くらいは説明しなくてもわかっておけよ、と私は言いたい。

共感覚を伝えながら、様々な特性を持つ人を知ることになった。そして、それらをすでにサポートし、温かい環境を作ろうと努力している人たちも知った。そんな人たちに協力し、特性のサポートの中に「共感覚で生きづらさを感じる人もいる」ということを知ってほしい。

私は今、共感覚だけで生きづらさを抱えているわけでない。

色々ある。色々あるが、今は信頼できる人、先生に助けられながら闘っているところだ。助けたいと願っていたのに、助けられているのだ、今の私は。

それでも私の知識、体験で、指先から生み出される文章で、誰かを満たしていくことができたら。幸せの道しるべになれたら。

人を幸せにしたい、とはなんと贅沢で責任感のある願望なんだろう。それでもそんな夢を、諦めたくはない。

心が癒えると優しくなれる。その優しさを、大切にしていきたい。

山口葵

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