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わたなべ はな
2023年8月29日 17:55
今年は暑さが長く続くと聞いていた。だから秋が遠い、もしくは来ないのではと、遠く秋へただ手を伸ばしていた。しかし9月が近づき始めると、秋の足音がするではないか。空に浮かぶ雲は秋へと流れ、虫の声は移ろい秋を呼んでいる。まだまだ猛暑日と言われるなか、どことなく以前より過ごしやすく感じ、秋の気配へ目を移す。そして思うのだ。ごめんね。ありがとう。それはまるで、親が子を思う様に似ている。
2023年5月23日 21:43
夕空を見た時、人は何を想うのだろうか。一日を振り返ったり、誰かを想ったり、センチメンタルになったり、様々なのだろう。私はだいたいいつも、懐かしい風景が想起される。学校の放課後、小さい頃行った野外ライブの空、昭和の夕暮れ、海の向こうの遠い街。暖色に染められた混じり気のある空気が、同時に鼻の中に入ってきて、心が暖かくなる。息が吸える。自分でも、どうしてそれが想い出されるのかは分からない。心
2023年1月7日 11:41
テレビ番組で、2000年前に沈没した船に眠っていたとある円盤から、驚くべき発見があったと紹介されていた。それは数十個の緻密な歯車でできており、月の位置やオリンピックの開催年などが分かる機械。「言わば2000年前のコンピュータ」なのだそう。おお、すごい。これは驚いた。専門家も大変驚き歓喜したとのこと。「こんな文明が、2000年も前にあったなんて!」とテレビが言う。たしかに。と思う反面、どことなく、で