甘め

散るまでが花

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散るまでが花

記事一覧

こころの行き先

心の底から安心して「ただいま」って言える場所が欲しいと願っているはずなのに、気兼ねなく身を委ね、委ねあえる肩があればいいと思うのに、結局わたしはどこにも留まるこ…

甘め
3週間前
24

過去の自分にさよならをする

今年の春卒業した大学に、つい数日前に行ってきた。 なぜかというと卒業式に参加しなかったから 式に出て袴を着るどころか、卒業証書も受け取らず、学生証も返却できていな…

甘め
2か月前
31

探してる

日々だんだんと、空気に夏の匂いを感じるようになってきた。 「夏の開始は7月1日から」と私のなかの四季時計では定めているので、いまは夏を迎えるための準備期間なのだ…

甘め
2か月前
17

ひたむきに、4月

4月が始まった途端、1日1日が矢継ぎ早に過ぎていくから息つく間もなくて。いつのまにやら夜だし、いつのまにか次の日が来ている。 入社してもうすぐ1カ月が経つ。がち…

甘め
3か月前
19

去年の3月初めに載せたnoteには「来年は春に見合う笑顔に、心がちゃんと春めいていますように」と書かれていた。
笑顔はまだぎこちないけれど、大笑いする準備はできたし、心もいくらか春めいていると思う。1年でここまで自分は変われる、変わっていくんだこれからも。

甘め
4か月前
13

旅に出ていく春

この頃は夜よりも朝のほうが寂しく、心細い。 わたしはついに入社式を終え、まもなく新社会人になろうとしている、4月がすぐそこまで来ている。 3月に入ってから、心も現実…

甘め
4か月前
16

生まれ変わっても

3月だ、2024年が明けて3ヶ月目 大丈夫だろうか、わたしは時の流れについていけているだろうか この1年半弱というもの、今日にいたるまで生きた心地がしないほど苦しい日々…

甘め
5か月前
26

日記 時間の流れ方が好きだった

2024年 2月12日 3連休の最終日 いつもよりは早めに目が覚めた今日、部屋に陽が眩しいほど差し込むのを見て、外の空気を吸って太陽を全身に浴びたい気持ちになり、お昼ご…

甘め
5か月前
54

希望を手にとっていく

希望の話を書きたいなって思った。 ふと思えば今まで、自分の過去や心と向き合って、じっくり反省する内容ばかりだった気がするから、今回はそういうのお休みして、もう少…

甘め
6か月前
16

繋いでいるだけの日々

その日の夜にやっているテレビドラマで、ああそういえば今日◯曜日だったのかと実感する。それくらい日にちや、朝昼晩の境い目が消えかかった生活をしている。頭の中に飲み…

甘め
7か月前
15

きみをお守りにする

心の中は誰にも見えないから なにを思っても、 誰をいつまで大切に想っていても自由なんだ 私はいつもこれを忘れてしまう。 実はここから1つ心に決めたことがある それは…

甘め
9か月前
21

昔話にはしたくない

何度眠って、何度目が覚めても あの人やあの子やみんなは、もういない。 季節は巡って別れから1年が経とうとしている。 私が今日まで抱えてきた憂鬱の根っこにあるのは 「…

甘め
10か月前
21

波が引いて

前回のnoteから2週間が経って もうすっかり秋になった。  何度も打っては消すを繰り返しているこの文章、 ぼんやりしてるとあっという間に 9月に置いてけぼりされてしまう…

甘め
11か月前
16

消えちゃえ

突然ですが、「死にたい」と願って頭から 離れなかったことはありますか? 私はあります、今までに何回あったのかは よく覚えていないけれど、なんなら今も。 実は今回、こ…

甘め
11か月前
20

夏になったら私を思い出して。
「8月といえばあの子は」と、
思い浮かべて胸を痛めればいい。
夏を通り抜ける度、私は綺麗になるからね

甘め
1年前
12

とまらない

考えごとが止まらない 気持ちは毎秒動いて流れていく 1つずつ整理したいのに 追いつく間もなく、風のように過ぎていく。 どうにかそれを、言葉にして 繋ぎとめておきたかっ…

甘め
1年前
12
こころの行き先

こころの行き先

心の底から安心して「ただいま」って言える場所が欲しいと願っているはずなのに、気兼ねなく身を委ね、委ねあえる肩があればいいと思うのに、結局わたしはどこにも留まることができず、じっとしていられず、ひたすらに歩き続けてしまうのだろうか。ひとりが良いのかふたりが良いのか、そんなことをぼんやりと、もう長い間考えている気がする。
わたしはどうなりたいんだろう

実はいま、会えたら少しだけ嬉しくなる人がいる。そ

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過去の自分にさよならをする

過去の自分にさよならをする

今年の春卒業した大学に、つい数日前に行ってきた。
なぜかというと卒業式に参加しなかったから
式に出て袴を着るどころか、卒業証書も受け取らず、学生証も返却できていないままだった。大学から連絡がこない限り、下手したらいつまでもこのままにしていたかもしれない。そのくらい大学を、学生だった自分を、切り離して今のわたしから消そうとしていた。

卒業はしたものの、最後の1年はほとんどゼミの教授の力添えがあって

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探してる

探してる

日々だんだんと、空気に夏の匂いを感じるようになってきた。
「夏の開始は7月1日から」と私のなかの四季時計では定めているので、いまは夏を迎えるための準備期間なのだけど、毎日の慌ただしさから全然準備を進められていない。だからかな、最近は常にうっすら焦ってる気がする。夏が1番好きだから余計だ。でも少しだけ気持ちがいい焦燥感、素直に走り出したくなるような気持ち。

これからやりたいこと、始めてみたいことが

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ひたむきに、4月

ひたむきに、4月

4月が始まった途端、1日1日が矢継ぎ早に過ぎていくから息つく間もなくて。いつのまにやら夜だし、いつのまにか次の日が来ている。
入社してもうすぐ1カ月が経つ。がちがちに緊張しながら笑っていた1日目、職場の人との距離感や振るまい方に戸惑っていた3日目、新しいことを覚えていくのが楽しくなり始めた5日目、頑張りすぎず、ほどほどなバランスを探り出す7日目。こうして少しずつ「社会人」の自分に慣れていこうと、い

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去年の3月初めに載せたnoteには「来年は春に見合う笑顔に、心がちゃんと春めいていますように」と書かれていた。
笑顔はまだぎこちないけれど、大笑いする準備はできたし、心もいくらか春めいていると思う。1年でここまで自分は変われる、変わっていくんだこれからも。

旅に出ていく春

旅に出ていく春

この頃は夜よりも朝のほうが寂しく、心細い。
わたしはついに入社式を終え、まもなく新社会人になろうとしている、4月がすぐそこまで来ている。
3月に入ってから、心も現実も大きく変わっていく予感を無視できなくなった。絶対これから忙しくなる、その前に自分に向き合って、いま立っている場所を確かめたい。

入社式の1週間ほど前、忘れられない、これからも忘れることはないであろうあの人が、心を切り替えて前に進んだ

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生まれ変わっても

生まれ変わっても

3月だ、2024年が明けて3ヶ月目
大丈夫だろうか、わたしは時の流れについていけているだろうか
この1年半弱というもの、今日にいたるまで生きた心地がしないほど苦しい日々があった。壊れたもの失ったものは多く、朝まで眠れず泣き通した夜も数知れない。ついに社会人となる節目を前に、これまでの事をここに書いて、置いておきたい。

1年半前はコロナ禍が抜けず、ご時世的に希望の業界に就くのが難しかった背景もあり

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日記 時間の流れ方が好きだった

日記 時間の流れ方が好きだった

2024年 2月12日 3連休の最終日

いつもよりは早めに目が覚めた今日、部屋に陽が眩しいほど差し込むのを見て、外の空気を吸って太陽を全身に浴びたい気持ちになり、お昼ごはんをそこそこに済ませ、支度をして自転車に乗る。そこから5分もしないうちに公園に着いた、14時ごろのこと。

そこは小さい頃から中学生くらいまで時々遊んでいた馴染みのある公園で、またこの1年少しくらいで気分転換に来るようになった

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希望を手にとっていく

希望を手にとっていく

希望の話を書きたいなって思った。
ふと思えば今まで、自分の過去や心と向き合って、じっくり反省する内容ばかりだった気がするから、今回はそういうのお休みして、もう少し明るい呑気な話がしたい気分。

今の私はというと馬鹿正直にいって全く、なにひとつ頑張っていません。毎日なにもしてない。
春からの入社準備に必要なことだけは最低限やっているけど、それだけです。恥ずかしながらバイトもせず実家でダラっとしていま

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繋いでいるだけの日々

繋いでいるだけの日々

その日の夜にやっているテレビドラマで、ああそういえば今日◯曜日だったのかと実感する。それくらい日にちや、朝昼晩の境い目が消えかかった生活をしている。頭の中に飲み込まれて、常にぼんやり上の空で過ごしているから、色んなことがよくわからなくなっていく。確かに楽しいことをしているはずなのに、感情が動かなくて作り笑いを浮かべたり。虚しい、わたしの意識は一体どこに行っちゃったんだろう

次の春で就職する、いま

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きみをお守りにする

きみをお守りにする

心の中は誰にも見えないから
なにを思っても、
誰をいつまで大切に想っていても自由なんだ
私はいつもこれを忘れてしまう。

実はここから1つ心に決めたことがある
それは「あの人をお守りにする」ということ
たとえもう会えなかったとしても、
あの人を好きなままで生きていく。
私の隣にあの人はもう居ないけど
心では居ることにする

過去を吹っ切らない、心の中から消さない。
別れに深く傷ついた事実は受けとめ

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昔話にはしたくない

昔話にはしたくない

何度眠って、何度目が覚めても
あの人やあの子やみんなは、もういない。
季節は巡って別れから1年が経とうとしている。
私が今日まで抱えてきた憂鬱の根っこにあるのは
「あの頃を昔話にはしたくない」
というものだった。
うまく表せる言葉が見つからなくて
今までただ「悲しい、憂鬱だ」としか
言えなかったけれど、きっとそうなんだ。
時間は前にしか進んでくれないから
これからもどんどん遠ざかっていって、
その

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波が引いて

波が引いて

前回のnoteから2週間が経って
もうすっかり秋になった。 
何度も打っては消すを繰り返しているこの文章、
ぼんやりしてるとあっという間に
9月に置いてけぼりされてしまう。
つい先月末まで、言い表せないほど
強い鬱の波に飲まれていてやっと、
少し落ち着いたところだ。
鬱を抜けられたのはいいけれど
今の私は、私のことがよくわからない。
なんだかふわふわしている
まだなんにも大丈夫になっていないのに

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消えちゃえ

突然ですが、「死にたい」と願って頭から
離れなかったことはありますか?
私はあります、今までに何回あったのかは
よく覚えていないけれど、なんなら今も。
実は今回、これを綴る前に
自分が死んだ後のことを想像して書いた、
遺書のようなnoteが既にあるんだけれど
ここに載せるのはやっぱり気が引けるので
下書きに留まったままです。

日差しが照る蒸し暑い日に、
着替えて、それなりに身なりをちゃんとして

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夏になったら私を思い出して。
「8月といえばあの子は」と、
思い浮かべて胸を痛めればいい。
夏を通り抜ける度、私は綺麗になるからね

とまらない

考えごとが止まらない
気持ちは毎秒動いて流れていく
1つずつ整理したいのに
追いつく間もなく、風のように過ぎていく。
どうにかそれを、言葉にして
繋ぎとめておきたかった。
これは私の思考や気持ちのメモのようなもの。

これまで暮らしてきた実家、地元を
就職が決まり次第、出ていこうとしている。
これ以上ここに留まっているのは、
自分にとって何よりも毒だと
強く、強く実感させられたから。
良くも悪くも

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