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福岡市立点字図書館が読書バリアフリー法で視覚障害者の方のために本を朗読!

こんにちは、翼祈(たすき)です。

私が所属する会社のサイト用に書いた、視覚障害者の方向けの記事は、音訳ボランティア、点訳ボランティア、対面朗読などがあります。

詳しくは、↓の記事を観て頂けると嬉しく感じます。

この記事で取り上げるのは、読書バリアフリー法の一環です。

読書バリアフリー法とは、障害の有無に関係なく、全ての人が読書による活字・文字文化の恩恵を受けられる様にするための法律で、色んな障害を抱えている方が、利用しやすい形式で本の内容にアクセスが可能な様にすることを提唱しています。

読書バリアフリー法は、2023年に第169回芥川賞を受賞した市川沙央さんが投げかけたことでも知られています。

そんな読書バリアフリー法の1つを、先日福岡県が行いました。

福岡県福岡市早良区にある福岡市立点字図書館で、2024年4月4日に、視覚障害を抱えている人にボランティアのメンバー達が集合し、オンライン上で本を読み上げて内容を伝えるサービスのプランが拡充されました。

対面ではなくオンライン上で行うことで、複数の人が同時に自宅でアクセスできる様になりました。

今回は福岡市立点字図書館が行った読書バリアフリー法の一環を紹介します。

福岡市立点字図書館が行った読書バリアフリー法って?


視覚障害を抱えている人たちに身近な生活情報を伝えると同時に交流の場にして頂こうと福岡市点字図書館が企画したもので、利用する7人が自宅などから参加し、ボランティアのメンバー達がフリーペーパーの内容を読み上げ、福岡のグルメ情報や新しい土産物などの記事を紹介しました。

また、2024年1月に発生した能登半島地震や2024年4月2日の台湾で発生した地震など各地で地震が相次ぐ中で、関心が高まっている防災関連の情報誌の内容も紹介し、参加した視覚障害を抱えている人たちは、新しく獲得した情報をベースに会話を交わしていました。

今回この催しに参加した人は、「福岡で視覚障害を抱えている人たちがどんな活動をしているか、そういう情報を聞いて知ることができると嬉しく感じています」と述べました。

参考:福岡市立点字図書館 本の読み上げサービスをオンラインで 福岡 NEWS WEB(2024年)

このオンライン上での本の朗読サービスは、事前申し込みをした上で、2ヵ月1度、第1木曜日に利用可能です。

福岡市立点字図書館の館長の男性は、「視覚障害を抱えている方たちに、様々なお話しをして楽しいひとときを過ごして頂きたいと思っています」と説明しました。

私が書いたものの中で、

どれが1番近い読書バリアフリー法かな?と、まず考えました。

本の朗読に関しては音訳ボランティア?、でもオンライン上なので、対面朗読かな?と思いました。

音訳ボランティアは約2年前に書いた記事ですが、あの当時「こんなに素敵な社会福祉があったなんて」と驚きましたし、今でも読みに来て下さる読者の方も多く、私の書いた記事を過去に知って下さった方も、最近知って下さった方にも感謝の言葉しか浮かびません。本当にありがとうございます。

音訳ボランティア含め、上記の3つは視覚障害を抱えている方が、本にアクセスするためには大事なツールです。ですが、どれも凄く労力はかかるのに、無報酬で、若い人がやりたがらない成り手不足と、高齢や介護を理由にそのボランティアをするのを辞める方も多く、大事なツールなのに、とても大きな問題を幾つも抱えています。

点字図書館に関しては、過去の記事と、まだ掲載されていませんが、読書バリアフリー法の記事を書いた時に、名前が出てきていたので、知っていました。

福岡市立点字図書館の読者バリアフリー法の一環も、オンラインだったとはいえ、コロナ明けして、以前と変わらない生活を送れる様になったことで、コロナ禍の時より、点字図書館にアクセスしやすく、開催に繋がったのかもしれませんね。

恐らくこちらのボランティアも無報酬だと思います。2ヵ月に1回でも、開催して下さるだけでも、視覚障害を抱えている人たちには助かること。この催しは決して絶えてはいけない、そう感じさせる記事でした。


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