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[詩] 共感はいらない

[詩] 共感はいらない

共感はいらない
だってわからない
だってわかるはずない

私の心は私のものだ

この感覚は私だけのものだ

宝物だ

そこに与えられる
賛同や批判に何も意味はない

共感はいらない
だからあなたの話をして
今あなたは何を感じたの

共感より楽しいことをしよう

共同創造をしよう
新しい世界を創ろう

代わりのきかない
欠けられない世界

豊かさが巡り合う
愛が尽きない世界

[詩]  花が枯れたよ

[詩] 花が枯れたよ

すごく悲しいことがあるの

それは

花が枯れること

すごく寂しいことがあるの

それは

花が枯れること

あなたが死んで

止まったまま

わたしだけの

時間が進んでいること

花が枯れるたびに

突きつけられるの

今日も

思い出の中で生きて

私はいつまで生きて

またひとつ

花が枯れたよ

[詩] 音色

[詩] 音色

心の扉は簡単には開かない

その鍵は

言葉であり

音であり

愛であり

行動のなかにある

信頼が積み重なる音は

やさしくてくすぐったいような

おなかの奥底に

じいんと響く音がして

しあわせであたたかくて

すこし泣きそうになるね

心の扉はいつか突然開くよ

だから大丈夫

固く固く閉ざしたままでも

[詩] 私が話した愛について

[詩] 私が話した愛について

言葉にした瞬間
あなたに届いた瞬間
色と形を変えた

話していても
通じ合えないね

一緒に過ごしていても
透明人間みたいに
私たちお互いの体を
通り過ぎていく

好きを共有することは
たのしいけれど

伝わらないのなら
ただの好きの消費

共感できないような
熱量で話を聞かせて

その時はじめて
わたしはあなたを
認識できる

[詩] おやすみ

[詩] おやすみ

とても満ち足りた日の夜は

眠れなくなるんだ

こんな日のために

生きているはずなのに

どうしてなんだろう

ぐるぐると

考えているうちに

眠れないの材料が

わかったんだ

心のコップから溢れるほどの

満ち足りた幸福感のなかに

こんな日を超えられる日が

これから来るんだろうかという

ひとつまみの不安と

そんな日が今日も

終わってしまったという

大さじ3の寂しさ

またこんな

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[詩] 伝言

[詩] 伝言

どうぞ 私をお使いください

わたしは 大いなるものに

生かされている身です

無力を知っています

然るべき人のもとへ

然るべきタイミングの時に

然るべき言葉を

わたしにください

さも わたしの力のように

愚かなわたしが 楽しめますよう

[詩] 境界線

[詩] 境界線

たしかに あったもの が

なくなる 瞬間

わたしたちは

その境界線を視ることは

できない

たしかにあった という

不確かなものを

抱えて視る 世界は

※ タイトル変更しました

[詩] No.1

[詩] No.1

この世でいちばん辛いことは

自分と向き合うこと

この世でいちばん美しいことは

最愛のものとお別れすること

この世でいちばん悲しいことは

自分に嘘をつくこと

この世でいちばん幸せなことは

自分を愛し満ちたりること

この世でいちばん苦しいことは

自分を見失うこと

[詩] たりない病

[詩] たりない病

愛されたい

愛されたい

愛されたい

と、心が叫ぶ時

愛してごらん

愛したい

愛したい

愛したい

と、心が叫ぶ時

愛されてごらん

愛するとは

知ること 理解すること

愛されるとは

受け入れること 信じること

偏りすぎては

バランスを崩してしまう

愛し愛されるを

バランスよく自然の流れにそって

あなたは愛されている

わたしは

あなたを愛している

どんな時も

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[詩] うつくしい夢

[詩] うつくしい夢

愛するわたしの

この体も

この心も

愛するあなたの

その体も

その心も

いつかは消えて

ともに過ごした時間だけが

永遠に生きている

[詩] 旅する理由

[詩] 旅する理由

人生は、探求を続ける旅

" 自分 " とはどういう人か

自分を味わうために生まれて
自分を知るために生きてゆく

鏡で外見を知って

嫌いな人に出会い

愛する人に出会い

苦手なことを知り

好きなことを知る

やりたくないことを見つけ

やりたいことを見つけて

たくさんの経験を通して

泣いて 笑って 怒って 感動する

自分を認識できるのは
経験を通して感情が揺れた時

あぁ、これが嫌

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