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とあるマダムへのラブレター
前回、「マダムたちよ、永遠なれ」という記事を書いた。マダム=素敵なフランス人女性、とイメージするけど、フランス人女性でなくても素敵な女性はたくさんいるし、素敵な女性の総称として「マダム」と言いたい時もある。
記憶の片隅にある素敵なマダムが忘れられなくて、感謝と賞賛の気持ちを込めて手紙を書いてみた。
拝啓、真冬日に出会った眩しいマダムへ
南の島とキラキラしたあの子
ビジネスフォーラムをバリ島の某ホテルでやりたいんだ
いつも突飛な要望を出すパートナー企業だからワガママには慣れてるが、正直これは度が過ぎると思った。リゾート地で仕事なんてできる訳ないだろ、と心の中で盛大にツッコみながらあくまでも顔はにこやかに「できたらいいですね」と曖昧な返事をした。
でも待てよ。先方の無茶を聞き入れたら、それはつまり私もバリに行けるってこと…?
やっぱサラリーマンだし、先方の
旅することは、プカプカすること。
「趣味は海外旅行です」
今までは年1は海外に行っていて、「趣味は?」と聞かれると躊躇なくそう答えていた。が、そういう時代が終わりを告げ、早1年。ふとした瞬間に旅に行きたい!とした衝動に駆られるも、スマホをスクロールして消えていった数秒前の情報を覚えていないのと同じように、そんな衝動もすぐに過ぎ去っていく。
そしてここまでご無沙汰だと、果たして未だに趣味と呼んでいいのか少し疑問にすら思えてくる。