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北アルプスの麓に在住 職業は庭師 身体の老化と脳の幼児化との折り合いに思案する日々 夏…

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北アルプスの麓に在住 職業は庭師 身体の老化と脳の幼児化との折り合いに思案する日々 夏は山に登り冬は雪と戯れる 時には質素な旅行に出掛けたりなどして暮らす

記事一覧

さて今夜はどこに泊まろうか

5日間の屋久島滞在を終えて再びフェリーハイビスカスに乗って鹿児島に戻った 谷山港から市内までは以外に距離があった 久しぶりに信号の多い道路を走る 交通量が多いので…

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3日前
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屋久島登山を終えて

雨の宮之浦岳縦走も無事終わった 下山後再び同じゲストハウスに宿泊した 使い勝手の慣れた宿は居心地が良い 洗濯機を回して衣類を洗いシュラフを干したりして登山の後片付…

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6日前
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山小屋でご飯を食べて考えたこと

宮之浦岳縦走2日目 高塚小屋に着いたのは午後2時半頃だった 雨で濡れた木のデッキの上に立ち戸を開ける 既に先客5人グループがシュラフを広げ談笑していた 各階定員5名の…

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8日前
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屋久島巨樹の森を歩く

ボタニカルリサーチパークからバスに乗車して安房に向かった 安房からは荒川登山口行きとヤクスギランド経由紀元杉行きのバスに乗ることができる そこで昼食を食べて紀元杉…

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11日前
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千尋の滝見物 デポした荷物の場所を忘れる

さて屋久島旅最大の目的宮之浦岳縦走の日だ 出発の朝、宿の玄関で私のきょうの予定など主人と話している中で 『午後のバスで淀川登山口に行くのならまだ時間があるから千尋…

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2週間前
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屋久島行きのフェリーと西部林道

夕方谷山港を出航したフェリーは夜9時に種子島に寄港した 大部分の乗客はそこで下船していった 種子島在住の人達なのだろうか 後に残ったのはほとんど旅行者だけになった …

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3週間前
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砂州を裸足で歩いた

地図を見ると近くにちりりんロードという地名があった なんだかチロリン村みたいな名前だ 古いですね 私はテレビっ子第一世代ですから きょうはゆっくり休みながら走って…

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1か月前
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旅の宿と日常感覚

指宿では湯の里ユースホステルに泊まった 久しぶりのY.H利用だ 昭和40年代から50年代 その頃が一番活気のあった時代だったんじゃないかな ドイツ発祥 安い宿代で質素な旅行…

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1か月前
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旅人と共感

根占港から対岸の山川港までのフェリーは午後は3時と5時に出る 3日後の火曜日から数日間は晴天が続く天気予報 いよいよ屋久島に渡る時だ 佐多岬から根占港(ねじめ)まで走…

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1か月前
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3日目 佐多岬で考えた

一晩中降り続いた雨も上がり一路佐多岬に向かった 岬への道はアップダウンの連続でこの道を後からまた戻るのかと思うとちょっと気が重くなった お約束の本土最南端モニュメ…

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1か月前
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美ヶ原 静かさと賑わい

連休の後半、松本近郊の美ヶ原に登ってきた 若い頃に登ったような登っていないような記憶が定かではない 朝起きた時、天気の良さに思い立ち急いで支度して車を走らせた 自…

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1か月前
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2日目 佐多岬に向かう

お世話になったライダーハウスを出発して鹿屋市内を抜けて佐多岬に向かった しばらくは昨日自転車の修理のために往復した道を進む 天気予報通り霧雨が降り出した コンビニ…

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1か月前
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自転車と旅する屋久島

いつかは訪ねてみたいと思っていた屋久島 4月4日、夜明け前に自転車で自宅を出発 電車で松本駅に向かい高速バスに乗り換えて大阪に着いたのが午後、自転車を組み立てて市…

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1か月前
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早春のスノーシュー散歩

毎年一度は雪のある時期に訪れる山 山と言うより実は元スキー場だ 既に営業しなくなって久しい 青木湖を望む景色を味わえる場所で週末は家族連れが中心に訪れる活気のある…

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3か月前
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フィリピン自転車旅を振り返る

私は2024年2月4日から2月29日までの間約25日間フィリピン国内を自転車で旅行した 空港から走りだして1時間も経たないうちに高速道路不法侵入により罰金刑を受けるなど 波乱…

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3か月前
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セブ島 ボタニカルガーデンを訪れる

セブシティから山に向かって500m程登ったところにある庭園Terrazas de flores Botanical Gardenに行ってきた 麓の食堂で朝食を食べている間に雨が降り出した しばらく休ん…

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3か月前
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さて今夜はどこに泊まろうか

さて今夜はどこに泊まろうか

5日間の屋久島滞在を終えて再びフェリーハイビスカスに乗って鹿児島に戻った
谷山港から市内までは以外に距離があった
久しぶりに信号の多い道路を走る
交通量が多いので歩道と道路を交互に進むので神経を使う
次の目的地は霧島連山の韓国岳だ
きょうはどこまで進めるだろうか
姶良市を通り霧島市内までは行きたい
そうすれば翌日には登りが続くとは言え何とか登山口近くまでは辿り着けるのではないかと考えた
鹿児島市内

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屋久島登山を終えて

屋久島登山を終えて

雨の宮之浦岳縦走も無事終わった
下山後再び同じゲストハウスに宿泊した
使い勝手の慣れた宿は居心地が良い

洗濯機を回して衣類を洗いシュラフを干したりして登山の後片付けを一通り終えた後キッチンで一休み

夜になると相変わらず多国籍の宿泊者で賑やかであった
皆さんバスに乗って最寄りのAコープで食料品を仕入れて来たようでテーブルの上にはいろんな物で溢れている
彼らは何を好んで買って食べているのかが分かっ

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山小屋でご飯を食べて考えたこと

山小屋でご飯を食べて考えたこと

宮之浦岳縦走2日目
高塚小屋に着いたのは午後2時半頃だった
雨で濡れた木のデッキの上に立ち戸を開ける
既に先客5人グループがシュラフを広げ談笑していた
各階定員5名のスペースでマッチ箱のような3階建ての小屋だった
避難小屋なので定員は目安にしか過ぎないのでハイシーズンともなればぎゅうぎゅう詰めになるだろう
濡れた雨具は脱いでから上に上がるようにと促され登山靴を脱いで2階への階段を登る
入り口の三和

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屋久島巨樹の森を歩く

屋久島巨樹の森を歩く

ボタニカルリサーチパークからバスに乗車して安房に向かった
安房からは荒川登山口行きとヤクスギランド経由紀元杉行きのバスに乗ることができる
そこで昼食を食べて紀元杉行きのバスに乗り継ぐ予定だった
ところがどの店も既に正午には閉店だった
場所柄登山客相手に早朝から商売をしているせいなのだろうか
空いているのは島唯一のモスバーガーだけだった
昼食は宿のキッチンで作ってきたおにぎりにするとしても夕食は山小

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千尋の滝見物 デポした荷物の場所を忘れる

千尋の滝見物 デポした荷物の場所を忘れる

さて屋久島旅最大の目的宮之浦岳縦走の日だ
出発の朝、宿の玄関で私のきょうの予定など主人と話している中で
『午後のバスで淀川登山口に行くのならまだ時間があるから千尋の滝に行ったら』
『近くだから』
そのアドバイスに従って登山道具を詰め込んだザックを背負ったまま歩き始めた
自転車は3日後に帰ってきてもう一泊するまで宿で預かってもらう事になっていた

だんだん汗ばんできた
近いとはいえ坂道なのだ
荷を下

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屋久島行きのフェリーと西部林道

屋久島行きのフェリーと西部林道

夕方谷山港を出航したフェリーは夜9時に種子島に寄港した
大部分の乗客はそこで下船していった
種子島在住の人達なのだろうか
後に残ったのはほとんど旅行者だけになった
いきなり客室内はガラガラになってしまった
そしてそのまま朝まで停泊したあと目的地の屋久島に向かった

屋久島行きのフェリーは一日1便で船中泊
のハイビスカスと朝出航で昼到着の屋久島2そして高速船トッピーは一日7便で2時間半程で到着する

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砂州を裸足で歩いた

砂州を裸足で歩いた

地図を見ると近くにちりりんロードという地名があった
なんだかチロリン村みたいな名前だ
古いですね
私はテレビっ子第一世代ですから

きょうはゆっくり休みながら走っても昼頃には目的地の谷山港に到着してしまう
立ち寄ってみることにした
雨降りなので開聞岳登山というプランも既に諦めている
その島の名前は知林ヶ島
歩いて渡れるのは干潮時に砂州が現れる時のみだ
午前中はちょうどその時間帯にさしかかっていた

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旅の宿と日常感覚

旅の宿と日常感覚

指宿では湯の里ユースホステルに泊まった
久しぶりのY.H利用だ
昭和40年代から50年代
その頃が一番活気のあった時代だったんじゃないかな
ドイツ発祥
安い宿代で質素な旅行をする若者相手の会員制
基本ドミトリー部屋で食事は全員一緒に
決められた時間に食べる
飲酒は禁止
消灯時間も決まっていた
スリーピングシーツを持参する
あるいは借りる
毛布は決められた畳み方でベッドの所定位置に置く
食後のミーテ

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旅人と共感

旅人と共感

根占港から対岸の山川港までのフェリーは午後は3時と5時に出る
3日後の火曜日から数日間は晴天が続く天気予報
いよいよ屋久島に渡る時だ
佐多岬から根占港(ねじめ)まで走りフェリーで対岸の薩摩半島に渡った
途中、佐田の港町で野菜炒め定食を食べる
ちょうど昼時だったので地元客で繁盛していた

店を出たところで近くの人から声をかけられてドリンク剤を頂いた
店の前に自転車を停めてあったのに気がついたのだろう

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3日目 佐多岬で考えた

3日目 佐多岬で考えた

一晩中降り続いた雨も上がり一路佐多岬に向かった
岬への道はアップダウンの連続でこの道を後からまた戻るのかと思うとちょっと気が重くなった
お約束の本土最南端モニュメントの前で記念撮影する 
本当の岬の南端はさらにその先の駐車場からトンネルを潜って階段を降りて登った先にあった
自転車を売店の裏側に停めて歩き出したらバスの団体客から逸れてしまった人が私に声をかけてきた
『俺はどこに行ったらいいんだ?』

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美ヶ原 静かさと賑わい

美ヶ原 静かさと賑わい

連休の後半、松本近郊の美ヶ原に登ってきた
若い頃に登ったような登っていないような記憶が定かではない
朝起きた時、天気の良さに思い立ち急いで支度して車を走らせた
自宅からは1時間半ほどなので近くはない
とは言っても9時半頃には三城いこいの広場近くの駐車場に到着した
ダテ河原コースから王ヶ頭、美しの塔を経由して百曲がりコースを下山の周回だ

登り出してすぐカラマツの新緑に見とれる

まだ花の時期ではな

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2日目 佐多岬に向かう

2日目 佐多岬に向かう

お世話になったライダーハウスを出発して鹿屋市内を抜けて佐多岬に向かった
しばらくは昨日自転車の修理のために往復した道を進む
天気予報通り霧雨が降り出した
コンビニに寄り雨具を取り出す
登山用具も積んだ重装備なので店の前では目立つ
買い物に立ち寄った客に声を掛けられたりする
これはこれで楽しい
ペットボトルのお茶を飲みおにぎりを食べる
錦江湾を右側に望む海岸に出た
雨風になってきた
晴れていれば開聞

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自転車と旅する屋久島

自転車と旅する屋久島

いつかは訪ねてみたいと思っていた屋久島

4月4日、夜明け前に自転車で自宅を出発
電車で松本駅に向かい高速バスに乗り換えて大阪に着いたのが午後、自転車を組み立てて市内を走り抜け南港フェリーターミナルに向かった
途中で昼夜食兼用にご飯を食べて待合所に着いたのは出港1時間前の夕方5時であった
車体を分解して持ち込めば3600円の節約にはなったのだが既に時間の余裕はなかった
船室はツーリストクラスで相部

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早春のスノーシュー散歩

早春のスノーシュー散歩

毎年一度は雪のある時期に訪れる山
山と言うより実は元スキー場だ
既に営業しなくなって久しい
青木湖を望む景色を味わえる場所で週末は家族連れが中心に訪れる活気のあるファミリーゲレンデだった
私にとっても思い出多きスキー場だ
今や時の流れと共に忘れ去られた存在となってしまった
ゲレンデに生えた樹々も随分成長してきた
いずれは雑木林の自然に戻るだろう
そんな場所にも雪が降った直後には必ず訪れる人達がいる

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フィリピン自転車旅を振り返る

フィリピン自転車旅を振り返る

私は2024年2月4日から2月29日までの間約25日間フィリピン国内を自転車で旅行した
空港から走りだして1時間も経たないうちに高速道路不法侵入により罰金刑を受けるなど
波乱の旅の始まりかと覚悟したがその後は順調に進むことができた

首都のあるルソン島から南下してミンドロ島
ボラカイ島パナイ島ネグロス島ボホール島そして最後にセブ島からマニラまでフェリーで戻る旅程だった

旅の前半は地域的に乾季であ

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セブ島 ボタニカルガーデンを訪れる

セブ島 ボタニカルガーデンを訪れる

セブシティから山に向かって500m程登ったところにある庭園Terrazas de flores Botanical Gardenに行ってきた
麓の食堂で朝食を食べている間に雨が降り出した
しばらく休んで様子を見る
ビサヤ地方に来てからだいたい朝は雨が降るけれども長くは続かないことがわかってきた
雨脚が弱くなったのを見計らって腰を上げる
両側商店の続く通りを進みしばらくすると曲がりくねった急坂の続く

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