マガジンのカバー画像

重なる記事たち

45
自分の経験と重なって、感じるところが多かった記事たちを集めたもの。
運営しているクリエイター

2024年6月の記事一覧

心を閉じる感覚とは

心を閉じる感覚とは

ゲイのマッチングアプリで出会って8ヶ月ほど。恋人のような関係(少なくとも僕はそう思っていました)の人の話は前に書きました。

出会った当初は、むしろ彼からのアプローチの方が多くて、会いたい、話し足りなかった、よく笑ってうれしかった、とか嬉しい言葉をたくさん言ってくれました。

女性とお付き合いしたことはあるものの、本当に相手の方に申し訳ないですが、当時自分の心はちゃんと入っておらず、そういう意味で

もっとみる
わたし、頑張ったんだよ。

わたし、頑張ったんだよ。

6月21日
夏至でしたね

いい具合での
仕切り直しの日と
わたしは
夏至と冬至に際して
そう受け取っています

そんなタイミングで
お誘いいただき
河本直さんの講演会に参加してきました

LGBTQ 性同一障害と言う言葉は
今では 聞きなれてきて
どういう理解なのかも
かなり広まっているとは思うのですが

当事者である
河本直さん自身はわたしと同年代
50代ですが
最近 悩み苦しんできたのではな

もっとみる
人より20年遅れて人間関係を学ぶ

人より20年遅れて人間関係を学ぶ

もし読んでいただける方がいるなら申し訳ないのですが、今回の記事は特に構成など考えずに、ツラツラと出てくる言葉をそのまま記していきます。今の自分の迷いや気持ちをそのまま記録していきたくて、です。

マッチングアプリでゲイの知り合いをつくる

ゲイであることを、自分ではっきりと認めて、伝えたい人にはカミングアウトして、自分の人生を取り戻す一年にすると決めた去年。

その中の一つのアクションが、ゲイのマ

もっとみる
人間関係は「好き」よりも「尊敬」が大事

人間関係は「好き」よりも「尊敬」が大事

人間関係が豊かであるために

人間関係において豊かであることは、人生を彩りよく豊かにしてくれるものであると言われています。人との繋がりによって得られるものは、精神的にも物理的にも支えになることは間違いないし、幸福感とも深く関わっているとも言われています。

そもそも、個人の力というものは、大きなものになり得ないと言わざるを得ません。ひとりふたりと協力し合うことで、より可能性を大きくするものであり、

もっとみる
「価値観が合う人」の正体

「価値観が合う人」の正体

価値観。
出会いの場ではよく飛び交うワードだ。
「価値観が合う人がいいです!」「元カノとは価値観が合わなくて〜」………
オフ会やビアンバーで、こんな会話を聞かない日はないと思う。そして、大抵その言葉は同意をもって迎えられる。
では価値観って一体何だろう?
趣味が合う?笑いのツボが同じ?食べ物の好みが似てる?生活リズムが合う?
それらも価値観の構成要素ではあると思う。

が。

恋人選びの文脈で言う

もっとみる
アロマンティックと欠けている”すき”

アロマンティックと欠けている”すき”

話していて楽しくて、仲良くなった男性にお付き合いを申し込まれるとき。

私はなぜか、その告白にYesと言えずにここまできてしまった。

そしてなぜYesと言えないのよ私!?
という混乱を抱えて生きてきた。

本当に好きなのだ、私は彼らのことが。

大事だし、自分と仲良くしてくれてありがたいし、会って喋れば楽しい。

だけど直感的に、私の“好き”は彼らの“好き”とは全く異質であるものだと気づいていた

もっとみる
連載「わだかまり」と「とらわれ」――過去を振り払う(精神科医:春日武彦) 第6回:忘却する技術(2)

連載「わだかまり」と「とらわれ」――過去を振り払う(精神科医:春日武彦) 第6回:忘却する技術(2)

悔しい気持 いわゆる異世界ものと呼ばれる物語(アニメやゲームやラノベ)には、わたしたちがしばしば痛感する「あのとき別な判断をしてさえいれば……」といった類の悔しさが反映されているのかもしれません。「別な判断さえしてい」たらどうだったのか。そのような発想に共感を覚える人が多く、だからたちまち世間に広がり、ひとつのジャンルになった。たしかに運命の分岐点を辿り直してみたくなる気持はよく分かります。

 

もっとみる