無駄な時間なんてない
今日は珍しく仕事が早く終わった。
格闘技ジムの練習に余裕を持って行けるほどに。
クラスに出て技術を磨こうか、そう思ったけれど。
わたしは今、夕食をたらふく食べて酒を飲んでいる。
飲んだくれてゴロリと横になるこの時間を、「無駄」と形容するのはたやすい。
確かに、着替えてジムに行けば、新しい技術をモノにできていたかもしれない。
一方、わたしはケガを負っていて、スパーリングができる状態ではない。
回復を早めるため、身体を休めてしっかり栄養を摂っている……そう考えれば、まったく無駄