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記事一覧
わたしの本棚158夜~「映画宣伝おばちゃん」
男性中心だった映画業界で、松井寛子さん(通称かんこさん)がなしてきた仕事。35年で600本の映画宣伝に関わり、監督、スタッフを励まし、映画のヒットにつなげてきました。今回、映画に係わる書籍を制作・刊行する零号出版が、宣伝という仕事で映画業界を支えている松井寛子さんの本を出版してくれました。厳しい出版業界の不況状況の中、クラウドファンテイングによって。
https://camp-fire.jp/p
わたしの本棚152夜~「鈴木しづ子100句」
元船団の会の武馬久仁裕氏よりご恵贈いただきました。ありがとうございます。10年ほど前に、俳人鈴木しづ子氏に関しては、調べて文章を書いたことがあって、その時、自分を投影したような俳句には痛々しさを感じて哀しくなりました。
町田康先生の著作「私の文学史」(NHK出版新書)のなかに、「おもろい詩の四条件」というのがあります。この捉え方が好きで、詩だけでなく、俳句にもあてはまると思っています。おもろ
わたしの本棚150夜~「映画を早送りで観る人たち」
日曜日朝8時からのTBS「サンデーモーニング」で、以前、この本が紹介されたとき、女子アナウンサーの方がこう言われました。
今のZ世代(10代~20代)が1日に受け取る情報量は、江戸時代の人が1年に受け取る情報量に匹敵するそうです。
ちょっと衝撃な事実でした。情報過多。受信過剰の時代。そんな時代背景から、若者を中心に、2時間の映画を1時間で観たり、つまらないものは倍速視聴、観る前にネタバレ