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2024年4月の記事一覧
小説みたいな現実って本当にある
「事実は小説より奇なり」という言葉があるが、人生を振り返るとごくまれに「事実が小説より奇」だったことがある。
いまでも「こんなことあるのか」と思ったのは、2006年の夏の甲子園の決勝戦である。
端正な顔立ちで「ハンカチ王子」として一躍有名になった斎藤佑樹擁する早稲田実業と、夏の甲子園三連覇のかかる田中将大擁する駒大苫小牧の試合だ。
もとよりメディアの報道が過熱して盛り上がっていたのだが、決勝戦は
取材を受けてもらえるのは会社の看板のおかげである
ふと思ったのだが、大手メディアの記者は、基本的に断られる経験をあまりしていない。
取材を申し込めば「ぜひ」と相手も乗り気であることも多い。いうまでもないが、それは当然取材先もパブリシティという形で利用できると考えるからである。都合が悪いものではない限り、基本的にウェルカムな状態で受け入れてくれる。そうでなくともとりあえず相手にしてもらえることは多い。
断られたり無下にされる経験を知らないと、人は