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ほぼ全盲の専門学校生です。 ITエンジニアを目指して勉強中。

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    目が見えない、僕の思いを綴ります。

記事一覧

2022年12月12日・日経新聞記事から-4-

④IT業界から、どのように解決できるか? 点検データをビッグデータとして分析する。           ↓ インフラの劣化が、状況に応じてどう進むか予測できる。   …

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1年前
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インフラ老朽化・徳島県の取り組み-3-

③徳島県の取り組み 那賀川に架かる出合橋は、1954年に完成した橋長137メートルのトラス橋。黄色い橋として親しまれてきたが、老朽化などの理由から使われなくなった。 県…

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1年前
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2022年12月8日・日経新聞記事から-2-

②なぜ、インフラの維持管理・更新が進まないのか? 〇安全を保つためには定期的な更新が必要だが、巨額の費用が壁になる。 国交省は、2018年11月に国内の道路、下水道、河…

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1年前
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2022年3月26日・日経新聞記事から-1-

①インフラの老朽化とは? 2012年12月に起きた中央自動車道の笹子トンネルの天井崩落事故をきっかけに、この問題への関心が高まった。 トンネルだけではない。道路や橋、上…

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1年前
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2022年11月27日・日経新聞記事から

(記事の概要) 日本が輸入するカカオ豆の7~8割はガーナ産だ。 ガーナでのカカオの生産は、小さい農家によって支えられている。農家の多くは貧困状態だ。収入が少なく、…

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1年前
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2022年10月25日・日経新聞記事から

(記事の概要)全長約3.6m、全幅約2.0m、高さ約2.1mで4人が搭乗可能な4足歩行ロボット。こんな夢のような乗り物の試作機が完成した。開発したのは、世界各地の遊園地にジェ…

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1年前
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もし目が見えるなら…

何が見たいか? と聞かれることがある。 僕はこう答える。 空。 青空と雲。虹。 それから、夜空と月、星。 頭上高くに広がる、という景色を見てみたい。 例えば、晴れ…

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2年前
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Pythonで機械学習に挑戦!

今回は、Pythonで、数字の認識に挑戦した話をします。 結論から言うと、うまくいきませんでした。 1 前提条件OS:Windows10 64ビット Pythonバージョン:3.10.4 使用したラ…

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2年前
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見えない世界で生きる、ということ

僕は中学生のときにPCと出会ったと書いたが、それはいま思い出しても、運命の出会いだったと思う。 きっかけは、通っていた視覚支援学校の技術家庭の授業。週1回ほどだった…

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2年前
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見えない学生が使用するツール②

5.点字ディスプレイ 点字を表示する装置。 PC等からダウンロードした点字図書や録音図書を読むことができます。 授業のノートやレポートを作成したり、時間割等のスケジ…

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2年前
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見えない学生が使用するツール①

1.点字図書 6つの点を指先で触って読みます。 活字を点字に訳することを点訳と言います。 2.点字盤 点字用紙に定規をはさみ、1点ずつ右から打っていきます。 下向きに点が…

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2年前
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見えない人のPC使用方法

私が初めてPCに触れたのは、中学生の頃。 以来、PCは私の学生生活になくてはならないものです。 画面が見えないとマウスは使えないので、キーボードで操作しています。 画…

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2年前
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作ってみたいもの

今回は、私が将来作ってみたいと思うものを書きたいと思います。 1.AI(人工知能)を利用した、画像認識や音声認識のシステム ①画像認識 画像のなかに何が写っているの…

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2年前
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自己紹介

ほぼ全盲の専門学校生です。 ITエンジニアを目指して勉強中。 Java、Pythonなど、試行錯誤しながら学んでいます。 思ったことや気づいたことを、投稿していきたいと思って…

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2年前
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2022年12月12日・日経新聞記事から-4-

④IT業界から、どのように解決できるか?
点検データをビッグデータとして分析する。
          ↓
インフラの劣化が、状況に応じてどう進むか予測できる。
          ↓
インフラの更新時期を決め、計画的に実施することができる。
(更新するインフラ、長寿命化するインフラ、廃止するインフラに分類することも必要だ。)
          ↓
劣化予測データを設計にフィードバックさせていけ

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インフラ老朽化・徳島県の取り組み-3-

③徳島県の取り組み
那賀川に架かる出合橋は、1954年に完成した橋長137メートルのトラス橋。黄色い橋として親しまれてきたが、老朽化などの理由から使われなくなった。
県は、役割を終えた「リタイアインフラ」を活用し、さまざまな取り組みを行っている。

〇町のにぎわいづくりの場として
出合橋はダム湖にかかる橋で、橋からの眺めも美しい。
2021年には、紅葉を眺めながら特産品とコーヒーが楽しめる「橋上(

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2022年12月8日・日経新聞記事から-2-

②なぜ、インフラの維持管理・更新が進まないのか?
〇安全を保つためには定期的な更新が必要だが、巨額の費用が壁になる。
国交省は、2018年11月に国内の道路、下水道、河川などの維持管理・更新にかかる費用を試算した。結果、2048年度まで30年間の累計は195兆円に上ると見積もっている。
          ↓
限られた財源での工事には工夫が必要だ。
国交省は、不具合が出る前に計画的に修繕する「予防

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2022年3月26日・日経新聞記事から-1-

①インフラの老朽化とは?
2012年12月に起きた中央自動車道の笹子トンネルの天井崩落事故をきっかけに、この問題への関心が高まった。
トンネルだけではない。道路や橋、上下水道など、高度経済成長期につくられたインフラの老朽化を放置すれば、重大な事故を引き起こす可能性がある。古いインフラが、地震などの被害を拡大することも懸念されている。
笹子トンネルの事故を受け、道路法が改正され、国や自治体は、道路に

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2022年11月27日・日経新聞記事から

2022年11月27日・日経新聞記事から

(記事の概要)

日本が輸入するカカオ豆の7~8割はガーナ産だ。
ガーナでのカカオの生産は、小さい農家によって支えられている。農家の多くは貧困状態だ。収入が少なく、人手が足りないため、子どもたちが学校に行かずに過酷な労働に従事させられている。また、カカオを生産するために森林の破壊が進み、生態系への影響が深刻である。
NPOのACE(エース)は『スマイル・ガーナ プロジェクト』を展開し、子どもたちを

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2022年10月25日・日経新聞記事から

2022年10月25日・日経新聞記事から

(記事の概要)全長約3.6m、全幅約2.0m、高さ約2.1mで4人が搭乗可能な4足歩行ロボット。こんな夢のような乗り物の試作機が完成した。開発したのは、世界各地の遊園地にジェットコースターなどの遊戯機械を納める、三精テクノロジーズ。遊園地のライドや、ミュージカルの舞台装置として活用することが想定されている。今後は、ユーザーの意見を設計に反映させ、用途に合わせた機能や性能を考えていく。ロボットのバリ

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もし目が見えるなら…

もし目が見えるなら…

何が見たいか?
と聞かれることがある。

僕はこう答える。

空。

青空と雲。虹。
それから、夜空と月、星。
頭上高くに広がる、という景色を見てみたい。

例えば、晴れた日中。
僕の視界に入るのは、明るさだけだ。
何も見えない。
しかし、幸いにも、
僕は、自然豊かな土地に住んでいるので、
鳥や虫の鳴き声を身近に聞くことができる。
他にも、
風の音や温度。
雷の音。雨の匂い。
目で見ることはできな

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Pythonで機械学習に挑戦!

Pythonで機械学習に挑戦!

今回は、Pythonで、数字の認識に挑戦した話をします。
結論から言うと、うまくいきませんでした。

1 前提条件OS:Windows10 64ビット
Pythonバージョン:3.10.4
使用したライブラリ:
①PIL.Image (画像処理)
②numpy(ナムパイ)(数値計算)
③scikit-learn(サイキットラーン)(機械学習)

2 今回作成したプログラムの概要①大まかな流れ

 

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見えない世界で生きる、ということ

僕は中学生のときにPCと出会ったと書いたが、それはいま思い出しても、運命の出会いだったと思う。
きっかけは、通っていた視覚支援学校の技術家庭の授業。週1回ほどだったが、ひたすらローマ字入力の練習をしていたように記憶している。
PCから音声が出る(スクリーンリーダーで)。
キーボードの配置を覚えたら見えなくても文字が入力できることに驚き、嬉しい気持ちになったのを覚えている。

僕は、幼い頃からずっと

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見えない学生が使用するツール②

5.点字ディスプレイ
点字を表示する装置。
PC等からダウンロードした点字図書や録音図書を読むことができます。
授業のノートやレポートを作成したり、時間割等のスケジュールを管理したり、なくてはならないデバイスです。

6.ポータブルレコーダー
録音・再生機。PCを使わずに録音図書をダウンロードして再生することができます。

見えない学生が使用するツール①

1.点字図書
6つの点を指先で触って読みます。
活字を点字に訳することを点訳と言います。

2.点字盤
点字用紙に定規をはさみ、1点ずつ右から打っていきます。
下向きに点が出るので、読むときは左右逆転します。

3.点字タイプライター
上向きに点が出るので、書いた点字をすぐに読んで確認できます。
重くて持ち運びには不便です。

4.表面作図器
ビニール製の用紙にボールペンで描くと筆跡が浮かび上がり

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見えない人のPC使用方法

見えない人のPC使用方法

私が初めてPCに触れたのは、中学生の頃。
以来、PCは私の学生生活になくてはならないものです。

画面が見えないとマウスは使えないので、キーボードで操作しています。
画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)で、画面上の情報を音声で聞くことができます。文書を作成したり、メールを送受信したり、Webサイトを閲覧したり、自由に操作できるようになったことで、自分の世界が広がった気がします。
困るところは、

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作ってみたいもの

今回は、私が将来作ってみたいと思うものを書きたいと思います。

1.AI(人工知能)を利用した、画像認識や音声認識のシステム

①画像認識
画像のなかに何が写っているのかを識別したい!
ほぼ全盲の私にとって、画像の情報を知ることはとても重要です。

②音声認識
耳から得る情報は、とても大きい!
例えば人と話すとき、声で誰が話しているのかを識別します。
AIを利用して、話している人の名前や内容を正確

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自己紹介

ほぼ全盲の専門学校生です。
ITエンジニアを目指して勉強中。
Java、Pythonなど、試行錯誤しながら学んでいます。
思ったことや気づいたことを、投稿していきたいと思っています。
プログラミングが好きな方と繋がりたいです。
よろしくお願いします。