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2022年11月27日・日経新聞記事から

(記事の概要)

日本が輸入するカカオ豆の7~8割はガーナ産だ。
ガーナでのカカオの生産は、小さい農家によって支えられている。農家の多くは貧困状態だ。収入が少なく、人手が足りないため、子どもたちが学校に行かずに過酷な労働に従事させられている。また、カカオを生産するために森林の破壊が進み、生態系への影響が深刻である。
NPOのACE(エース)は『スマイル・ガーナ プロジェクト』を展開し、子どもたちを児童労働から守り、教育を支援するとともに、住民の自立を支援する活動を行なっている。
日本の菓子業界も動き出した。有楽製菓では「ブラックサンダー」に使う全てのカカオ原料を、児童労働に配慮したものに切り替えた。また、売り上げの一部を「チョコ募金」として、ACEのプロジェクトに寄付している。

(感想)

チョコレートが好きなので、興味深く読んだ。
『スマイル・ガーナ プロジェクト』や『フェアトレード』という言葉は聞いたことがあったが、この記事により、身近な問題として捉えることができた。

(問題)

カカオ産地に社会的課題があるという現実が、日本の消費者にはあまり知られていないように思う。
生産国の問題を解決するために、私たちにできることは何だろうか?

(アイデア)

①知ることが大切。

人権や環境問題の解決のためにサステナブルカカオが生産され、それを原料にしてチョコレートが作られている。

②チョコレートのパッケージに注目し、ガーナへの支援になる商品を選ぶこと。

ブラックサンダーにはココアホライズン認証マークが付いている。

③「自分がサステナブルなチョコレートを買うことで、問題解決に貢献している」という意識を持てるようなアプリを作りたいと思う。まずは、自分のこととして考えてもらうことが必要だ。
もし、私が挑戦するとしたら・・・

1.企業と協力して、「ガーナを応援するチョコレート」を発売!インターネットで販売する。

2.商品価格の1%が寄付となる、または、商品1点につき100円が寄付となる、など明確に金額が設定されている。

3.購入者はショッピングサイトにユーザ登録する。商品を購入すると、寄付金が集計される。

4.寄付金がどのように使われるか詳しい内訳を見ることができる。
例えば、1,000円で子ども1人の給食1か月分の支援ができる、5,000円で子ども1人の通学に必要な制服や学用品一式を支給できる、など。

5.企業は、購入者から預かった寄付金をACEが行う「スマイル・ガーナ プロジェクト」に寄付する。

6.アプリでは、ガーナの現状を伝えるニュースを見ることもできる。

(参考)

<ShareTheMealアプリ>
WFP(国連世界食糧計画:World Food Programme)が提供するチャリティアプリ。世界の飢餓を撲滅することを目指している。
スマホやタブレットから専用の画面をタップすると、簡単に食糧支援の寄付ができる。

ShareTheMeal
https://sharethemeal.org/

#日経COMEMO #NIKKEI

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