マガジンのカバー画像

わたしのあれこれ

14
わたしのこと、仕事のこと、家族のこと、友だちのこと、暮らしのこと。それから、あの子との思い出のこと。ずっと変わらない大事な価値観。変わってしまった考え方。ゆるり、ゆるりとつづる、…
運営しているクリエイター

#人生

他人を理解するということは

他人を理解するということは

人の気持ちを理解するって本当に難しいことだなぁ、とつくづく思う。想像はできても、その正解はいつも分からない。

本当に本当に大切な友だちが暗闇の中にいたことに気が付けないことがあった。いや、気が付いているつもりでいた。それで、色々あって、ちょっと離れてしまって、本当につらい時間を過ごした。あれは本当に、あぁ辛かったな。

共感したい、されたい。理解したい、されたい。もういいや、こんなに面倒くさいな

もっとみる
終わり、はじまっていく

終わり、はじまっていく

心と心はいつもくっついたり離れたりで、それはどんな関係においても。家族、友だち、恋人、兄弟、関係性に名前がないひとでも。ただの一晩、どこかで居合わせたひとたちも。その一瞬で心がくっつくこともあれば、あれほど同じ場所にいたのに突然離れてしまうこともある。そういうものなのだ。心はいつも、正直だから。それに従うしか、生きるコツはないような気がしている。

昔、大切だった人に「どうして好きな人はふたり居て

もっとみる
怒るということについて

怒るということについて

わたしは怒っているときに泣く人だ。怒りが心の中に芽生えるとき、同時に目頭が熱くなって涙が溢れる。嬉しくても、悲しくても涙がでる(涙もろいほうだ)けれど。怒るときにもどうしても涙が出てしまう。怒って泣いた翌朝は目の奥が痛くて、あぁ昨日わたしは怒っていたんだなと実感する。

ここ最近、怒りからは随分とかけ離れた生活をしていたのに、どうしても怒らなければいけないことがあった。自分を守るために、だ。最近聴

もっとみる
人生はだんだんと美しくなる、ニ拠点生活1年半の記録

人生はだんだんと美しくなる、ニ拠点生活1年半の記録

いわゆるニ拠点生活(と言っていいのか分からないけれど)を始めて1年半が経った。わたしの場合は、東京と千葉の田舎という割と近い場所での暮らしだけれど、それでもやはり寝る場所が週に一度は異なる、という日々はとても刺激的でわたしは随分と気に入っている。もちろん週に一度、夫と離れるのは寂しい。だけれど、この生活が与えてくれるわたしはたったひとりの人間であるという孤独感と、そのあとの家に帰ったときの安心感の

もっとみる
プラスマイナスゼロだとしても

プラスマイナスゼロだとしても

幸せって相殺されちゃうのかな、と不安に思って、悲しくなる出来事があった。わたしじゃなくて大切な人について、の話なんだけれど。詳しくは書けない(書かない)けれど、わたしとの出来事で、その人たちはとっても幸せになったと言ってくれた。幸せそうに笑っていて。本当に今まで見たことがないくらいの笑顔だった。その少しあとで、とある出来事があって、その人たちは悲しむことになった。悲しいと言って、やるせないと言って

もっとみる
人生は旅で、旅は人生である

人生は旅で、旅は人生である

こんなにも幸せな気持ちがまだあったのか、と驚いた。

3月11日、結婚式を挙げた。半年ほど前、できるだけたくさんの人を呼んで、やりたいことをすべてやって、感謝で溢れる時間をつくろう、と夫と決めた。家族、友達、会社の人、みんながひとつの場所に集まって、笑って、食べて、飲んで、声を出して、抱き合って、泣いた。

人が集まるということが許されなかった長い時間をみんな知っているからこそ。誰かと食事をすると

もっとみる
わたしが旅にでる理由

わたしが旅にでる理由

小沢健二さんの「ぼくらが旅にでる理由」という歌がある。わたしが旅に出る理由は、まさにこの歌の中にある。というか、そのものであるような、そんな歌である。と、書いてしまうと、この文章はこれで終わりになってしまってずいぶん野暮な自己紹介になってしまうので、今日はまず最初の記事として、わたしがなぜ旅を愛しているのか、旅にでるのか、ということを書いておこうと思う。自分への備忘録でもある。

旅というものを意

もっとみる