サクラ

元教員🌸妊娠・出産を機に退職してライターの道へ。7歳と3歳の男児ママ。第2の道でスキル…

サクラ

元教員🌸妊娠・出産を機に退職してライターの道へ。7歳と3歳の男児ママ。第2の道でスキルアップを目指して奮闘中⭐️複数の企業と契約し、インタビュー記事をメインに執筆。インタビュイーの言葉の奥にある熱い想いに目を向けた記事に仕上げます。さとゆみライティング道場生

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記事一覧

"表現"を書いた「三行で撃つ」

近藤康太郎先生の「三行で撃つ」が、めでたく10刷となった。10刷を記念して!3回目の通読。 読んだ気になり、肝心なところを掴めずにいた自分に気付く。 なんて、厳しい…

サクラ
2日前
9

「やりたいこと」が見えた後。

2024年は間違いなく、変化の年。 思わぬところから学校取材記事を書き始め、子どものために悩み、考え、行動している人たちを知った。 私はどうだろう? 子どもたちのた…

サクラ
3週間前
16

書きたいことを、書く

黒柳徹子さんの「窓ぎわのトットちゃん」「続 窓ぎわのトットちゃん」を読了した。 「窓ぎわのトットちゃん」は、小学生のころ、母に勧められて一読したと記憶している。…

サクラ
3週間前
12

名文に触れる

2024年8月29日、台風が接近していたその日。朝から晩まで文学にひたった。仕事はあるけれど、まぁ、どうにかなる(無事に、今日がんばって納品した)。 なんだか、とにか…

サクラ
1か月前
14

日常の「フェイク」をあぶり出す

政治学者・岡田憲治さんの新著「半径5メートルのフェイク論」が、先月(2024年7月)に発売された。 「不登校の責任論」「戦争と平和」「変えられるのは未来と自分だけ」な…

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1か月前
6

やりたいことの輪郭

昨日、夏目漱石の「こゝろ」を読了した。 この作品、漱石が47歳のときに書かれたそう。あれこれ調べてみると、どうやら漱石は37歳から小説を執筆し始めたようだ。 一生懸…

サクラ
1か月前
31

79回目の終戦記念日に。

10年前に比べて、圧倒的に減ったものがある。 戦争に関する番組だ。 私(アラフォー)が子どものころは、8月になると戦争に関する番組を目にしたと記憶している。学校で…

サクラ
1か月前
5

「やりたい」と「できる」の兼ね合い

ずーーーーーっと考えてきたことがある。 自分は何をもって「書く」仕事に貢献するのか。 リサーチ(取材)メインのライターか、作家か、はたまたそれらを支える編集か。…

サクラ
1か月前
7

いちばんの恐怖!それは・・・

8月にピッタリなテーマ「恐怖体験」。 今月も書くよー! だれもいないトイレで感じた「気配」身の毛もよだつ恐怖は、高校2年生のときのアルバイト先にて体験済だ。 当時…

サクラ
1か月前
17

疲弊する社会から"ばっくれる"アイデアがココに

近藤康太郎先生の著書「アロハで漁師、はじめました」は、「おいしい資本主義(文庫本:アロハで田植え、はじめました)」の続編といわれている。 オルタナ農夫が猟師にな…

サクラ
1か月前
4

脱・両立の先に見えた「二刀流」の働き方

仕事をしていて、1番うれしかったエピソードを書く企画。 私の軸となる仕事は、15年近く続けた教職と、4年目に突入したライター業だ。だから、それぞれの仕事で1番うれし…

サクラ
2か月前
21

私が考える、仕事の醍醐味

思いがけず、自由時間ができた!ってなわけで、仕事の醍醐味について書こうと思う。 とんでもなく仕事人間な私。仕事をしていてうれしかったことは、数えきれないほどある…

サクラ
2か月前
7

サラバ!がんじがらめの自分

自由と不自由って、紙一重やなぁと思う。 好きで続けていたことが、知らぬ間に「義務」になっている。あふれんばかりの思いを吐き出したくて書いていたエッセイが、「あれ…

サクラ
2か月前
9

#63「すべてを知る存在」

小学生になり、長男がシレッと嘘をつくようになった。子どもってすごいなぁ〜と思うのが(我が家だけ?)、親の反応から「こうすればバレない」という抜け道をいとも簡単に…

サクラ
2か月前
5

#62 「子どもは案外、見抜いている」

ほんまそう。子どもたちも、先生が間違えることぐらい分かっている。むしろ、失敗する先生のほうが、なんやかんや愛されていたように感じる。 教員1年目のころ、専科を担…

サクラ
2か月前
7

#61「吐瀉物と向き合う」

さとゆみさんの、こういうところが好きやなぁ。 実は、さとゆみさんの「書く仕事がしたい」は結構前から知っていた。なぜ、読まなかったのかというと「書くスキルは大して…

サクラ
2か月前
1
"表現"を書いた「三行で撃つ」

"表現"を書いた「三行で撃つ」

近藤康太郎先生の「三行で撃つ」が、めでたく10刷となった。10刷を記念して!3回目の通読。

読んだ気になり、肝心なところを掴めずにいた自分に気付く。

なんて、厳しい本!本書を読み、このように感じた人は多いのではないだろうか。私もそのひとり。1回目に読んだ感想は「厳しいけれど、スカッとする」だった。

痛いところをつかれて苦しいはずなのに、ちょっとうれしい。相反する感情に、少しばかり戸惑う感じ。

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「やりたいこと」が見えた後。

「やりたいこと」が見えた後。

2024年は間違いなく、変化の年。

思わぬところから学校取材記事を書き始め、子どものために悩み、考え、行動している人たちを知った。

私はどうだろう?

子どもたちのために、本気になれているのか。

心のこり長男が1歳になると同時に復帰し、受け持ったクラスはなかなか手強かった。

「1年生の頃に学級崩壊しています。うちの学校で、1番大変な学年かも」

管理職の話どおり、なかなかのツワモノぞろい。

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書きたいことを、書く

書きたいことを、書く

黒柳徹子さんの「窓ぎわのトットちゃん」「続 窓ぎわのトットちゃん」を読了した。

「窓ぎわのトットちゃん」は、小学生のころ、母に勧められて一読したと記憶している。ただ、当時の私は大の本嫌い(漫画は別枠)。どうやら、目を上下させるだけでな〜んにも入っていなかったようだ(なんてこったい)。

枠からはみ出した子どもたち小学1年生で退学となったトットちゃんが訪れたのは、「トモエ学園」。トットちゃんを含む

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名文に触れる

名文に触れる

2024年8月29日、台風が接近していたその日。朝から晩まで文学にひたった。仕事はあるけれど、まぁ、どうにかなる(無事に、今日がんばって納品した)。

なんだか、とにかく、名文に触れまくりたかったのだ。

「合わない」「分からない」「古い」近藤先生の「百冊で耕す」を読むまで、恥ずかしながら「私に古典文学は難しい」と思っていた。

だが、それって謙虚なようでいてめちゃくちゃ傲慢だ。

「ああコレ、私

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日常の「フェイク」をあぶり出す

日常の「フェイク」をあぶり出す

政治学者・岡田憲治さんの新著「半径5メートルのフェイク論」が、先月(2024年7月)に発売された。

「不登校の責任論」「戦争と平和」「変えられるのは未来と自分だけ」など、正論のようにまかり通っている言葉が、フェイクとして並ぶ。目次を見た瞬間に「何コレ、おもろそう。読む!」と決めた。

ふと耳にするニュースに対し、こんな感情を抱いたことはないだろうか。

私はしょっちゅう、この「なんかおかしい」モ

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やりたいことの輪郭

やりたいことの輪郭

昨日、夏目漱石の「こゝろ」を読了した。

この作品、漱石が47歳のときに書かれたそう。あれこれ調べてみると、どうやら漱石は37歳から小説を執筆し始めたようだ。

一生懸命になればなるほど、家族から遠ざかる現実を目の当たりにし、教職を退いたのは37歳のとき。次男を出産し、ライター業を本格始動したのが38歳。

それから3年と少し。なんだか今、「過渡期」に入っているように思う。

読書会にて所属してい

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79回目の終戦記念日に。

79回目の終戦記念日に。

10年前に比べて、圧倒的に減ったものがある。

戦争に関する番組だ。

私(アラフォー)が子どものころは、8月になると戦争に関する番組を目にしたと記憶している。学校では「はだしのゲン」を見て、「飛べ!千羽づる」に込められた佐々木禎子さんの思いを学んだ。

数年前だっただろうか。「はだしのゲン」が学校の図書室から撤去されたというニュースを読んだ。理由は「残酷だから」とのこと。

「残酷だから」戦争番

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「やりたい」と「できる」の兼ね合い

「やりたい」と「できる」の兼ね合い

ずーーーーーっと考えてきたことがある。

自分は何をもって「書く」仕事に貢献するのか。

リサーチ(取材)メインのライターか、作家か、はたまたそれらを支える編集か。「書きたい!」思いはあれど、フィールドはぼんやり。

自分に問いかけてみた。

実は私、あまり目立ちたくない。今やっている教育相談だって、SNSや動画でガンガンPRしている方もいる。実際、「売り出しますよ!」の提案もきた。だが、イヤなの

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いちばんの恐怖!それは・・・

いちばんの恐怖!それは・・・

8月にピッタリなテーマ「恐怖体験」。

今月も書くよー!

だれもいないトイレで感じた「気配」身の毛もよだつ恐怖は、高校2年生のときのアルバイト先にて体験済だ。

当時の私は、国道沿い(大阪府内)のファミレスでウェイトレスをしていた。更衣室で、「この店、"出る"で!」と盛り上がるパートのおばちゃん達。なんでも、交通事故で亡くなった女の子の霊がいるのだとか。

あんたも気をつけたほうがええで!と言わ

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疲弊する社会から"ばっくれる"アイデアがココに

疲弊する社会から"ばっくれる"アイデアがココに

近藤康太郎先生の著書「アロハで漁師、はじめました」は、「おいしい資本主義(文庫本:アロハで田植え、はじめました)」の続編といわれている。

オルタナ農夫が猟師になり、新たな気付きを得るまでの体験が、近藤先生ならではの「ユーモアで包んだ真理」を交えて書かれていた。

政治家の不正に家族の殺害、自殺……。
暗いニュースの根っこには、ほぼ間違いなく「カネ」がある。

かくいう私も、お金には苦労してきた人

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脱・両立の先に見えた「二刀流」の働き方

脱・両立の先に見えた「二刀流」の働き方

仕事をしていて、1番うれしかったエピソードを書く企画。

私の軸となる仕事は、15年近く続けた教職と、4年目に突入したライター業だ。だから、それぞれの仕事で1番うれしかったエピソードを、もらった言葉と併せて書いてみる。

【教職】「来年度も担任してほしい」3月ごろになると、チラホラ耳にするこの言葉。ありがたいことに何度も言ってもらったけれど、Kくん親子のエピソードが忘れられない。

Kくんは、カッ

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私が考える、仕事の醍醐味

私が考える、仕事の醍醐味

思いがけず、自由時間ができた!ってなわけで、仕事の醍醐味について書こうと思う。

とんでもなく仕事人間な私。仕事をしていてうれしかったことは、数えきれないほどある。エピソードを書くとキリがないので、今回はトータルした「仕事の醍醐味」について書いてみる。

たくさんの「思考」に触れられる私が仕事好きな理由は、多分コレ。仕事はプライベートの人間関係とは異なり、考え方が違う人とも関わる必要がある。私は長

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サラバ!がんじがらめの自分

サラバ!がんじがらめの自分

自由と不自由って、紙一重やなぁと思う。

好きで続けていたことが、知らぬ間に「義務」になっている。あふれんばかりの思いを吐き出したくて書いていたエッセイが、「あれ、やらなきゃ」のタスクに変わってしまう。

2週間ほど前。39度の熱を出して寝込んだ。この飽き性な私が、ずーっと続けてきた毎日更新。いやだ、こんなところで終わるなんて。熱にうなされながらも、noteに書く内容を考えた。

そして気付いた。

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#63「すべてを知る存在」

#63「すべてを知る存在」

小学生になり、長男がシレッと嘘をつくようになった。子どもってすごいなぁ〜と思うのが(我が家だけ?)、親の反応から「こうすればバレない」という抜け道をいとも簡単に見つける。

例えば私は「決めつけられる」のが嫌な人間やから、長男にも決めつけないようにしている。「これ、〇〇くんが(長男)やった?」と問い、「いいや、やってないよ」と言えば「そうか」と引き下がるのだ。

だから、彼はやっていても「やってい

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#62 「子どもは案外、見抜いている」

#62 「子どもは案外、見抜いている」

ほんまそう。子どもたちも、先生が間違えることぐらい分かっている。むしろ、失敗する先生のほうが、なんやかんや愛されていたように感じる。

教員1年目のころ、専科を担当したあるクラスの先生(先輩)が私にこう言った。

「失敗しても絶対に、謝るな。子どもに舐められるから」

その先輩は面倒見のいい人だったし、よく飲みにも行った。けれど、この考え方だけはどうしても同意できない。

「相手が子どもであれ、間

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#61「吐瀉物と向き合う」

#61「吐瀉物と向き合う」

さとゆみさんの、こういうところが好きやなぁ。

実は、さとゆみさんの「書く仕事がしたい」は結構前から知っていた。なぜ、読まなかったのかというと「書くスキルは大して必要ない」的な考えにどうしても共感できなかったから。

文章がへたでもライターになれる
ライターには文章力は必要ない

こんな文言の書籍を見かけると、ガックリした。ライターって「書く人」よね。書いて報酬をもらうのに、文章力が必要ないって。

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