サクラ

元教員🌸妊娠・出産を機に退職してライターの道へ。7歳と3歳の男児ママ。第2の道でスキル…

サクラ

元教員🌸妊娠・出産を機に退職してライターの道へ。7歳と3歳の男児ママ。第2の道でスキルアップを目指して奮闘中⭐️複数の企業と契約し、インタビュー記事をメインに執筆。インタビュイーの言葉の奥にある熱い想いに目を向けた記事に仕上げます。さとゆみライティング道場生

マガジン

  • レビュー〜思考のキセキ〜

    おすすめ書籍・映画・音楽をつらつらと紹介。思考をおすそわけします!

  • 余韻の深堀りコラム

    「今日もコレカラ」読了後の余韻を言語化してみるコラム。毎日更新!予定。笑

  • エッセイ「未知しるべ」

    日々感じたことや、これまでの体験などをつらつらと書いたエッセイ。

  • ライター業のあれこれ

    Webライターの知られざる?実情を曝け出します(あくまでも個人の主観)。

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やりたいことの輪郭

昨日、夏目漱石の「こゝろ」を読了した。 この作品、漱石が47歳のときに書かれたそう。あれこれ調べてみると、どうやら漱石は37歳から小説を執筆し始めたようだ。 一生懸命になればなるほど、家族から遠ざかる現実を目の当たりにし、教職を退いたのは37歳のとき。次男を出産し、ライター業を本格始動したのが38歳。 それから3年と少し。なんだか今、「過渡期」に入っているように思う。 読書会にて所属しているライターコミュニティで、同じような理由で公教育から退いた人に出会った。コメント

    • 「やりたいこと」が見えた後。

      2024年は間違いなく、変化の年。 思わぬところから学校取材記事を書き始め、子どものために悩み、考え、行動している人たちを知った。 私はどうだろう? 子どもたちのために、本気になれているのか。 心のこり長男が1歳になると同時に復帰し、受け持ったクラスはなかなか手強かった。 「1年生の頃に学級崩壊しています。うちの学校で、1番大変な学年かも」 管理職の話どおり、なかなかのツワモノぞろい。でも、大変であればあるほど、燃える性格。笑 少しずつクラスがまとまっていく、子

      • 書きたいことを、書く

        黒柳徹子さんの「窓ぎわのトットちゃん」「続 窓ぎわのトットちゃん」を読了した。 「窓ぎわのトットちゃん」は、小学生のころ、母に勧められて一読したと記憶している。ただ、当時の私は大の本嫌い(漫画は別枠)。どうやら、目を上下させるだけでな〜んにも入っていなかったようだ(なんてこったい)。 枠からはみ出した子どもたち小学1年生で退学となったトットちゃんが訪れたのは、「トモエ学園」。トットちゃんを含む、いわゆる「学校の枠」からはみ出した子どもたちの日常が描かれていた。 あとがき

        • 名文に触れる

          2024年8月29日、台風が接近していたその日。朝から晩まで文学にひたった。仕事はあるけれど、まぁ、どうにかなる(無事に、今日がんばって納品した)。 なんだか、とにかく、名文に触れまくりたかったのだ。 「合わない」「分からない」「古い」近藤先生の「百冊で耕す」を読むまで、恥ずかしながら「私に古典文学は難しい」と思っていた。 だが、それって謙虚なようでいてめちゃくちゃ傲慢だ。 「ああコレ、私のことや。私のことをゆうてはる」 自分の怠慢を猛反省し、古典文学にトライし始め

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          日常の「フェイク」をあぶり出す

          政治学者・岡田憲治さんの新著「半径5メートルのフェイク論」が、先月(2024年7月)に発売された。 「不登校の責任論」「戦争と平和」「変えられるのは未来と自分だけ」など、正論のようにまかり通っている言葉が、フェイクとして並ぶ。目次を見た瞬間に「何コレ、おもろそう。読む!」と決めた。 ふと耳にするニュースに対し、こんな感情を抱いたことはないだろうか。 私はしょっちゅう、この「なんかおかしい」モヤモヤを抱いていた。この本には、モヤモヤの要因たる巧妙なフェイクと、政治学者から

          日常の「フェイク」をあぶり出す

          79回目の終戦記念日に。

          10年前に比べて、圧倒的に減ったものがある。 戦争に関する番組だ。 私(アラフォー)が子どものころは、8月になると戦争に関する番組を目にしたと記憶している。学校では「はだしのゲン」を見て、「飛べ!千羽づる」に込められた佐々木禎子さんの思いを学んだ。 数年前だっただろうか。「はだしのゲン」が学校の図書室から撤去されたというニュースを読んだ。理由は「残酷だから」とのこと。 「残酷だから」戦争番組を放映せず、バイオレンスなドラマ・映画は放映する。矛盾を感じるのは、私だけだろ

          79回目の終戦記念日に。

          「やりたい」と「できる」の兼ね合い

          ずーーーーーっと考えてきたことがある。 自分は何をもって「書く」仕事に貢献するのか。 リサーチ(取材)メインのライターか、作家か、はたまたそれらを支える編集か。「書きたい!」思いはあれど、フィールドはぼんやり。 自分に問いかけてみた。 実は私、あまり目立ちたくない。今やっている教育相談だって、SNSや動画でガンガンPRしている方もいる。実際、「売り出しますよ!」の提案もきた。だが、イヤなのだ。自分は目立ちたくない。 そもそも教育相談も、話を聞いてスッキリする人がいる

          「やりたい」と「できる」の兼ね合い

          いちばんの恐怖!それは・・・

          8月にピッタリなテーマ「恐怖体験」。 今月も書くよー! だれもいないトイレで感じた「気配」身の毛もよだつ恐怖は、高校2年生のときのアルバイト先にて体験済だ。 当時の私は、国道沿い(大阪府内)のファミレスでウェイトレスをしていた。更衣室で、「この店、"出る"で!」と盛り上がるパートのおばちゃん達。なんでも、交通事故で亡くなった女の子の霊がいるのだとか。 あんたも気をつけたほうがええで!と言われ、「そうなんですね〜」とかわしながら「んなワケないやん。てか、気をつけようがな

          いちばんの恐怖!それは・・・

          疲弊する社会から"ばっくれる"アイデアがココに

          近藤康太郎先生の著書「アロハで漁師、はじめました」は、「おいしい資本主義(文庫本:アロハで田植え、はじめました)」の続編といわれている。 オルタナ農夫が猟師になり、新たな気付きを得るまでの体験が、近藤先生ならではの「ユーモアで包んだ真理」を交えて書かれていた。 政治家の不正に家族の殺害、自殺……。 暗いニュースの根っこには、ほぼ間違いなく「カネ」がある。 かくいう私も、お金には苦労してきた人間だ。今だって、子どもの頃ほどではないものの、絶え間ない物価高に苦しめられている

          疲弊する社会から"ばっくれる"アイデアがココに

          脱・両立の先に見えた「二刀流」の働き方

          仕事をしていて、1番うれしかったエピソードを書く企画。 私の軸となる仕事は、15年近く続けた教職と、4年目に突入したライター業だ。だから、それぞれの仕事で1番うれしかったエピソードを、もらった言葉と併せて書いてみる。 【教職】「来年度も担任してほしい」3月ごろになると、チラホラ耳にするこの言葉。ありがたいことに何度も言ってもらったけれど、Kくん親子のエピソードが忘れられない。 Kくんは、カッとなると感情を抑えられないところがあった。普段はほとんど口を開かず、黙って過ごし

          脱・両立の先に見えた「二刀流」の働き方

          私が考える、仕事の醍醐味

          思いがけず、自由時間ができた!ってなわけで、仕事の醍醐味について書こうと思う。 とんでもなく仕事人間な私。仕事をしていてうれしかったことは、数えきれないほどある。エピソードを書くとキリがないので、今回はトータルした「仕事の醍醐味」について書いてみる。 たくさんの「思考」に触れられる私が仕事好きな理由は、多分コレ。仕事はプライベートの人間関係とは異なり、考え方が違う人とも関わる必要がある。私は長らく教員をしていたのだが、モロに学年・学校の「チームワーク」が求められた。もちろ

          私が考える、仕事の醍醐味

          サラバ!がんじがらめの自分

          自由と不自由って、紙一重やなぁと思う。 好きで続けていたことが、知らぬ間に「義務」になっている。あふれんばかりの思いを吐き出したくて書いていたエッセイが、「あれ、やらなきゃ」のタスクに変わってしまう。 2週間ほど前。39度の熱を出して寝込んだ。この飽き性な私が、ずーっと続けてきた毎日更新。いやだ、こんなところで終わるなんて。熱にうなされながらも、noteに書く内容を考えた。 そして気付いた。 これは本末転倒や。 子どもを産んでから少しマシになったけれど、私は自分を追

          サラバ!がんじがらめの自分

          #63「すべてを知る存在」

          小学生になり、長男がシレッと嘘をつくようになった。子どもってすごいなぁ〜と思うのが(我が家だけ?)、親の反応から「こうすればバレない」という抜け道をいとも簡単に見つける。 例えば私は「決めつけられる」のが嫌な人間やから、長男にも決めつけないようにしている。「これ、〇〇くんが(長男)やった?」と問い、「いいや、やってないよ」と言えば「そうか」と引き下がるのだ。 だから、彼はやっていても「やっていない!」と主張すれば、嘘をつき通せると思った様子(なんてこったい)。 ただ、さ

          #63「すべてを知る存在」

          #62 「子どもは案外、見抜いている」

          ほんまそう。子どもたちも、先生が間違えることぐらい分かっている。むしろ、失敗する先生のほうが、なんやかんや愛されていたように感じる。 教員1年目のころ、専科を担当したあるクラスの先生(先輩)が私にこう言った。 「失敗しても絶対に、謝るな。子どもに舐められるから」 その先輩は面倒見のいい人だったし、よく飲みにも行った。けれど、この考え方だけはどうしても同意できない。 「相手が子どもであれ、間違えたときは謝るもんでしょ」 心の中で反発した。 舐められる・舐められない以

          #62 「子どもは案外、見抜いている」

          #61「吐瀉物と向き合う」

          さとゆみさんの、こういうところが好きやなぁ。 実は、さとゆみさんの「書く仕事がしたい」は結構前から知っていた。なぜ、読まなかったのかというと「書くスキルは大して必要ない」的な考えにどうしても共感できなかったから。 文章がへたでもライターになれる ライターには文章力は必要ない こんな文言の書籍を見かけると、ガックリした。ライターって「書く人」よね。書いて報酬をもらうのに、文章力が必要ないって。んなわけないでしょう・・・と。 確かに、今までは「大して」文章力がなくてもでき

          #61「吐瀉物と向き合う」

          #60「どうせ変わらない世の中、ではない」

          「自分が投票してもしなくても、変わらんよね」 諦めたくなる気持ちは非常によく分かる。何を隠そう、私だってそう思っていた。投票を棄権したことはないものの、心のどこかで「結局は組織票やグローバリズム層が押す〇〇さんが通るのだろう」と。 なぜ、組織票やメディアに左右される人が多いのだろう? おそらく、「政治の話」をタブーとする風潮が関係していると思う。 ✳︎ 先週、4年ぶりに会った友人とは20年来の付き合いになる。学生のころに出会った彼女とは、楽しい話から真剣な話まで、あ

          #60「どうせ変わらない世の中、ではない」