サクラ

元教員🌸妊娠・出産を機に退職してライターの道へ。7歳と3歳の男児ママ。第2の道でスキル…

サクラ

元教員🌸妊娠・出産を機に退職してライターの道へ。7歳と3歳の男児ママ。第2の道でスキルアップを目指して奮闘中⭐️複数の企業と契約し、インタビュー記事をメインに執筆。インタビュイーの言葉の奥にある熱い想いに目を向けた記事に仕上げます。さとゆみライティング道場生

マガジン

  • 余韻の深堀りコラム

    「今日もコレカラ」読了後の余韻を言語化してみるコラム。毎日更新!予定。笑

  • レビュー〜思考のキセキ〜

    おすすめ書籍・映画・音楽をつらつらと紹介。思考をおすそわけします!

  • エッセイ「未知しるべ」

    日々感じたことや、これまでの体験などをつらつらと書いたエッセイ。

  • ライター業のあれこれ

    Webライターの知られざる?実情を曝け出します(あくまでも個人の主観)。

最近の記事

#2「"組織"と"自分"の小競り合い」

「いいことをしているんだから、もっとアピールすればいいのに」 当時パワハラ真っ最中だった私に、同僚がもったいなそうにつぶやく。彼は「自分をアピールしないから、評価されないのだ」と続ける。 評価?なんのために? 目の前に置かれたグレープフルーツサワーと同じように、フツフツと湧き上がってくる反発心。 ✳︎ 昔っから、アピールするのが苦手。話のネタとして話すのはいいけれど、こんなことしました、あんなことしましたと、自分を売り込むのが超絶苦手なのだ。理由はただひとつ、「サム

    • #1「オリジナリティの出し方」

      読んでビックリ。 もしも私が書評の連載を任されたとしたら、真っ先にプロの書評を読みあさるだろう。 けれど、そこにはオリジナリティはない。なるほど。オリジナルのスタイルを作るためには、"最高峰に触れない"ことが大切なんだ。 よくよく考えてみると、"学び方"には大きく2通りあるなぁ。ひとつは、漢字の練習が典型的だが、手本を見ながら技術を身につけていく方法。書家でもない限り、とめ・はね・はらいといった書き方にほとんど個性はないだろう。 一方、手本や型にはまらず、感覚で身につけ

      • 自分の"リズム"を知る

        先日アマプラで鑑賞した『Dr.Bala』で、吉岡医師が口にした"リズム"という言葉。Dr.Balaこと大村医師と、吉岡医師が語らうシーンが2日経った今もなお、頭から離れない。 「長時間の手術は苦手なんだ」と話す吉岡医師には、卑下や後ろめたさは感じられない。まるで「僕はA型で、彼はB型なんだよ」と説明するように、話していた。 これが、「等身大」「ありのままの自分を受け入れる」姿なのかもしれない。そう思った。 話はまるっと変わり。 私の夢は美容師だった。ずっとずーっと憧れ

        • 映画『Dr.Bala』で垣間見た"超一流"の生き方

          2024年5月5日の「横浜国際映画祭」で「Dr.Bala」が上映されると知ったのは2日前。駆けつけたいけれど、にっちもさっちもいかない。泣 1日遅れたけれど、アマプラで鑑賞した。 すぐに動く「Dr.Bala」は、日本人医師・大村さんのニックネーム。Balaは「力もち」を意味しているらしい。力こぶを見せながら、「私の名前はDr.Balaです」と現地の言葉で自己紹介する。 大村さんは超絶に激務といわれる大学病院で働きながら、1年に1週間、休みを使ってカンボジアやミャンマー、ビ

        #2「"組織"と"自分"の小競り合い」

        マガジン

        • 余韻の深堀りコラム
          2本
        • レビュー〜思考のキセキ〜
          7本
        • エッセイ「未知しるべ」
          21本
        • ライター業のあれこれ
          12本

        記事

          モンスターの正体は?

          小学生のお子さんがいる方の教育相談に乗ると、結構な頻度で「モンスターペアレント」という言葉を聞く。いずれも「担任にモンスターペアレントと思われるのが怖くて、本音で話せない」という内容。 ✳︎ モンスターペアレントって、なんなんやろう。学校に意見するのがモンスター?例えば子どもがいじめられていて、学校に「対応してください」ってお願いするのはモンスター? 違うよね。 かくいう私も15年近い教員生活で、頭を悩まされ、感情をグッシャグシャにされた保護者に出会ってきた。あのころ

          モンスターの正体は?

          模倣からオリジナルへ。

          3歳の次男は、ようやく2語文を話し始めた。きっと、発達のスピードは同年代の子に比べてゆっくりめ。ただ、彼の観察力には驚かされてばかりだ。 次男が2歳のころ。「うちって大家族やったっけ?」と言いたくなるほど、大量の洗濯物をたたんでいた。パトカーのおもちゃで機嫌よく遊んでいた次男が、そろりそろりと近寄ってくる。上目づかいで両手を広げて私を見る。抱っこをねだるポーズだ。 「今、洗濯物をたたんでいるんよ」と声をかけると、近くのタオルに手を伸ばす次男。ブンブン振り回すんやろうな、と

          模倣からオリジナルへ。

          不自由さに「自由」を見出す

          近藤康太郎先生の新刊「Work Is Life 〜宇宙一チャラい仕事論〜」が、2024年4月26日に発売される。イベント参加者の特典で4月18日に手元に届き、その日のうちに読了した。 「チャラい仕事論」と聞き、おふざけを連想する人もいるかもしれない。しかしこの本は正反対、例えるならば「チャーラー、ヘッチャラー」の、あのアドベンチャー。194ページで冒険できる。著者の人生をたどっている気分になる。そんな1冊だ。 最初から、楽しい仕事ができるわけがない近藤先生の直球どストレー

          不自由さに「自由」を見出す

          Win-Winな関係づくり

          お互いにとって何らかのメリットがある「Win-Winな関係」。仕事はもちろん、夫婦、友人、さまざまな人間関係を円滑にする。 ならば!親子だって例外ではないはず。 イライラが止まらない夫に似たのか、幼稚園のころから片づけが得意だった長男。諸用で学校を訪れたときに道具箱を抜き打ちチェックしても、まぁまぁ整頓されていた。しかーし、最近「やりっぱなし」が増えている。本棚から顔を出す靴下。ソファに脱ぎ散らかされたパジャマ。 人間だもの。たまには仕方ないわよね、と「次からは気をつけ

          Win-Winな関係づくり

          アナログさいきょう説

          前職のころ、週に1回のペースで学級通信を発行していた。出産して復帰するまでは、パソコンで作成、管理職などにチェックをしてもらって発行する流れが当たり前。 ただ、子どもが生まれると別だ。「保育園のお迎え」というタイムリミットがあるので、パソコンで学級通信を書く時間がない。 学級通信は任意だけれど、保護者とのコミュニケーションにかなり役立つ。実際に数名の保護者から「子どもが学校の様子を話してくれないから、学級通信を楽しみにしている」という声も聞いていた。 そこで、大量のFA

          アナログさいきょう説

          死してなお、生きる

          私は義母に会ったことがない。夫と出会う十年ほど前、卵巣がんで亡くなったそうだ。 読まれることのない手紙写真に映る義母は、どことなく夫に似ている。義母の弟さんと初めてお会いしたとき、「シャキシャキした感じが姉さんに似ている」「母親と似た相手を選ぶって聞くけれど、ほんまやなぁ」と言われた。 結婚後、初めての母の日を前に、私は義母宛てのプリザードフラワーを用意し、手紙を書いた。 夫は何をしだすんや?という表情で、「そんなんしても、読んでもらえへんよ」と申し訳なさそうに言う。

          死してなお、生きる

          ひとりって孤独?

          私は1人が結構好きだ。1人でフラッと散歩に出かけるし、ラーメン屋や映画館にも入る。そんな私だけれども、高校2年生のある時期までは1人が超絶苦手だった。 「悪口に同意しない」は大罪小学校は4人グループ。中学校は8人グループ。高校は、7人だったかな。当然のようにグループで行動し、行きたくもない場所に付き添う。隣にクラスメイトはいたけれど、あのころの私は、多分孤独だった。 グループのメンバーだったYちゃん。ある日、Yちゃんからその場にいないMちゃんの悪口を聞かされた。「どう思う

          ひとりって孤独?

          「いまの私」をつくった友人の言葉

          先月から「WILL」という本を読んでいる。私は人よりも思考に時間がかかるタイプなので、じっくりと少しずつ進めている。 過去から現在、未来へとつなげていくワークで、ようやく過去を振り返ったところ。過去を振り返るうち、私は友人たちの言葉に影響を受けてきたことに気づいた。思考のおすそ分けとして、今の私の根幹となっている友人たちの言葉をちょっとだけ紹介する。 「私、めっちゃうれしかってん。やから、私もやろうと思って」J-POPに目覚めた小学校5年生のころ、友達同士でお気に入りの曲

          「いまの私」をつくった友人の言葉

          「無償の愛」はだれから?

          「無償の愛」は母から子へ注がれるっていうけれど、私はむしろ逆だと思う。母から子に注がれる愛が「無償の愛」なら、なぜ耳をふさぎたくなるような悲惨な虐待や赤ちゃんの遺棄が絶えないのだろうか。 反対に幼少期の子どもの母に対する言動は、無償の愛だなぁって思う。見返りなんて求めず、当たり前のように愛情を注いでくれる。 小学2年生になった長男は、とにかく私を褒める。少しでもメイクや髪形を変えようもんなら、「あれいつもと違うね」って真っ先に気付く。髪ボッサボサかつすっぴん、メガネの日だ

          「無償の愛」はだれから?

          「言葉」が人の心を壊す可能性

          心を壊す。人間である限り、だれにだって可能性はある。たまーに「打たれ弱いから心を病むのよ」なんて聞くけれど、そんなことはないと思う。 マイナスな言葉の威力いじめやパワハラの恐ろしさは、言葉にあるような気がしてならない。少なくとも私はそうだった。「死ね」「あなたはダメ」「消えろ」など、毎日のようにひどい言葉を浴びせられ続けると、少しずつ、でも確実に心は弱っていく。ブラックコーヒーに入れた数滴のミルクがじんわりと広がっていくように、心を蝕んでいくのだ。 「そんなことはない」「

          「言葉」が人の心を壊す可能性

          点じゃなく、線で捉える。

          2024年3月26日、さとゆみさんのトークイベントに参加した。イベント前に道場仲間と再会、「アフターフォローどうだった?」と近況を簡単に報告しあった後、青山ブックセンターに向かう。 著者・参加者でつくるトークイベント生まれて初めて参加したトークイベントは、著者と参加者の境界線を感じない内容だった。参加者から感想と質問を投げかけ、さとゆみさんとりりこさんが答える形でイベントが進行する。 参加者の質問をさとゆみさんとりりこさんが深堀りし、「本には勝ち筋がある」「届ける相手がは

          点じゃなく、線で捉える。

          幼虫からさなぎへ。さとゆみさんとの出会い

          2024年2月、私はさとゆみさんが主宰する「さとゆみライティングゼミ東京道場」に参加した。 私は昨年、以下の記事で「お金をかけなくてもライターの知識は学べる」「経費で割り切れる月額2,000〜3,000円程度が無難」と熱弁している。 そんな私がなぜ、決して安くはない講座を受けるに至ったのか。私の価値観を変えたさとゆみさんとの出会いを語ってみる。 出会いさとゆみさんを知ったのは、所属しているコミュニティの公開インタビューだった。コミュニティ運営者(以後:Eさん)が、さとゆ

          幼虫からさなぎへ。さとゆみさんとの出会い