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旅行記

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そのまま、旅行した時の記録です。もちろん写真もあります。ビール写真が多いかも。
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#旅

自由律俳句(その十)『日々唯不死』出版等

自由律俳句(その十)『日々唯不死』出版等

 noteに発表してきた自由律俳句を編集し、また種田山頭火句集の書評などを入れた、『自由律俳句集 日々唯不死』をAmazonからキンドル及び紙バージョンで出版しました。

このうち、最新の作品を以下にご紹介します。

〇 2024年3月、土曜のため、まだほんの一部しか咲いていない桜の下に、大勢の花見客がいる。そして、暖かい陽気に誘われて、公園には老夫婦、家族連れ、ペットを連れた人たちが、あちこちに

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自由律俳句(その九)『日々唯不死』

自由律俳句(その九)『日々唯不死』

無心如意(無の心を意の如くに)

〇 2023年12月、古い都営住宅をとり壊した後の更地を囲む、冷たい無機質の金属フェンスの下から、たぶん昔の住人が植えていたと思われる、紫の朝顔が花を咲かせていた。

道端に咲く朝顔に 住んでいる人の顔が見えた

瓦礫に佇む重機は 古の恐竜のように咆哮している

古いから壊す 新しく作ったものに心は住めない

〇 2023年12月、銀座の「ガスト」で飲み、さらに有

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自由律俳句(その7)

自由律俳句(その7)

〇 2023年7月14日、連日の猛暑が一休みするが、猛暑の時と同様、ひたすら眠い。そして、難解な哲学書を読んだ後は、必ず睡魔が襲ってくるのは、おそらく脳が処理可能な量を越えた情報をインプットされたためだと、妙に納得する。

朝 目が覚めたとき そこが浄土であればといつも願う

我が魂は もうこの身体に飽いている では次はどうするのだ

結局この世で得たものは なんだったのだろう 答えはでない

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〈旅行記〉出雲にいます

〈旅行記〉出雲にいます

今晩は玉造温泉に宿泊。出雲大社から、足立美術館、玉造、境港、隠岐島、姫路、神戸と長い旅です。そして、11年ぶりの日本を楽しみ、伊勢に続く日本の神様に、これまでのお礼を伝える旅です。神戸でも、11年ぶりに友達と酒を酌み交わします。まさに、失くした時間を取り返す旅です。