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幸せなまなびの場

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#学校

何の研修かも大事だけどやはり一番は「人」

何の研修かも大事だけどやはり一番は「人」

真宗大谷派の新任教職員研修に参加してきました。そこでの気づきをまとめています。一つ前のブログの続きです。

先に断っておきますと、真宗大谷派の学校に勤務していますが、宗教に関する知識はゼロです。

井戸端の如く心地よく、哲学対話の如く深く多様

講義の間には3回の対話の場が設けられました。90分にも及ぶ講義なのでものすごい情報量です。そのアウトプットの場があったのはありがたかったです。それぞれのグ

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大事なProjectを失った時、あなたには何が残りますか?

大事なProjectを失った時、あなたには何が残りますか?

すごい研修を受けると人はゾーンから抜けられなくなる。今日の研修がまさにそうでした。ある意味、この衝撃は(ちょっと種類は違うけど) 岸見一郎先生以来かもしれない。

難しいことをわかりやすく

著書「嫌われる勇気」が有名な岸見先生との共通点はいくつかありますが、一番は難しいと感じることが一つもなかったこと。もちろん自分にはある程度背景知識がありますが、専門用語がさりげなく入っていても全然難しく感じな

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江藤は社長なの?一体何をしているの?

江藤は社長なの?一体何をしているの?

少し前に職場の若者に言われました。「江藤先生、実は社長だそうですね。」Yesと言うかNoと言うか、社長ではないのでNo?一般社団法人の代表理事ではあります。

オーガニックラーニングの組織形態形態としては、非営利の社団法人です。以下のサイトによると、

理事は3人いて、大分の株式会社Doitの社長である土井さん、関東の大学で教えているマキさん、そして江藤です。雇っている人はおらず、とっても小さな社

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破壊力-道-Do,始まりました。モヤって帰るってどうなの?

破壊力-道-Do,始まりました。モヤって帰るってどうなの?

Day oneのディスカッションでのことです。もう、盛大にモヤモヤして終わってしまった!というお声をいただき、思い出したことがありました。それは、5年ほど前のこと。高校1年生が、外部の中学生を集めてワークショップをしたいと言い出しました。彼らはその内容を決めるために教室にいたのですが、覗きに行くと争い勃発。盛大に口論しているではありませんか。

モヤモヤして帰ってもらうのか、すっきりして帰ってもら

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元旦に寄せて:振り返りとビジョン

元旦に寄せて:振り返りとビジョン

明けましておめでとうございます。今年はのんびりとした元旦を迎えました。毎年やっている振り返りをベースに、年度末にはその年にあったことを書いているのですが、今年はnoteにも書いておこうと思います。

2022年振り返り今年のハイライトを5行でまとめました。いろんなことがありましたが、こうして書き出してみると結実したことが多かったようです。

1)勤務校

1−3月はオンラインでの国公立二次の指導、

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突き出ているならむしろスキを極めたい

突き出ているならむしろスキを極めたい

久しぶりに、自分のような動きをする先生に出会いました。Zoomでの打ち合わせをしていたのは、新講座への登壇について。2022年11月4日スタートの4回連続講座です。

変って罪なの?小学校に入学した私は、変な子でした。同じペースで動いているクラスメートに違和感を感じていました。それもそのはず、先生からも同年代からも、学校で評価されることがほぼほぼ苦手、一方で学校で評価されないことが得意だったのです

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学校現場ってほとんどのことが「手段の目的化」してない?

学校現場ってほとんどのことが「手段の目的化」してない?

毎日目的を意識して生徒と向き合いたい、でも何のためにするのか(目的)より、どのようにするのか(手段)に重きを置きがちです。もちろんルーチンワークは必要ですし、毎日コロコロやることが変わったらそれはそれでしんどいのですよね。でも、目的ってほんとに忘れられがちなんです。今日は、そもそもの根本にある目的を洗い出すセッションを生徒とやってみた授業についてお話したいと思います。

手段の目的化とは手段の目的

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間違いない授業、いい授業ってなんだ?

間違いない授業、いい授業ってなんだ?

今日は少々辛口です。頭を使うのがいやな人はスルーしてください。

こんな授業は、いやだー!・先生がどんな生徒を育てたいか言語化できてない
・ひたすらプリント演習、和訳プリント配られる
・覚えなきゃいけないリストばっかり
・結局、授業が終わって何が身についたか思い出せない
・先生が、やたら面倒見がいいアピールをしてくる

とまあ、ここまでは普通かもしれません。今日言いたいのはむしろもっと大きな部分、

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