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投資と栽培

私は毎年外に面している出窓スペースで「栽培」を楽しんでいる。「栽培」は楽しい。

【アロエ、バジル、スコッチボネット】

出窓スペースなので高さが必要なものなどは育てられないが、バジルやミントなどのハーブ類は育てることができる。常時植えてあるものにはアロエがあり、妻が韓国人の知人から教えてもらった自家製の化粧水を作る際に利用している。自家製とは言えど流石は美容大国だけあって、教えてもらったのはもう10年近く前になるが、それ以来我が家はアロエの自家製化粧水を使い続けている。

また、ここ数年、都内では夏場は特に強い風が吹くようになり、出窓に出して置けるものも風にある程度耐えられるような種類のものを選択する必要が出てきた。

ミニトマトなどはすぐに葉っぱが駄目になり、昨年の冬頃トライした「そら豆」はおそらくカメムシにやられてしまい、せっかくついた実はほとんど黒くなってしまった。収穫できたのはたかだか5,6本のそら豆となってしまった。

このようなトライ&エラーを繰り返しながら、今年はバジルとジャマイカの唐辛子「スコッチボネット」に種類を絞り栽培に取り組んでいる。

バジルは今年は大成功し、おいしいバジルソースを作ることが出来た。お昼ご飯にパスタに絡めて食べているが、なんともおいしいソースとなってくれた。

そして「スコッチボネット」であるが、今花をつける真っ最中であり、実も徐々に大きくなっているものもある。

唐辛子はもともと好きであり、特にハラペーニョが好きである。しかし、いつか「ジャークチキンのソース」をスコッチボネットで作ってみたいと考えていた事もあり、メルカリで種が売っていたので試すことにした。

実はスコッチボネットの前に青唐辛子の種を植えたのだが、種まきの時期が早かったのか、一つも芽が出なかったので、スコッチボネットにしたという背景もあったりなかったりするが。

このように私は「栽培」が好きなのだが、特に楽しいと感じるのは一粒の種から沢山の収穫が出来る事だ。

バジルの種は手に取るととても小さい。大人の指では一粒一粒を掴むのが困難なくらいである。

そのような小さい種が芽を出し、水をやり、日光に当てて育てると、たちまち沢山の葉をつけて収穫の楽しみを与えてくれる。

今スコッチボネットを育てているが、目に入るだけでも6,7つの実が確認出来ているので、赤い実や黄色い実をつけてくれるのを今から楽しみにしている。

【投資との共通点】

私にとって、実は投資も栽培と同じ様な楽しみがあると感じている。投資のプロからすると安易で幼稚な捉え方だと思われてしまうだろうが、投資金という種を使って株や投資信託という土に植えると、さらに多くのお金を収穫できる可能性があるのである。

栽培は植える時期や土、または環境によって収穫量には差が出てくる。投資も言ってみれば同じであり、お金を株や投資信託という土に植え、企業努力と世界の景気などという環境によって、資産を増やせる可能性がある。

そして実際に投資を行い、含み益が出ているとつい気持ちは嬉しくなる。もちろん、長期積立投資を行っているので、今含み益が出ているかどうかは大して重要ではなく、20年後、30年後にしっかりと資産が増えているという事の方が重要なのであるが、含み益が出ているというのはやはり気持ちがよく嬉しいものである。

この嬉しさは今出窓に植えているスコッチボネットが実をつけているのを確認し、それが少しずつ大きくなっているのを見る時に感じる嬉しさと共通している。すくなくとも私にはそう感じるのである。

【投資と栽培のルール】

さらに投資と栽培には同じ様なルールが働いているようにも感じる。

投資は本質的にお金を増やすことがゴールになる。という事はもし損をするのであれば目的を全うしておらず、ゲームで考えれば負けを意味する。

栽培も同じである。何かの種を植えるという事は収穫を目的にしている。それが花であっても何かの実であっても葉そのものであっても、収穫を目的にしている事には変わりがない。

そしてもし収穫が得られなければもちろんその栽培は失敗となり、ゲームで考えれば負けとなるのだ。

昨年植えたそら豆だが、そら豆として食べることが出来た実は5,6本しか無かった。もちろん収穫して食べるという楽しみは得ることができたが、本来であればプランターでも30本ほどの収穫を楽しめるので、やはり失敗と感じている。

そしてこの失敗は嬉しいと感じることはないのである。

【投資も栽培も収穫が狙いとなる】

投資にチャレンジすると初めの内は「慣れる」事が目的となる。それは証券会社のWEBサイトやアプリの使い方に慣れることや、投資信託や株式の銘柄に慣れる事も含まれる。さらにはお金の入金方法や実際に投資信託や株式を売買する事にも慣れる必要がある。

しかしこれらの慣れる為のプロセスを終了すれば「お金を増やす」という本質的な取り組み目的に従い、個々自分なりの投資スタイルを構築し、資産形成に取り組んでいくこととなる。

栽培も同じである。種を植えて芽が出ないのは種を植える事の本質的な目的に反する。種を植える以上は芽を出させ、成長させ、収穫を手に入れることが本質的な取り組み目的となる。

そして与えられた環境でもっとも良く育つものを育て、最大量の収穫を手に入れることが出来れば成功となるわけなのだ。

そして最大量の収穫物を手に入れる為に投資も栽培も失敗から学びを得、自分の「栽培スキル」を磨いていく必要があるという事になるのである。

【まとめ】

画像を提供してくれるようなWEBサイトに行き「投資」と入力すると、茶色い円柱の鉢に、本葉2枚を付けた植物が植わっている画像が良く出てくる。

おそらくこのような画像が出てくるところを見ると、少なくとも私以外にも投資と栽培に共通点を見出している人はいるのだろう。

投資も栽培も増やすことが目的となるが、少ないものが多くなるというのはやはり楽しいし、嬉しいと感じるのである。

栽培も投資も難しい部分はあるが、一つ一つ学びを得、少しでも多くの収穫物を手に入れられるようにと願っているのである。


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