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考えちゃう系

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あなたをふと考えさせたい文章です。
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あんなに好きだった趣味をやめようとしている

あんなに好きだった趣味をやめようとしている

何かに夢中になっている自分と、それを上から覗き込んでいる自分がいる。

その2人の自分は同一人物なのに、時として意見はまっぷたつに別れる。

「もっと続けたい」「もう辞めて、別のことをしよう」

2つの声を同時に聞きながら、ぼくはどこへ進んでいけばいいんだろう。

***

このあいだ、よさこいのお祭りの遠征に行った。街全体がお祭りムードで、衣装に身を包んだ人たちが行き交い、四方八方から曲が聞こえ

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自分の恋愛評価額はいくらなのか

自分の恋愛評価額はいくらなのか

このセリフが胸に突き刺さって抜けない。恋愛において自分は「善良」だと思っていたのに、なんて「傲慢」だったのだろう。

自分を高く見積らなければ。相手を値踏みするような邪心なんてなければ。

小説を読んで自分を嫌いになったのは、久しぶりのこと。

***

今年の夏は自分に課題図書を決めていた。noteに感想文も書くという決意を込めて。小学生の頃、あんなに嫌いだった読書感想文を自分で強いるなんて、人

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「コッチじゃない」お悩みカレーは4つの材料でできている

「コッチじゃない」お悩みカレーは4つの材料でできている

「自分が選んだ道、間違ってるのかな」

こんなことを、人生のどこでだって考える。なにか1つのことじゃない。職場や恋人、家選び。人間関係だってそうだ。

人は何かを選び続けている。だから、歳を重ねるほど、経験や知識のおかげで「選択」が上手くなる。

はずなのにね。後悔する回数はむしろ増えるよ。「あっちがよかったな」って「じゃない方」を羨ましがることばかり。

大人になるほど、悩みを作るのが上手くなる

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投稿する記事の「量か質か」にどう向き合う?

投稿する記事の「量か質か」にどう向き合う?

みなさんは自分が書くnoteの記事の「量と質」について考えたことはあるでしょうか?

「もっと多くの人に読んでもらうには、もっと記事をアップした方がいいのかなぁ。」

「最近、記事を多くあげることに注力してるけど、なんだか質が落ちてきてる気がする。」

悩ましいですね。ぼくはしょっちゅう考えてしまいます。そんなぐるぐるとした思考に、一つの道筋を与えてくれた本に出会いました。

「スター」朝井リョウ

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「非日常の幸せ」は目玉焼きで言ったらソースかも

「非日常の幸せ」は目玉焼きで言ったらソースかも

「20代で得た知見」という本の中で、大好きな言葉がある。

「幸せって大きく分けて二種類あると思う。ひとつは日常に帰ってくるための非日常の幸せ。もうひとつは、非日常に行くための日常の幸せで」

「日常の幸せ」とは、日々の中で気づく幸せ。朝のコーヒーが体に染み渡って「おいしいなぁ」と思ったり、猫がスヤスヤ寝ている姿を見て「ふふふ」と笑顔になってしまったり。

「非日常の幸せ」とは、日常から飛び出して

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お金を払うことは「価値観フィルター」を通すということ

お金を払うことは「価値観フィルター」を通すということ

一昔前に比べると、タダでできることが増えた。電話はLINEを使えば無料。映像や音楽もYoutubeなら無料。

便利だけど、「お金を払う」という行為が少なくなることは「自分の価値観を確かめる」数を減らしてしまっている。

そんなことを、朝井リョウの「武道館」という小説を読んでから考え続けている。

「武道館ライブ」を目標に活動する女性アイドルグループの成長や葛藤を描いた物語。SNSでの炎上やスキャ

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「もっと輝ける場所がある」は良薬であり毒薬である

「もっと輝ける場所がある」は良薬であり毒薬である

つらいとき。しんどいとき。もやもやしてるとき。自分をスッと楽にしてくれる言葉に出会うことがある。

けれども、その言葉が自分を甘やかし、成長を止めてしまうことがある。

言葉は容量用法を守らないと、副作用が起きてしまう。そんなことにハッと気づかされた、社会人4年目の秋。

🚶‍♂️

この間、行きつけのカレー屋で店員さんとおしゃべりをしていた。この店はゆくゆく閉店してしまうこととなり、店員さんた

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自分がマジョリティなのかマイノリティなのか分かんなくなってきた

自分がマジョリティなのかマイノリティなのか分かんなくなってきた

みなさんは、自分がマジョリティだと思いますか?マイノリティだと思いますか?

なんの分野によってか変わると思うんですけど、恋愛において、ぼくは分からなくなってしまいました。

なぜかっていうと、この本を読んだから。

朝井リョウ「正欲」

この作品では、様々な対象に性的魅力を感じる人物が登場する。異性のニッチな身体的特徴や言動に興奮する人物もいれば、性的対象が人間ではない人物もいる。その人物の感情

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「話しかけるか迷う雰囲気」をぶち壊せる人になりたい

「話しかけるか迷う雰囲気」をぶち壊せる人になりたい

「あ、話しかけようかな。でも話しかけるほどの距離感じゃないや。」っていうときに、自分から話しかける人になりたい。

例えば、学校に通学するときを思い出してほしい。通学路を歩いていると、前方5メートル先にバスケ部の先輩が歩いている。

追いついて、挨拶した方がいいな。いやでも、挨拶したら、残り15分の通学タイムを一緒に過ごすことになる。そんなに話がもつ自信がない。

とはいえ、「タカシ先輩、おはよう

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2人の距離を近づけるのは共通の趣味ではなく「共通の悩み」かもしれない

2人の距離を近づけるのは共通の趣味ではなく「共通の悩み」かもしれない

目の前の相手と、一致していたら嬉しいものって何だろう。

好きな食べもの?行きたい場所?それとも趣味?

全部嬉しい。けど、本当に「心が共鳴している」と感じるのは、「悩みが一致している」瞬間かもしれない。

🚶‍♂️

この間、会社の同期5人で集まった。その中には、3年ぶりくらいに会う人もいた。最初は少しぎこちない会話だったけど、すぐにペースに乗って滑らかになっていった。

色々な話をした。仕事

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恋人は「いらないのに欲しがってしまう」ものなのでしょうか

恋人は「いらないのに欲しがってしまう」ものなのでしょうか

「いらないのに欲しがってしまうもの」みなさんはないですか?

「この服欲しい!」と思い、購入してみた。でもいざクローゼットのメンバーになると、意外とベンチを温め続ける選手になっていたりする。

これは「恋人」にも言えることかもしれない。まだ自分でも信じられていないけど。

🚶‍♂️

ぼくの会社の社員は外出中、配布されたiPadで作業をする。しかし、キーボードは付与されないので、使うのであれば自

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