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エッセイ集

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エッセイっぽい記事まとめ。私が書くのはほぼすべてエッセイなんだけども…エッセイて何?!
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2024年4月の記事一覧

変化が嫌いですか?

変化が嫌いですか?

ダボダボでゆるゆるな服が好きなんです。

思い返せば小学生の頃は、スカートを絶対に履かない子でした。
単純に嫌いだったからです。
自分らしくないと思っていました。
プリンセスとか、キラキラとかふわふわにまったく興味がない子どもでした。

中学生のころは、ダボダボでゆるゆるな、ストリート系の服を好んで着ていましたが、高校以降は、男性の目を意識した服を選ぶようになりました。
恋愛依存をしていた頃は、ミ

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生まれたところから、私の人生である。

生まれたところから、私の人生である。

賛否あるであろうことを書きます。

私は毒親育ちで、これまでの人生の大半を苦しみながら、重いものを引きずるようにして生きてきました。

それがある時、
少し、ふわっと、軽くなった、
その時のお話です。

私の場合、毒親育ちとは、
身体的な暴力等のものではなく、
心理的な抑圧や人格否定などで、
簡単に言えば、言葉や態度によって私という人格をコントロールする暴力、
といったところです。

衣食住は十分

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私たちが求めているもの

私たちが求めているもの

先日、YouTubeであるショート動画を見ました。

数か月前に愛犬を亡くした男性に、彼の家族がサプライズで子犬をプレゼントする動画です。

癒しを求めて可愛い動物の動画を見まくっていた時に、この動画に辿り着きました。
これを見た途端、私は涙が止まらなくなりました。
ほんの数十秒のショート動画を、何度も見ましたが、
その間中、涙が止まらないのです。

ひとしきり泣いた後、私はこの涙の意味を考えてい

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笑わない女神

笑わない女神

私は笑わない子供であった。
まったく笑わないわけではない。
時には笑う。
しかし、はしゃいだり、騒いだりすることの無い静かな子供であった。

微かな記憶として残っている、あれは恐らく3歳の頃。
母の通う自動車教習所の託児室にて、部屋の隅に座し、一人静かに本を読んでいる、そういう子供であった。

子供の群れの中に入って行けることは無かった。
心が全力で拒否をするのだ。
あそこは私の場所ではないと。

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届かない

届かない

noteにはなるべくポジティブな発信をしようと思っていました。
過去のこと等、苦しい胸中について書いたものもありますが、
基本的に私は、
自分にも世界にも常に希望を持っていたいのです。

ですが、
自分も世界も、明るい側面と暗い側面があって成り立つものです。
それらを否定したり、
どちらか一方を見ないようにしてしまうと、
バランスが崩れます。
両面が“在る”のが健全な状態だからです。

以前の私は

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おかしなこども

おかしなこども

わたしの子供の頃の夢は、画家でした。
もしくはイラストレーターか漫画家。
絵を描くこと、何かを生み出すことがとても好きな子供でした。

小学生の頃、クラスで飼っていた二羽のインコを、休み時間にノートに描いたら、みんなが集まってきて、
口々にうまいと褒められた記憶が淡く残っています。

いつも、妄想ばかりしている子供でした。
授業中は完全に物語を作り出す時間で、授業が始まると、
さて、この時間は何の

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