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劣等感は原動力になり得るか
私は、他の人から見て「頑張っている」ように見えるらしい。
それは、実際に努力して何かに取り組んでいることの証明というより、「頑張っているように見える」「余裕がないように見える」みたいな意味なのだと自虐している。
もし、本当の意味で私が「頑張っている(努力している)」とすれば、それは、私が「人並み以下」だからである。
他の人が難なくこなせることが私には途方もなく難しく感じる。そういったことがこれ
グライダーで空を飛ぶ
何度も読み直した本のひとつが、外山滋比古『思考の整理学』だ。その本で最初に出てくる章に「グライダー」というものがある。そこでは、学校教育を主な例として、受動的に知識を得ることをグライダーに、自分で物事を発明し、発見することを飛行機に例えている。言われた通りに物事を進める能力だけに長けている人は、今後コンピュータに仕事を奪われるといった文章で締められており、著者はグライダー兼飛行機のような人間にな
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