色々

あなたのようになりたいと、そう思うことがある。

自分を「色」で例えると、どうだろう。あの子は主人公っぽいから赤、あの人はいつも冷静だから寒色系かな、あの子は穏やかで雰囲気が柔らかいから淡色かな。

……

何色っぽい?と友達に尋ねてみたことがある。だいたいの人は、「鮮やか」な「暖色」であるオレンジや赤っぽい!と答えてくれた。明るいし、にこにこしているし、自分の意見はっきり持ってるし……
だけど、異なるコミュニティに同じ質問をすると、「黒」や「紫」といった答えになる。他の人に染まらなさそう、高貴そう、賢い…

自分って人によって見え方が違って、色々な要素があるんだなあと思う。

おそらく、それらはすべて間違いなく自分自身である。けれど「自分」の中に、なんて矛盾の多いことか。

「自分」の中のどの自分を出すかはとても難しい。良い面と悪い面が表裏一体なように、何かを押し出すことは弱みを見せることにもなる。

自分の好きなところは、すなわち自分の嫌いなところだったりする。

私は無色でありたい。誰かの色をそのまま反映させられるような、何者でなくて、何者にでもなれるような。そんな色でありたい。

…………
こんな文章が下書きに残っていた。

しばらく文章を書いていなかった。
しばらく本を読めていなかった。
悔しすぎるので少しずつ書き溜めていたものを綴っていきたい。

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