音楽と歩んでいく話

(就職をする前、2022年に書いたnoteです。ずっとまとまらず投稿できずにいました。)

音楽とともに人生を歩んでいける仕事に就けることになりました。

物心ついた頃から、将来の夢が「音楽家」で、恥ずかしげもなくそれを公言して卒業アルバムにも書いて、吹聴してまわっていました。

音楽科のある高校を受けたいと中学生の時に親に相談したら、「音楽では食っていけないから」と反対されました。
「音楽は才能とお金がある人しかできない、ウチには才能もお金もないから」

しぶしぶ普通科の学校に進学し、諦めきれずに大学では文学部で音楽を研究してなんとか音楽にしがみつこうと足掻いてきました。
だから、今後数十年働く(別に1つの職に固執しなくてもいいとは思っていますが)仕事が音楽に関わっていることが幸せです。

好きなことは仕事にできないとか趣味と仕事は別だとかよく言われていますが、諦めきれませんでした。どうしても、私は音楽と生きていきたかった。自分に才能や財力や努力が足りていなかったとしても、どうしても「音楽」の端くれで生きていきたい。そう思ったのです。
音楽や芸事の世界は厳しいものであるというのは何となくではありますが承知のうえで、でも、それでもそこで生きたいと思う人が生き延びられるように、最大限のことをしたいです。
欲を言えば自分が表現をしたかった。でも、それには土台が必要なことを知りました。

今が一番若いというし、おそらく今後一念発起して新しいことを始めようとすると「いい歳して」って後ろ指さされるのだろうけど、それでも今はここで生きていこうと決めました。どうしても諦めきれなかったら、潔く出ていこう。そう決意できるような基礎は固めよう。そう思っています。

今後どうなるかわかりません。何をやるのかも想像でしかわかりません。だけど、音楽がそばにいるだけでなんだか頑張れそうな気がするのです。音楽ってそういうものだと思うのです。

過去の私へ、私は音楽のそばで生きていきます。
未来の私へ、つらいことがあっても、多分私は音楽に救われながら前に進めると思います。だから、歩みを止めないで。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?