支柱

雨だから、天気に気分が左右されやすい私は布団で蹲ることしかできない。

少なくとも高校生までは豪雨の日も寒い雪の日も定刻通りに学校に行けたのに、なんて考えながらしんどくなる。

幼少期にあまり親に甘えられず、親からも褒められずに育ってきたからか、いわゆる「自己肯定感」が低い。だから、ちょっとしたことで自分がグラグラ揺れて、消えてなくなりそうになる。

大学受験は、ずっと地に足が着いていない自分を、周りの友達が何度も何度も絶えず励ましてくれて、「あなたならできる」と声をかけてくれた。
多分、私はそういう「支え」がないと崩れ落ちてしまう。そして、その声が社交辞令だと、途端に砕け散ってしまう。

面倒くさくて、どうしようもない。

私は「周囲も同じ状況」であるこの時間を乗り越えられるのだろうか。声が少なくなって、純粋でなくなっても、耐えていられるのだろうか。いや、耐えて乗り越えなければならないのだが。

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