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2023年6月の記事一覧
坂巻正樹 監修、八島美菜子、小笠原文、伊藤駿 編著『未来をひらく 子ども学ー子どもを取り巻く研究・環境・社会』福村出版
子ども学は、「どのように子どもを見ることができるのか」ということを解決するために、様々な角度から、様々な学問領域から、子どものことを理解しようとする学問ではないかと思う。
序章は、「子ども学とはー実践学として子ども学の構築」となっているが、本書では、必ずしも子ども学の定義が明確に書かれていない。それでよいかもしれない。
子どもについて、比較的平易な文章で、いろいろなことが書かれているので、子ど
野坂達志『対人援助職の仕事のルール 医療領域・福祉領域で働く人の1歩め、2歩め』遠見書房
。本書は医療、福祉の領域で働くことになった人のための本ではあるが、広く対人関係について関与している人、例えば会社の人事担当者や、精神を病んでいる人を抱える家族にも役立つ内容であると思う。
カウンセリングとしての質問法として、「WHY」を外した質問をすることで、特定の状況で問題が発生していることがわかり、「困ったとき何が助けになりましたか?」と尋ねれば、解決スキルの確認になるそうである。
問題を
鈴木貴史『人材獲得競争時代の戦わない採用「リファラル採用」のすべて』日本能率協会マネジメントセンター
欲しい人材を採用できない企業がほとんどの時代となりました。従来の採用活動では限界を感じるようになっています。そこで登場したのが、「リファイル採用」だと言います。
海外では、「Recruiting is Marketing」(採用はマーケティングである)という捉え方が一般化していると言います。転職の潜在層にアプローチするチャネルがどんどん広がり、企業の投資優先順位の上位に位置されるようになっている
樺沢紫苑『ちょっとお疲れのあなたが読むだけでフワッと癒やされる本 精神科医が教えるラクな生き方』マイナビ出版
精神科医として一般向けに多くの本を刊行している著者が、今までの読み応えのある本と異なり、気楽に読むだけ、見るだけで、ちょっとお疲れが癒やされるという、実に有益な本である。
本書の各節の問いは、著者のYouTubeチャンネルで、人気があったものからつくられており、QRコードが掲載されている。それをスマホなどで読みこむことで、その動画を視聴できるようになっている。
イラストがあり、字も適度の大きさ