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もう一度読みたい良記事

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あ、いいこと言ってる! これはすごい! もう一回読みたい! という記事を集めています。(*´ω`*) 感動メモみたいなマガジンです。
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2021年11月の記事一覧

『ハートリンピック』

『ハートリンピック』

心臓たちがグランドに集まっていた
緊張が高い者は文字通り
打ち震えるように鼓動が早いのがわかる

100M走に横一列並んだ心臓たち
大ぶりな心臓もいれば子リスのような心臓もいる
ピストルの合図でスタートは切られ
各自おのれの鼓動で跳ねるように一直線に駆け抜けていく
彼らにはハードル競技さえお手の物だろう

あるいはその鼓動筋をいかし棒高跳びに挑戦する者
全身の血液を一気にビュッ! と吐き飛ばし血液

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今週の宙予報「来年の運気は、今年のうちに乗っていこう!」

今週の宙予報「来年の運気は、今年のうちに乗っていこう!」

さあ、月曜から太陽は射手座入り!
週明けから周囲のムードが変わっていきます。

さらに、火曜には火星がバイアコンバスタの度数を抜け、木曜には水星も射手座入りしていくので、気分も徐々に前向きに。

このところ集中して何かに取り組んでいたなら、やるべきことが変わったり、ターゲットがはっきりしたり、もっと上を目指したくなったり。

ちょっと考えこんでいたことがあったなら、気分が軽くなったり、「まあ、いい

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プチ神学

プチ神学

 キリストさんのことをときどき考える。信仰としてではなくて、あの人はどういう人なのかを知りたいのだった。もとよりあたくしは何も知らない。あの人、といういいかたが正しいかどうかさえ知らんのだが。

 ぼんやりと考えてきたのが、磔刑の中での「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」という叫び、つまり「神よ、なぜ私を見捨てたのですか」という意味のあの言葉。

 それが最近ちょっとわかった、というか仮説を立てるに至

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すげえひさびさにKindle Paperwhiteを使った。完全にゼロだったバッテリーを充電して、以前買ってた積読をめくってみれば、おう、おもしろい。本はいいね。ずっと読んでいられればしあわせかもね。読書で疲れるのではなく、疲れが読書で癒されるのが本物だという。そこまで行きたい。

呪い #お花の定期便

呪い #お花の定期便

「別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます」

文学に疎い私がこの言葉を知ったのはつい最近のこと。川端康成の言葉だそうだ。
なるほど、街なかで、店頭で、その花を見かけるたびに脳が勝手に昔の誰かを弾き出す、ということか。黄色い花びらを眺めていた彼女や薄紫の花びらに触れていた彼女をつい描いてしまう、たとえ今、新しい誰かと並んで歩いていたとしてもーー。
意図してそう仕向けるという

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お知らせ

女「おはようございます。私は今日からあなたの召使いになりましたロボットのマーサです。よろしくお願いします」

男「えーっ、買った憶え無いけど」

女「料金は必要なくなりました」

男「本当なの?」

女「本当です。あなたに嬉しいお知らせと残念なお知らせがあります」

男「じゃあ嬉しい方から」

女「あなたが嫌いだった上司」

男「あいつがどうしたの?」

女「死にました」

男「えっ! いや、そり

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