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プチ神学

 キリストさんのことをときどき考える。信仰としてではなくて、あの人はどういう人なのかを知りたいのだった。もとよりあたくしは何も知らない。あの人、といういいかたが正しいかどうかさえ知らんのだが。

 ぼんやりと考えてきたのが、磔刑の中での「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」という叫び、つまり「神よ、なぜ私を見捨てたのですか」という意味のあの言葉。

 それが最近ちょっとわかった、というか仮説を立てるに至った。人類の罪を背負ったキリストさん、ではその罪の重さに相当する罰とは何だったのか。その罰とは「神に見捨てられること」だったのではないかしら。「なぜ」と問うなら「罰だから」と。恐らくそれが人間にとっては最大級の厳罰で、それを一身に受けることによって人類の罪を贖った、という仮説。いや、このくらいのことはもうとっくに言い尽くされてるだろうけど。

 神に見捨てられる苦しみを理解して、その罰を受け終えたことで「すべてが終わった」といったのかな。

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