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こだわりランチ漫遊記

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夜の飲食はお仕事絡みもあり、必ずしも自分が本当に食べたい物とは限らない。だからお昼は誰にも気兼ねせずに、好きな物を食べていたい。基本は新しいお店、新しいメニューに挑戦。職場の目黒… もっと読む
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2022年6月の記事一覧

2022年度前半の合格💮ランチ

2022年度前半の合格💮ランチ

今年前半のランチ総括。ほとんどの訪問店が口コミなので外れはあまりない。合格点のお店は71軒(訪問は105軒)。いずれも初訪問のお店で、夜の宴会は除く。その中でも特筆すべきお店と料理が以下20軒。さらにその中で最も素晴らしかったベスト3に★マーク。奇しくもいずれも寿司屋だった。素晴らしいアイデアと技術と努力の結晶であった。

1 赤坂「シーザー」豚トロ焼き目玉焼き付き黒カレー 118

2 中目黒「

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「とんかつ茶漬け」で有名な新宿「すずや」メニューは棟方志功先生のイラストだらけ

「とんかつ茶漬け」で有名な新宿「すずや」メニューは棟方志功先生のイラストだらけ

またもや知人の著書で紹介されていた新宿「すずや」に行ってみた。レトロなお店を想像していたが、立派なSUZUYAビルが建っていた。お店はその5階にあり、新築のピカピカの店舗。しかし老舗の風格から、落ち着いた佇まいではある。

 オーダーは名物の「とんかつ茶漬け」。3種類の出汁を選ぶことになっており①定番醤油味②からし醤油③にんにく醤油味。自分は②からし醤油を選択したが、これが創業当時の味である。そし

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平凡に見える非凡な「昔ながらの洋食屋」、新富町「三好弥」

平凡に見える非凡な「昔ながらの洋食屋」、新富町「三好弥」

連れ合いが「佇まいが只者ではない」と評する新富町「三好弥」を訪問。そもそも新富町は「裏銀座」(街はこの呼称を喜んでいない)と言われるほどの美食タウン。フレンチやイタリアンに有名寿司店が林立している。そんな中で「三好弥」だけが孤高の存在。文字通り「昔ながらの洋食屋」。

 メニューは50種以上の品目があったが、オーダーは3つあるランチセットから最もカジュアルな「三好ランチ」@850。内容は海老フライ

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焼き鳥の老舗名店「銀座鳥繁」ランチ

焼き鳥の老舗名店「銀座鳥繁」ランチ

知人の著書で紹介されていた銀座「鳥繁」に行ってみた。古式ゆかしいお店を想像していたが、リニューアルしたようで、ピカピカの店舗。しかし老舗の風格から、落ち着いた佇まいではある。

 オーダーは「焼き鳥御膳」。お店の看板である焼き物は手羽先(塩)、かしわ(塩)、つくね(タレ)、野菜焼き(ししとう)のラインナップ。目の前で炭焼き。これに小鉢(冷奴)、サラダが付く。食事は特製のドライカレー(これが目当てで

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あらかわ遊園の目前にできたハンバーガー専門店「&バーガー」🍔

あらかわ遊園の目前にできたハンバーガー専門店「&バーガー」🍔

歩くだけでクラクラする猛暑に中を「あらかわ遊園」のリニューアルオープンを機に新しく開店した「&バーガー」🍔を訪問。ハンバーガー専門店である。カウンターとテーブル席で10人入ればいっぱいになる小さなお店。オーダーは連れ合いが基本の「アンドバーガー」@950、自分は「アンドハラペーニョバーガー」@1100。もちろん生ビールをグビグビ。バーガーペーパーに包んでから串を抜く。口をいっぱいに開けてあんぐり

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猛暑の夏は辛酸っぱいガチ中華で乗り切ろう!

猛暑の夏は辛酸っぱいガチ中華で乗り切ろう!

36℃の猛暑の中、連れ合いが「ビャンビャン麺」を希望。例の難解な「ビャン」という字なので、しんにょう篇に信長という字がいっぱいみたいな漢字。これは誰にも書けないだろう。中国は陕西省の食べ物だそうで、刀削麺を辛く酸っぱくした麺で、グルグルと混ぜて食べる。近所では王子「菜々香」で食べることができる。

 生ビールをグビグビの後、自分のオーダーは「牛肉とトマトとキャベツジャガ土鍋煮」。ガチ中華に来たら、

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宝町のハイレベル町中華「悟空」の炒飯は「東京三大炒飯」を超えている

宝町のハイレベル町中華「悟空」の炒飯は「東京三大炒飯」を超えている

二年ぶりの中華「悟空」。宝町の昭和通り沿いにある有名店。ここは知人に教えてもらったお店で、ここの炒飯は「東京三大炒飯」のお店より美味しいと思った。ちなみに三大炒飯とは目黒「味一」、神楽坂「龍朋」、新橋「チャーハン王」。

 オーダーは単品で「海老炒飯」アゲイン。ランチセットメニューの炒飯は「蒸し鶏チャーハン定食」というエスニック風に惹かれたが、ここに来た動機がネットで「海老炒飯の名店」という特集を

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セゾン文化の残る街・久米川の蕎麦名店「手繰りや玄治」

セゾン文化の残る街・久米川の蕎麦名店「手繰りや玄治」

人生初めての久米川駅下車。田無と沼袋に所用があり、同じ西武新宿線の延長上なので、SNSコミュ「小粋な飲食店紹介」で交流のあった方がやっている蕎麦屋さん「手繰りや玄治」があるので、足を伸ばして寄らせて頂いた。駅から数分ところにある落ち着いてシックなお店。民芸調の内装でありながら、BGMにはジャズピアノ。女性店員の方々もキビキビした接客。

 オーダーは好物の「野菜天せいろ」。海老や鱚も悪くはないが、

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南青山の眼福口福「ポークのタピオカ包み」

南青山の眼福口福「ポークのタピオカ包み」

表参道というか西麻布(境界線ギリギリ)のエスニック料理「タヒチ」(目黒駅からなら千駄ヶ谷駅行きバスで直ぐ)。バスで乗り合わせるのもモデルみたいなプロポーションのいい国内外のお姉さんだらけ。「タヒチ」は週刊現代で歌手の藤あや子女史が紹介されていたが、もともとが美川憲一さんから紹介されたそうだ。お店の中はベトナムの別荘かくやという上品な佇まい。

 紹介されていたのは「ポークのタピオカ包み」。週刊現代

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たこ焼き🐙✖️焼きそば🍝=粉物願望🤞

たこ焼き🐙✖️焼きそば🍝=粉物願望🤞

都電梶原電停前の明治通りからちょっと入ったところにある「たこカフェ」。ここはたこ焼きチェーン「たこ課長」のカフェである。飲食店というより、なんだか美容室の待合室みたいな什器である。だいたいのお客さんはテイクアウトで、自分のようなイートイン客は少ない。そもそもお酒を出さないので連れ合いは行かないから、一人で平日ランチに来てみた。何故か店内には河崎実監督の映画「タヌキ社長」のポスターが貼ってあり、こち

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西日暮里「讃岐うどん ぶっかけや」が天ぷら「八段屋」に

西日暮里「讃岐うどん ぶっかけや」が天ぷら「八段屋」に

西日暮里に野暮用で「八段屋」で「八段屋天丼」。以前の人気店「讃岐うどん ぶっかけや」がコロナ禍期間中に業態変更。天ぷらは海老🦐、イカ🦑、鱚🐟、半熟卵🥚、野菜🥦4種が乗っている。どちらかと言えばビショビショじゃない系の天丼だが、カラッと揚がってなかなか旨い。ついでに単品で出汁昆布の天ぷらをオーダー。こちらは塩で頂き、これがまた意表を突いた美味しさだった。

https://s.tabelo

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入れ替わりの激しいお店で定着を願う梶原「ちーくん」

入れ替わりの激しいお店で定着を願う梶原「ちーくん」

 上中里というか梶原の交差点から直ぐのところにある「ちーくん」。3年前からオープンした居酒屋だが、つい数日前からランチの始めたとのこと。ここのお店はずいぶんと変わった。できてはなくなり、なくなってはまたできて、そしてまたなくなるの繰り返しだった。

 先ずは生ビールが@250と安いのを喜ぶ連れ合いとグビグビ。オーダーは「豚バラ冷やしめん」@650。山形県の冷やしラーメンのようでもあり、韓国料理の冷

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東高円寺の特筆すべき町中華「満洲王」

東高円寺の特筆すべき町中華「満洲王」

「町中華で飲ろうぜ」で観た東高円寺「満州王」。番組で「マルチョウの炒め物」が出ていたのに惹かれて参上。しかしマルチョウが入った日のみのメニューらしくて、今日はなし。味は秀抜で、店主が元気で気持ちの良いお店。定休日が月火水木で、かつ夜のみ営業という存在自体がレアな営業体制。とりあえずオーダーは以下の通り。

1️⃣お通し〜キムチ冷奴

2️⃣ガツの野菜炒め

・マルチョウなくもガツ旨し

3️⃣水餃

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十年ぶりの原点回帰「味噌煮込罠」

十年ぶりの原点回帰「味噌煮込罠」

知人のSNS投稿に刺激されて本郷「味噌煮込罠(みそにこみわん)」を訪問。ナビに従って水道橋から行くと本郷の坂登りで汗だく。ノーマルに本郷三丁目から行くべきだった。幸いにして並ばずに入れた。今や食べログうどん百名店にもランクインしている。実はここに来たのは十年ぶり。以前に短期間だけ本郷勤めしていた時期があり、当時の部下を連れて行ったら「この世にこんなの美味しいものがあるんですね」と感激してくれた。フ

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