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【1分で読める】一貫性:柔軟性も大事!心理を理解して目標達成するコツ

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以下のような経験はないでしょうか?

  • 友人に「この映画は面白くない」と言った後、実際に観てみたら面白かったけれど、意地で「やっぱり面白くなかった」と言い続けた。

  • ダイエットを始めたと宣言した後、途中で挫折しそうになっても周囲の目が気になって続けた。

  • 新しい趣味を始めたとき、最初は興味が薄かったけれど、周囲に「楽しい」と言い続けた結果、本当に楽しく感じるようになった。

  • 仕事で一度「この方法が最善だ」と主張した後、他の方法が良いと分かっても、最初の主張を変えられなかった。

  • 友人に「このダイエット法は効果がある」と勧めた後、自分が効果を感じなくても、勧めた手前「効果があった」と言い続けた。

これらは一貫性の心理が働いている可能性が高いです。

この記事を読むことで、一貫性の心理について理解し、生活で活用しましょう!



一貫性の心理とは

一貫性の心理とは、人が一度決めたことや宣言したことに対して、一貫した態度や行動を取り続けようとする心理的傾向を指します。

この心理は、社会的な評価を得るためや、複雑な社会生活の中で行動を簡易に決定するための手段として機能します。

一貫性の心理を活用すると、例えばマーケティングやビジネスの場面で、顧客に対して小さな要求を受け入れさせた後で大きな要求を行う「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」などが効果的です。(参考記事)

これにより、顧客は一貫性を保ちたいという心理から、最初の小さな要求を受け入れた後で大きな要求も受け入れやすくなります。

一貫性の心理に陥ると、例えば一度決めたことを変更するのが難しくなり、非効率な行動を続けてしまうことがあります。

これは「サンクコスト効果」とも呼ばれ、無駄な投資を続けてしまうことが典型的な例です。

他にも、友人に「この映画は面白くない」と言った後、実際に観てみたら面白かったけれど、意地で「やっぱり面白くなかった」と言い続けることがあります。

また、ダイエットを始めたと宣言した後、途中で挫折しそうになっても周囲の目が気になって続けることも一貫性の心理が影響している例です。(パブリックコミットメント)

このように、一貫性の心理は私たちの行動や決定に深く影響を与え、時には有益に、時には不利に働くことがあります。

一貫性の心理の活用法

一貫性の心理を日常生活で活用するための工夫を紹介します。

  1. 目標達成のための宣言
    目標を達成したい場合、友人や家族にその目標を宣言しましょう。
    周囲に宣言することで、一貫性を保ちたいという心理が働き、目標達成に向けた行動を続けやすくなります。

  2. 段階的な要求の活用
    小さな要求から始めて、徐々に大きな要求をすることで、相手に承諾してもらいやすくなります。
    例えば、最初に簡単な手伝いをお願いし、その後でより大きな手伝いを依頼する方法です。

一貫性の心理の注意点

一貫性の心理は、以下のような注意点があります。

  1. 過度な一貫性のリスク
    一貫性を保つことに固執しすぎると、柔軟な対応ができなくなるリスクがあります。
    状況に応じて適切に方針を変更することも重要です。

  2. 他者への影響
    一貫性の心理を利用して他者に要求を通す際には、相手の負担やストレスを考慮する必要があります。
    無理な要求を続けると、信頼関係が損なわれる可能性があります。

まとめ

■一貫性の心理とは
一度言ったことを覆すことに抵抗を感じる心理。
「一貫性のない人間だと思われ、信頼を失う」と感じるため。

■活用法
パブリックコミットメントというテクニックを利用する。周りの人に「〇〇する!」と宣言することで、適度に監視の目を感じつつ、信頼を失いたくない一心でモチベーションがあがる。

■注意点
・小さなお願いを受けることで、「前回お願いを聞いたのに、今回は聞かない」という一貫性のなさに抵抗を感じ、お願いを受けてしまう。(認知的不協和も影響していそう)
 他にも内心、「優しい人、親切な人」というラベルを剥がしたくないという心理もある。

■本質
一貫性を保つべきは、自分の価値観であり、短期計画や手法は柔軟性をもって変更することが大事。また、他人の目を気にしすぎないことも大事。

例えばダイエットの場合、「持続可能な一生続けられる取り組みを継続し、健康を維持する」という本質的な価値観に沿った目標を立てる。

これにより、「3ヶ月で10キロ痩せる」というような短期目標がうまくいかない場合でも、計画や短期目標を見直し、
「次は3ヶ月で3キロ痩せるのを目指そう。」と変えたり、
痩せるキロ数は気にせず、週4日健康食を食べるという、
結果ではなく行動にフォーカスした目標に変えたりする。


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