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りすのよまい言、大きな木のうろの中から

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「だから、なんなの?」と言われてしまいそうな他愛もないことを綴っていきます。悪しからず。
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2021年2月の記事一覧

答え合わせに不安

答え合わせに不安

ー懐かしい風景大松氷川神社(東京都練馬区)と樹齢約300年のクスノキの風景。先日、奥さんと一緒に、遠めの散歩に出かけて撮影した。初めて立ち寄ったはずにもかかわらず、どこか懐かしい気がする。やがて思い出した。祖父母が住んでいた家のそばにあった神社の裏手の風景に、印象がよく似ている。父、母もよく知っているはずだ。この写真を見て、どう思うだろう。共感を得られるだろうか。今度、答え合わせに感想を聞いてみた

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背水の陣

背水の陣

ーりすの独り言「背水の陣」は、広く知られている通り、川などを背にし、あとに引けぬ所で決戦する構えをいう。ただ、個人的には、幼いころからスイミングスクールに通い、学生時代も長く水泳部に属していたので、水を苦にしない。それどころか、"水回りのことならお任せ"ならぬ、水ならお任せという程度には自信がある。そのため、あまり背水の陣という言葉を使わないようにしている。本来、意味するところの切迫感が消えてしま

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そして伝説へ

そして伝説へ

ーバレンタインといちご大福(番外編)餅の中に餡とイチゴを包み込んだ和菓子「いちご大福」。全国のさまざまな和菓子屋が"元祖"を名乗っている。東京都内では「大角玉屋」(東京都新宿区)、「一不二」(同板橋区)が知られている。大角玉屋はいちご大福の製造法の特許、一不二は実用新案登録164058号を取得し、両店ともに自慢の逸品として胸を張っている。

関連リンク(連載「バレンタインといちご大福」関連):「懐

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懐かしい記憶

懐かしい記憶

ー続・バレンタインといちご大福バレンタインデー(2月14日)のプレゼントとして、父、母にもらったいちご大福。餅の中に餡とイチゴを包み込んだこの和菓子で思い出すことは多い。例えば、みかん大福。いつどこで食べたかは忘れたが、いちご大福が美味しいのだからと、随分期待して食べた覚えがある。また、奥さんと一緒にいちご大福づくりに挑み、得体の知れない"モノ"を生み出した思い出も。こうした遠く懐かしい記憶をあら

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バレンタインといちご大福

バレンタインといちご大福

ー"禁断の言葉"いちご大福を数年ぶりに食べた。父と母が買って、わが家にわざわざ持って来てくれた。母によると、2月14日のバレンタインデーにはまだ少し時間があり、前倒しのプレゼントらしい。「久しぶりに食べると、美味しいよ」と笑う。どうも事前に"毒味"したようだ。チョコレートを買いに行ったが、いちご大福が食べたくなって心変わりしたー。きっとそんなところだろう。バレンタインだからと言って、チョコにこだわ

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初午の食卓

初午の食卓

ーりすの独り言2月最初の「午の日」を指す「初午」に、いなり寿司を食べるのは分かる。ただ、2021年の初午である2月3日の食卓には、いなり寿司だけでなく焼き鯖寿司がある。ん!?これは奇々怪々。何か謂れがあるのかと思い、奥さんに尋ねる。返ってきた言葉は「単に私が食べたかったから」。うん、実に明快な回答。そもそもケチをつけるつもりもなかったし、付けようもない。とはいえ、どうしてだろう。モヤモヤした気分が

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苦笑いの節分

苦笑いの節分

ーりすの独り言例年に比べて1日前倒しになった2月2日の「節分の日」。例年と同じく恵方巻きが食卓に並んだ。実に美味しそうだ。そこで2021年は、従来の習わしに反し、黙って一気に食べるのを止め、しっかり味わって食べようと奥さんに提案。深くうなずく奥さん。ただ、夫婦揃ってジンクスに弱い。今年の恵方である南南東に向かって食べることだけは踏襲することに。

どうにも思い切りが悪くて苦笑い。

(写真:夫婦揃

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寿司ざんまい

寿司ざんまい

ーりすの独り言今日、2月2日から2日間は、寿司ざんまいだ。2日の節分の日は恵方巻き。さらに3日の初午はいなり寿司。たらふく食べて幸運を呼び込みたい。2021年の節分の日は、例年の2月3日から1日前倒しになる。これは124年ぶりらしく、それだけで感慨深い。初午は2月最初の「午の日」をいう。各地で稲荷神のお祭りが行われる日として知られる。この日の定番料理がいなり寿司。奥さんは自分でつくるか、スーパーで

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