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東洋哲学・陽明学入門

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良知だと中る、良知だとつながる

良知だと中る、良知だとつながる

\今日は僕のために開催してもらってありがとうございました/

こんな言葉が飛びだすのが、陽明学のおもしろいところ。

2021年9月1日、京都南ローターアクトクラブ様にお声かけいただいて、京都えびす大学~体験版~を開催させていただきました。

事前の打合せでいろいろとお話をさせていただき、改めて「えびす大学」の大切にしていることをまとめてみました。

1.自分の感じていること、経験や思いを大切に、

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徳は、得なり。~東洋哲学・陽明学入門~【第14回京都えびす大学】

徳は、得なり。~東洋哲学・陽明学入門~【第14回京都えびす大学】

2021年6月22日、~東洋哲学・陽明学入門~【第14回 京都えびす大学】を開催しました。

陽明学とは、「三方よし」の近江商人、幕末に活躍した「吉田松陰」「勝海舟」「西郷隆盛」、日本資本主義の父「渋沢栄一」など多くの偉人が学んで実践した学問であり哲学です。今年の大河ドラマ「青天を衝け」も注目です!
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今回のテーマは「聖人の教え」

今回は王陽明の時代(日本で言うと織田信長の少

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親切な行動は、快い人生のはじまり~東洋哲学・陽明学入門~【第13回京都えびす大学】

親切な行動は、快い人生のはじまり~東洋哲学・陽明学入門~【第13回京都えびす大学】

2021年5月22日、~東洋哲学・陽明学入門~【第13回 京都えびす大学】を開催しました。

陽明学とは、「三方よし」の近江商人、幕末に活躍した「吉田松陰」「勝海舟」「西郷隆盛」、日本資本主義の父「渋沢栄一」など多くの偉人が学んで実践した学問であり哲学です。今年の大河ドラマ「青天を衝け」も注目です!
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今回のテーマは「心の真切」

ある時、王陽明先生が同席していた友人たちに、こ

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今に全集中すれば、心は正しくはたらく~東洋哲学・陽明学入門~【第12回京都えびす大学】

今に全集中すれば、心は正しくはたらく~東洋哲学・陽明学入門~【第12回京都えびす大学】

2021年4月10日、~東洋哲学・陽明学入門~【第12回 京都えびす大学】を開催しました。

陽明学とは、「三方よし」の近江商人、幕末に活躍した「吉田松陰」「勝海舟」「西郷隆盛」、日本資本主義の父「渋沢栄一」など多くの偉人が学んで実践した学問であり哲学です。今年の大河ドラマ「青天を衝け」も注目です!
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今回のテーマは「心」

心って何だろう?

ある人が王陽明にこんな質問をしま

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有事のときこそ日頃の学問が生きる~東洋哲学・陽明学入門~【第11回京都えびす大学】

有事のときこそ日頃の学問が生きる~東洋哲学・陽明学入門~【第11回京都えびす大学】

2021年3月6日、~東洋哲学・陽明学入門~【第11回 京都えびす大学】を開催しました。

陽明学とは、「三方よし」の近江商人、幕末に活躍した「吉田松陰」「勝海舟」「西郷隆盛」、日本資本主義の父「渋沢栄一」など多くの偉人が学んで実践した学問であり哲学です。今年の大河ドラマ「青天を衝け」も注目です!
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今回のテーマは「学問の用功」

学問の用功は「心に大きな衝撃があった時」の学び

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学問は心のトレーニング~東洋哲学・陽明学入門~【第10回京都えびす大学】

学問は心のトレーニング~東洋哲学・陽明学入門~【第10回京都えびす大学】

2021年2月20日、~東洋哲学・陽明学入門~【第10回 京都えびす大学】を開催しました。

陽明学とは、「三方よし」の近江商人、幕末に活躍した「吉田松陰」「勝海舟」「西郷隆盛」、日本資本主義の父「渋沢栄一」など多くの偉人が学んで実践した学問であり哲学です。今年の大河ドラマ「青天を衝け」も注目です!
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今回のテーマは「学問の工夫」

学問の工夫は「トレーニング(実践・反復練習)

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学問の根源は生命力だった~東洋哲学・陽明学入門~【第9回京都えびす大学】

学問の根源は生命力だった~東洋哲学・陽明学入門~【第9回京都えびす大学】

2021年1月23日、初えびす♪ ~東洋哲学・陽明学入門~【第9回 京都えびす大学】を開催しました。

陽明学とは、「三方よし」の近江商人、幕末に活躍した「吉田松陰」「勝海舟」「西郷隆盛」、日本資本主義の父「渋沢栄一」など多くの偉人が学んで実践した学問であり哲学です。
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今回のテーマは「学問の根源」

うまく進めていないと思った時はどうしたらいいのか?
という弟子の問いに、王陽

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日常の工夫~東洋哲学・陽明学入門~【第8回京都えびす大学】

日常の工夫~東洋哲学・陽明学入門~【第8回京都えびす大学】

2020年12月12日
~東洋哲学・陽明学入門~【第8回 京都えびす大学】を開催しました。

今回のテーマは「日常の工夫」

それぞれが現状の課題を共有した後、テーマの文章を読んで、自分のことばで超訳していきました。

「心の乱れを自覚したときは、則ち静坐(せいざ)せよ」
「本を読みて懶(ねむ)けを覚えれば、則ちさらに本を看(よ)め」
「病に因(よ)りて薬(いや)すなり」

それぞれの言葉の意味は

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何を学ぶかは本人の志で決まる。

何を学ぶかは本人の志で決まる。

このところ、王陽明のことばから学ぶ勉強会に参加しています。

王陽明は、科挙試験の制度に対する疑問や批判はせず、本人の「志が立っているか否か」が重要だと説いたそうです。

しっかりと志を立て、利害得失に自分の心が動かされないようにすれば、聖賢の学の妨げにはならない。と。

外へ批判の目を向けるのは簡単だけれども、自分自身の内面により矢印を向けて受け取り直すことが重要。

そして、中に集約しなければ

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立志~東洋哲学・陽明学入門~【第7回京都えびす大学】

立志~東洋哲学・陽明学入門~【第7回京都えびす大学】

2020年11月21日、~東洋哲学・陽明学入門~【第7回 京都えびす大学】を開催しました!

Zoom開催3回目となりましたが、毎回続けて参加してくださる方がおられたり、前に参加した方が新しい方を誘ってくださったり、ご縁がつながることを、とても嬉しく感じています^^

前回までの様子はこちら↓

今回のテーマは「立志」

弟子「先生、志はどうしたら立つのですか?」
陽明先生「それはな、ただ、一念一

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知行合一の本体に復れ~東洋哲学・陽明学入門~【第6回京都えびす大学】

知行合一の本体に復れ~東洋哲学・陽明学入門~【第6回京都えびす大学】

2020年10月24日、~東洋哲学・陽明学入門~【第6回 京都えびす大学】を開催しました!

Zoom開催2回目となり、嬉しいことに、前回参加してくださった方が続けて今回も参加してくださいました^^

前回の様子はコチラ

今回のテーマは「知行」

他府県からの参加や、大学生の参加も増えて、ますます多種多様な方が集まってきました。それでも、大切にしている風景や世界観はとても重なっているように感じま

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なぜ、知行不合一が起こるのか?

なぜ、知行不合一が起こるのか?

「知行合一」の状態とは、思わずそうしてしまうこと、そうせずにはいられないことだという。「~しなければならない」と思ってするのではなく、頭で考えず、心と身体で反応する状態。

例えば、赤ちゃんに笑いかけられたら思わず微笑み返してしまうとか、美味しいご飯を食べて思わず美味しい~と言ってしまうとか。

一方で、人はみな「こうしたほうがいい」「こうしたい」と思っていることがあるのに「できない」ということが

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美しいものは宝物。

美しいものは宝物。

陽明学のメモ。王陽明は、37歳で左遷、クーデター討伐を命じられた40代を経て、50歳の頃に次のように言ったそうです。

「良知」とは、「舟を操るときの舵(羅針盤)」
「逆風が逆巻いて波が荒れ狂っていても、この舵柄が手中にあれば溺れたり沈没する危機を免れることができるであろう」
「中秋の名月がくもって見えないのが残念と思う心(中秋の名月が美しいと知っていること)」

先日、美山のイモ掘りで久しぶりに

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正解は一つじゃない~東洋哲学・陽明学入門~【第5回京都えびす大学】

正解は一つじゃない~東洋哲学・陽明学入門~【第5回京都えびす大学】

2020年9月26日、~東洋哲学・陽明学入門~【第5回 京都えびす大学】を開催しました!初めてのZoom開催でしたが、とても和やかで楽しくたくさんの気づきがあり、ご参加いただいた方にもとても満足していただけたようで、とても嬉しい時間となりました^^

陽明学とは、「三方よし」の近江商人、幕末に活躍した「吉田松陰」「勝海舟」「西郷隆盛」、日本資本主義の父「渋沢栄一」など多くの偉人が学んで実践した学問

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