新たな春を迎える。 12年間の中学校勤務を経て、今年からは小学生と共に学びの現場に立つ。 そもそもなぜ小学校に行こうと思ったのか。 きっかけは恩師である。 決意表明と…
新たな春を迎える。 今年からは、小学生と共に学びの現場に立つ。 決意表明として 昔、大変お世話になった担任の先生について ここに記しておきたい。 お転婆で変にずる賢…
北海道で教員として7年を経た後に、結婚を機に神奈川県の採用試験を受け直して、赴任したのが2020年のこと。 あれから5年が経ち、今年度で勤めている中学校を離任すること…
毎朝、勤務先の学校まで急な坂道を自転車こいでお勤めしています。 冗談抜きで歩くと冬でも汗が滲むくらいの坂です。 北海道の時はどこに行くにもドアtoドアで車でブンブ…
なんでも便利な世の中になった。 スーパーコンビニへ行けばいくらでも食べ物は手に入る。 親指のスクロール一つで商品が購入できる。 今やいつでもどこでも、一瞬で世界と…
母からたびたび送られてくる雑貨の中に よくあるのが素敵な布巾たち。 消耗品だからとたくさん送ってくれるのですが どれも色味や柄がお気に入りすぎて、 捨てることなん…
もうだいぶん昔になりますが 2007年の冬に アラスカの氷山(グレイシャー)の上空を飛んだことがあります。 その頃アラスカで知り合った、ある野営飛行家の写真にすっかり…
アラスカにいたころ、ホームステイから独り暮らしを考え始めた。 しかし賃貸で借りるのは結構乗り越えなければいけない壁が多く、アパートは高いので、シェアルームなんか…
父のもうひとつの信念は 「偉そうな奴や強そうにしてる奴には食ってかかれ。弱い人には迷わず手を差し伸べなさい」でした。 それができないのはただの弱虫だと。 「勉強…
人よりも牛が多いような北海道の海街で生まれ、中学時代はそれはやんちゃで生意気な娘でした。幼い頃から柔道少女。小学生からはラグビーをやらされたおかげで、年中真っ黒…
こまちゃんが死んでから、もう数十年が経つ。 こまちゃん、私もう、ずいぶん歳を重ねたよ。 こまちゃんがなくなってから、 私は毎年こまちゃんに会いに行った。 私がその…
こまちゃんの通夜の翌朝。 こまちゃんは、天国に行く前に会いには来てくれなかった。 なんにもしようとしなかったくせに、会いたいなんて、私の勝手すぎるお願いなんか、…
そんな彼は、小3の1学期から、体調がすぐれない日が多くなっていった。なんだかよくだるそうにしていて、学校も休む日の方が多くなった。 まだ子どもだったあたしは、心…
憧れのこまちゃん。 大好きなこまちゃん。 気付かれてはいけない「好き」の気持ち。 ある日、いつもと同じように、下校する人たちに足並みそろえて、 さりげなくこまちゃ…
【あらすじ】 こまちゃんと私は小学校2年生。 こまちゃんは”私”にとって「はつこい」の人。 好きということに気づかれないように、慎重に毎日を過ごしている。 ある日の…
オトナ・コドモの年齢の違い 社長・フリーランス・教員・主婦の立場の違い 老若男女の違い いろんな垣根を越えた個人が ちょっと疲れたとき ちょっと立ち止まりたいとき …
waver429
2024年4月24日 17:36
新たな春を迎える。12年間の中学校勤務を経て、今年からは小学生と共に学びの現場に立つ。そもそもなぜ小学校に行こうと思ったのか。きっかけは恩師である。決意表明として、昔、大変お世話になった担任の先生との想い出をここに記しておきたい。お転婆で変にずる賢い子どもだった私は、大人にとって大変扱いにくい、いわるゆ「面倒なクソガキ」であったに違いない。なんでも自分の思うままにしたがる我侭な私を、
2024年4月24日 14:18
新たな春を迎える。今年からは、小学生と共に学びの現場に立つ。決意表明として昔、大変お世話になった担任の先生についてここに記しておきたい。お転婆で変にずる賢い子どもだった私は大人にとって大変扱いにくいいわるゆ「面倒なクソガキ」であったに違いない。なんでも自分の思うままにしたがる我侭な私を毅然と叱ってくださった過去の先生方には感謝の意でいっぱいである。小学校ピカピカの1年生の
2024年3月26日 21:13
北海道で教員として7年を経た後に、結婚を機に神奈川県の採用試験を受け直して、赴任したのが2020年のこと。あれから5年が経ち、今年度で勤めている中学校を離任することとなった。 先日、離任発表があり、生徒たちも誰が離任するのかを知るところとなった。私は今年3年生の担任であったため、共に卒業する気持ちなのでクラスを持っていた3年生への未練はない。たったひとつの心残りは部活の子どもたちである。
2024年2月12日 13:21
毎朝、勤務先の学校まで急な坂道を自転車こいでお勤めしています。冗談抜きで歩くと冬でも汗が滲むくらいの坂です。北海道の時はどこに行くにもドアtoドアで車でブンブンだったので横目で流し見していた外の風景。神奈川に来てからは、とにかく自分の足で歩くことが多くなり(最近はどこにいくにも自転車のお世話になっていますが)生身の体で外の空気に触れていると見える景色も心持もずいぶん違うことに気付
2024年2月7日 19:25
なんでも便利な世の中になった。スーパーコンビニへ行けばいくらでも食べ物は手に入る。親指のスクロール一つで商品が購入できる。今やいつでもどこでも、一瞬で世界と繫がることができてしまうネット網が世界中に広がっている。便利すぎて、かえってつまらない、と思う。1番の変化は、時間軸であろう。手間ひまかけず、なんでも「時短」「効率化」されたこと。時間の軸が一気に短縮された。それだけいろんな
2024年1月27日 11:18
母からたびたび送られてくる雑貨の中によくあるのが素敵な布巾たち。消耗品だからとたくさん送ってくれるのですがどれも色味や柄がお気に入りすぎて、捨てることなんて!到底できずにいます。消耗品にはなかなかできない私。引っかけて破れてしまっても鍋のそばに置きっぱなしで端っこが燃えて焦げちまっても犬にかじられて穴が開いても神奈川県にきてから5年間はそのまま使ってるかな(笑)中には
2024年1月22日 22:29
もうだいぶん昔になりますが2007年の冬にアラスカの氷山(グレイシャー)の上空を飛んだことがあります。その頃アラスカで知り合った、ある野営飛行家の写真にすっかり魅了されて、空の世界が頭から離れなくなってしまったんです。彼は湯口さんと言って、奇遇にも北海道出身で、空からの景色を提供し続ける執念といえる情熱に魅了されました。「一度だけ撮影に同行させていただないでしょうか」とお願いしたとこ
2024年1月17日 19:53
アラスカにいたころ、ホームステイから独り暮らしを考え始めた。しかし賃貸で借りるのは結構乗り越えなければいけない壁が多く、アパートは高いので、シェアルームなんかも検討しつつ・・・結局、持ち家の一部屋を間借りするCondo(コンド―)という形式で森の中に住んでいるおじいちゃんおばあちゃんの地下室を借りることに。(家賃.光熱・水道代金込みで月5万円)Condominium(コンドミニアム)の略で友人
2024年1月15日 21:17
父のもうひとつの信念は「偉そうな奴や強そうにしてる奴には食ってかかれ。弱い人には迷わず手を差し伸べなさい」でした。それができないのはただの弱虫だと。「勉強ができなくてもいい。喧嘩が強くなくてもいい。お金多少は必要だが大金持ちにならなくてもいい。ここぞというときに、大切な人を守れる心のあったかい人間になれ。それがホントに強いってこと。そういうハートも持つってのが、かっこいいってことなんだ
2024年1月15日 21:03
人よりも牛が多いような北海道の海街で生まれ、中学時代はそれはやんちゃで生意気な娘でした。幼い頃から柔道少女。小学生からはラグビーをやらされたおかげで、年中真っ黒で男の子顔負けの逞しい娘っ子に育ちました。そんな私の父は柔道家でラガーマン。ハゲ&ヒゲもじゃの熊親父です。最近は髪も髭も真っ白になり、仙人に進化中。 父は、よその子でもゲンコツ食らわせて叱り飛ばす、怖〜い雷親父(昭和の化石のような
2024年1月14日 21:26
こまちゃんが死んでから、もう数十年が経つ。こまちゃん、私もう、ずいぶん歳を重ねたよ。こまちゃんがなくなってから、私は毎年こまちゃんに会いに行った。私がその一年で見たものを報告しに。「こまちゃんとこ行って来る~」と家を出る。父も母も「よろしく伝えといてね~」と返す。そんな調子だ。それはお盆だったり彼の命日だったりなんでもない日突然会いたくなった時だったりした。中学を出て、
2024年1月14日 21:03
こまちゃんの通夜の翌朝。こまちゃんは、天国に行く前に会いには来てくれなかった。なんにもしようとしなかったくせに、会いたいなんて、私の勝手すぎるお願いなんか、きかなくて当然だとも思った。でも、やっぱりどこかで期待していた。こまちゃんに、もう一度会いたかった。葬儀場では、火葬される前に棺の中に横たわるこまちゃんと最期に会うことができた。白くて大きな百合の花を選んでポキリと折り、長
2024年1月14日 20:47
そんな彼は、小3の1学期から、体調がすぐれない日が多くなっていった。なんだかよくだるそうにしていて、学校も休む日の方が多くなった。まだ子どもだったあたしは、心配なのに誰にもこまちゃんのお休みの理由を聞くこともできず、何かしたくてたまらないのに、ただ学校に来た時だけ、こまちゃんのそばにくっついて様子を見守った。「大丈夫?」そう聞くと「うん、大丈夫だよ」という言葉が返ってくるのを、すでに十分学ん
2024年1月14日 20:23
憧れのこまちゃん。大好きなこまちゃん。気付かれてはいけない「好き」の気持ち。ある日、いつもと同じように、下校する人たちに足並みそろえて、さりげなくこまちゃんの背中を見つめながら、距離を保って歩いていた。その日、こまちゃんは珍しく独りだった。それだけで、あたしとこまちゃんの距離が、いつもよりずっと近くに感じられた。―――すこし、どきどきした。「何かが起こればいいのに―――」そん
2024年1月14日 20:07
【あらすじ】こまちゃんと私は小学校2年生。こまちゃんは”私”にとって「はつこい」の人。好きということに気づかれないように、慎重に毎日を過ごしている。ある日の帰り道、タンポポ笛がきっかけで仲良くなった2人。それから幼くも真剣な想いで向き合う2人だったが、こまちゃんが学校に来れなくなっしてまったことで、次第に疎遠になっていった。”私”は、めくるめく日々に身を任せているうちに、こまちゃんのこと
2024年1月14日 00:13
オトナ・コドモの年齢の違い社長・フリーランス・教員・主婦の立場の違い老若男女の違いいろんな垣根を越えた個人がちょっと疲れたときちょっと立ち止まりたいときちょっとぐるぐるしてるときなんだか世界と繫がれないときなんだか物足りないときなんだかうまくいかないときなんとなく一人になりたいときなんとなく一息つきたいときなんとなく心の声を漏らしたいとき居場所になるようなスペース