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地方の閉鎖的な大学体制をバブルサッカーで解決しようとした話【学校とバトル,経営者の懐etc..】

あっ、この時戦ってた

写真を見返すと懐かしい大学時代の写真が、、、
20人近くの人たちでバブルサッカーをやっているときの写真。
学校側と戦い、その権化ともいうべき文化祭の実行委員会とも戦い、そして、なんとか開催できた1企画でした。
社会人5年目に入る今、新しいPCを買い換えました。
新卒時代に一発目に購入したのはPC。
そして、そこからいろいろな企画や挑戦を行った。
もうボロボロになってきたので、新しいよりハイスペックのPCを購入した。
そこから写真整理をしているときに見つけた。
その中の1枚の話を今日は記事にしたいと思う。

企画した目的

地方の大学に通って、痛いほど感じた課題。
「閉鎖的な気質」
確かに地方の色として閉鎖的な気質っていうのはある。
だけど、そのカラーを大学にまで持ち込んじゃいけない。
高いお金。
そして、何よりも、
とてもとても大切な若い時間の投資を考えると、
閉鎖的な気質を大学にまで持ち込んじゃだめだ。
これは断定するけど、だめ。
たくさんの人を見た同世代と4年間の歳月で圧倒的に差が開いてしまう。
その結果合わせは20代には来ない。
40代で来る。
これがたちが悪い。
そこからの逆転は本当に本当に難しいんだ。
ここまでの結論達したのは社会人になってからだけど、大学時代に漠然とした課題意識を持っていた。
この元気があって柔軟性があるときに、バイトと学校と家の往復でいいのだろうかって。
もっと大学間で交流したほうがいいと。
私は地方の私立大学に通っていたから全校生徒で300人くらいしかいなかった。
だから、国立大学、県立大学とかの友達が欲しかった。
勉強している分野も幅広かったし、話を聞きたかった。
私たちの大学は留学とか国際交流に強みを持っていたし、そこを交合わせることができたら面白くなると思った。
その時にバブルサッカーの存在を知って、スポーツで交流を図ろうと思った。

学園祭にて話が挙がる

そして、その時に先生から話が来た。
学園祭で何かやってくれないか?と。
分かりました。と返答をして準備を進めるわけですが、
これが本当に話が合わないんですね。
学校という機関の社会的な乖離をここで本当に実感をしました。
一番もめたのは参加費の設定ですね。
場所は大学が体育館を提供してくれたので問題ないのですが、バブルサッカーのレンタルとかでお金がかかるんですね。
そこを経費としてこれくらいの参加費が要ります。というと、高い、と。
それも1万円とかそんな話じゃなくて、2000円です。
大学生からお金を取るのはいかがなものか、みたいな話をされるわけです。
集客は大学は一切入らずにこちらで行うんです。それで文句言われるわけです。
大したサービス提供もせず100万円近い金額を年額でとっている大学側がですよ?
そこはいいんですが、
多くの人たちは民間企業に勤めるわけですね。
民間企業は売り上げから経費を引いた残りの金額から社員に給料を払うわけです。
つまり、社会で生き残る能力やスキルとかけ離れた場所にあるのが大学とか教育機関なわけです。
※これは大学に限定された話ではないと思います
そのうえ、謎にリスク管理は強く、ケガしてもいいように保険に入れられるわけです。
それもこちらで負担することになるわけです。
大学に言われた金額が結局500円だったかな。それで企画をしなくちゃいけなくなったわけです。

企業との交渉で走り回る

こうなるとバブルサッカーのレンタル費用は払えなくなるんですね。
スポンサー契約をするしかないわけです。
一言でいうと、
「お金はないけどサービスは貸してくれ」ってやつです笑
会社にメールを送り、現地に飛び込みました。
社長さんはとても物腰が柔らかく理解のあるかたでした。
そして、教育にも関心を持っている。
閉鎖的な大学の課題にも共感をしてくださりました。
一言「いいよ」と。
「ただね」と続けられました。
そこからは本質的なリスクの話です。
バブルが故障したらどうするのか?
それを起こさないためにどう対応を行うのか?
相手がけがをしたときにどう対処をするのか?
大学生の私からすると本格的な社会のお勉強なわけです。
「社会人すごいな~」と。
こんな簡単にできそうな企画でも乗り越えなくてはいけない壁がこんなにもたくさん存在するのか、と。
一つ一つ課題をヒアリングしてその壁を一つ一つ乗り越えていきました。
その姿を見て社長さんは一言「楽しいね」と。
今にして思えば大学生の無茶苦茶なお願いを聞いてくれる懐の深さ、一緒に課題だしに向き合ってくれる真剣さ、本当に感銘を受けました。
本当の意味での"社会人の授業"でした。
契約書を作り、バブルが壊れる事例をあさり、その対策を考えて、角のあるコンセントの場所とかは梱包をして対策をしました。
その一つ一つの経験が今に生きている気がします。

集客に奔走

そして次は集客に奔走をします。
大学間の壁をスポーツで壊す、という目的を立てていたので、同じ大学内での参加者だけを集っても目的に達しないわけです。
自分たちの大学はもちろん、関わりのない大学にも声をかけます。
SNSを駆使していろんな大学に声掛けを行い、ほかの大学の文化祭に忍び込んで勧誘を行う。笑
とにかく足を使って、県内にあるすべての大学は集めることができました。
恥とかプライドとか、目的達成において捨てなくちゃいけないものは捨てました。
これもとてもいい社会勉強になった。
大学のサークルとかでSNSをやっている団体が存在するのでそこはすべてにDMですね。
そして、イベントサークルやサッカー部、その辺もすべて勧誘を行いました。
それだけでも返信率は悪いので現地に行って声掛けを行います。
これで半分ほど参加者を集いました。
残り半分はDMでの勧誘です。
トータルで50人近い参加者を集うことができました。
ちゃんとトーナメント方式で"大会"を行うことができたわけです。

ただ赤字額はとんでもなかった

50人の参加でも一人500円しか集められず、2万5千円にしかならず、保険や移動費用とか交渉のカフェ代とかで赤字額はとんでもないことになりました。
3千円ほどしか出なかったと思います。
そして、協力者が5人ほどいたのでバイト代で多少お支払いをして自分のお金を使うことになりました。
大学生のポケットマネーの無さはみんな共感してくれると思います笑
テンションの下がり方わかってくれますかね?
終わったという達成感はもちろんありますが、それ以上にこれだけ頑張って赤字を作った喪失感に1日間苦しむことになります笑
ただ文化祭の中では一番人を呼ぶプログラムになりました。
大学側が謎の有名人をそこそこのお金を使って呼びましたが、その人よりも人集めができました。
委員会とも揉めていたので、最後にこの大学で人を呼ぶためには、という企画書を作成して委員会のドアノブにひっかけておきました。
きっと読んでもらえないだろうな、と思いながら。
だけど、バブルの機材を無償で貸してくれた社長さんには恩義があるので、次のプログラムからちゃんと人を呼べる本質的なところに投資をしようとその会社と今回のノウハウを詰め込んだものを最後に渡しておきました。
これが大学時代のバブルサッカーを企画したときの話です。
結局その場では楽しかったけど、交流という部分では一過性のもので終わってしまいました。
大学間でのつながりは生まれなかったです。
定期的に顔を合わせることの重要性をそこで学ぶことができました。

最後に

最後に企画が終わり、社長さんにご飯に連れて行ってもらいました。
「実はね」から始まり、こちらが掲示したメリットに関しては一つも期待をしていなかったそうです。
大学での使用実績やSNSでの拡散など、思いつくメリットをすべて話をしたのですが、その時にメリットに興味があって無償で貸したわけではないと。
ただ君とつながることができたことが一番のメリットだった、と。
うれしくて泣いてたんじゃないかな、あの時。笑
今にしてはあの時にした損失は2万円ほどでしたが、学んだものの大きさはとんでもない額のものだったと思います。
学校の中で実社会に一番近いのは文化祭です。これコンサル入れて先生とは別の大人が入ったほうがいいと思いましたね。
先生がお膳立てをして行う文化祭ってめちゃくちゃもったいないですよ。
あそこで売り上げと経費の関係を学んだり、交渉術を学んだり、集客を学んだり、チームワークを学んだり。
企画をすべて大人の力で行ってそれを実行するだけってバイトですからね。
本当にもったいない、とても大きな機会損失です。
ちゃんと指南できるコンサルが入って、民間企業が学ばせてあげたほうがいいですね。

今回は"怒り"と"出会い"と"学び"とそんな経験をシェアしてみました。
最後まで読んでくれてどうもありがとうございます!

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