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コバルト短編賞で「もう一歩」いただきました。やった~
https://cobalt.shueisha.co.jp/write/newface-award/no221/
人間が読める小説を書けているか時々不安でしたがよかったです。
(普段から読んでくれている方、いいねくださっている方、ありがとうございます。)
明日上げます。多分
コバルト短編賞で「もう一歩」いただきました。やった~
https://cobalt.shueisha.co.jp/write/newface-award/no221/
人間が読める小説を書けているか時々不安でしたがよかったです。
(普段から読んでくれている方、いいねくださっている方、ありがとうございます。)
明日上げます。多分
デフォルマシオン・オブ・ウォーター④
どのくらい眠ったのだろうか、目を閉じたまま意識を取り戻した。水の流れる音がする。やはり今までの悪夢は現実の出来事であったと悟り、悟りつつも目を開きたくなかった。屋外の音は聞こえず、朝か夜かもわからない。
長い間体を丸めていたので背骨が痛い。目を閉じながら浴槽から立ち上がって伸びをした、はずなのだが、足がそのまま浴槽を突き破った感覚がした。予想外の感覚に驚いて目を開くと、そこは浴室ではなく周
今年は頑張ります。。。
デフォルマシオン・オブ・ウォーター➂
三日が経った。男は依然として浴槽の中でくさくさしていた。会社からの連絡は頻繁に来ていたが、一向に出るつもりはなかった。食料は二日目の夜に底を尽いた。男はもう水の張った棺で死を待つだけの存在になっていた。エラによる変化のおかげか、水温の低さは気にならなかった。男は浴室のタイルを眺めながら、過去の出来事を想い返したり、空想したりしてはふと現実に戻り、胸を重くしていた。
インターホンが鳴った。
薔薇の華美羅を添えて②
人を殺してしまったかもしれない
ふとそう思った。朝食にパンとコーヒーを摂りながら。
母はテレビを見ながらニュースに文句を言っている。殺人事件のニュースが流れた。逮捕された男は二十代の大学生らしい。
「あら、あんたと同い年じゃない。包丁で何度も刺したんだって、あんたは止めてよねそんな事。」
「する訳ないじゃん。」
僕が殺人の罪悪に苛まれていることを母に見透かされはしないだろうか。
記憶を
デフォルマシオン・オブ・ウォーター②
次の日の朝、一つのひらめきを実行に移した。風呂の水を桶にすくい、口へと流し込むと、水は口内を通り、首元のエラへと流れ落ちた。その間私は確かに呼吸をしていた。私はすぐさま家にある、あらゆる水筒やペットボトルの容器に水を注ぎ始めた。私はまず会社の上司に欠勤の連絡をしなければならなかった。私は机の上に5、6本の水の入った容器を並べ、携帯から上司に電話を掛けた。
「おはようございます。S田です。今お時
シェイプ・オブ・ウォーターの魅力
僕の一番好きな映画であるところの『シェイプ・オブ・ウォーター』という作品がもっと評価されてもいいと思っているので、ここではストーリー考察とか難しいことじゃなく、ネットでよく見る不平不満について僕の反対意見を書いていこうと思います。なのでこの記事は既に見た人用かもしれないですね。
アカデミー賞とかいろんな賞獲っているので評価はされてるんですけど僕のよく使っているフィルマークスで3.8点/5点満点な