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カンボジアな日々・10月編

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ゆるゆるエッセイ・10月ぶん。カンボジアでの暮らしも6か月目になりました。不規則な更新になってしまいますが最終的に日付順に並ぶ予定。
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トラックの荷台に乗って黄金の岩を目指した日

トラックの荷台に乗って黄金の岩を目指した日

そこに今にも落ちそうな黄金の岩(しかも巨大な)があると言われれば、目指さないわけにはいかないのが人の性というものだろう。ミャンマーに1泊2日だけ滞在することになったわたしは、必ずゴールデン・ロック(現地語でチャイティーヨー・パゴダ)を見にいこう、と決めていた。

夕暮れ、空港からホテルに直接向かってチェックインを済ませると、中国系のホテルオーナーに「ミャンマーでは何をするの?」と尋ねられる。

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10月19日(金)ATMに飲み込まれるクレジットカード

10月19日(金)ATMに飲み込まれるクレジットカード

こういうことがあるとは知ってはいたが、まさか自分の身に起こるとは思っていなかった。

翌日からのショートトリップに合わせて現金を用意する必要があり、ATMでお金を引き出すことにした私のクレジットカードは、機械に飲み込まれたきり返ってこなくなってしまった。犯人はこいつである。

お金を引き出したあとならまだマシだったが、最初にカードを入れた時点で画面が全く切り替わらない。めちゃくちゃ焦った。とりあえ

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10月6日(土)計15時間。カンボジアータイ国境越えのスリル

10月6日(土)計15時間。カンボジアータイ国境越えのスリル

10月6日の夜、わたしはカザフスタンーキルギス間、カンボジアーベトナム間に続き、3度目の陸路での国境越えに向けてタイへ出発した。

20時発の夜行バス。寝台列車のようにフラットなベッドが備え付けられているタイプのバスだ。プノンペンからバンコクまで陸路で行くのは大変だと言われたけど、大した問題では無いと思った。

札幌ー東京間を凍えながら夜行列車で行ったことや、青春18きっぷで青森から東京へ移動する

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10月3日(水)22歳になった。何者にもなれないことを嘆くのはやめよう

10月3日(水)22歳になった。何者にもなれないことを嘆くのはやめよう

22歳になりました。もう21だろうが22だろうがただの記号だよね、と思いつつ、生きているだけでこんなに「おめでとう」と言ってもらえることは素晴らしくありがたいことです。ありがとうございます。⠀

振り返ってみると、21から22までの1年間は私が「おさないみはる」という人間以外の何者でもないことを認めるための期間であったと思うのです。

才能がないことを認めるハタチまではどんどんどんどん近づくタイム

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