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【医療福祉とエンタメとテクノロジー】

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僕が運営する各社の今までやってきたこと、今やっていること、これからやっていくことを気まぐれに語ります。
運営しているクリエイター

記事一覧

全国の医療福祉従事者が今の職場辞めて留学に出たらこの業界どうなるか。

全国の医療福祉従事者が今の職場辞めて留学に出たらこの業界どうなるか。

Ubdobeの岡です。

僕は想うのです。
閉じこもり過ぎなんじゃないか と。

僕は想うのです。
一度でいいから飛び出してみたらいいんじゃないか と。

僕は想うのです。
辞めずとも外の世界を体感して戻ってこれる手法があるのではないか と!!

それがこれ。 福祉留学。

全国のおもろい医療福祉施設に1日から留学できる制度。

交通費や宿泊費を留学先が負担してくれるケースもある。

北海道から沖

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医療福祉業界でデザインが大切な理由

医療福祉業界でデザインが大切な理由

Ubdobeの岡です。

最近、ケアデザという医療福祉業界に特化したクリエイティブディレクションの伴走型サービスを始動させました。割と問い合わせが来るようになってきたので、これをなぜ始めたか、なぜ医療福祉業界においてデザインが大切なのかを語りたいと思う。

まず、そもそもUbdobeは15年くらいこの業界に特化したデザイン制作やイベント企画などを行ってきました。デザインの事業を始めたきっかけは僕自

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儲からないイベントをなぜ続けるのか。

儲からないイベントをなぜ続けるのか。

今日はCCHSファミリー会の全国カンファレンスだった。

CCHSとは先天性中枢性低換気症候群の略称であり、このファミリー会というのは患者家族会のことである。

夜に呼吸が止まってしまう危険性をもつ難病で、僕たちUbdobeは10年前からこのファミリー会でキッズワークショップを担当している。

親御さんがドクターや研究者の講演を聴いたり学んだりしている間に僕らが別室でキッズと様々なワークショップを

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障害児の親、テック企業を創る。

障害児の親、テック企業を創る。

「私たちは障害児者の人生可動域を拡張するグローバルテックカンパニーです。」

と言い切れるようになりたい。

まずは療育コンテンツ、その後学習コンテンツ、それから就労コンテンツみたいな感じで作っていく予定ではあるんだけど、そもそも障害児者のライフステージってどういう感じなんだっけ?というのを考えている。

乳児期(0-1歳)
幼児期初期(1-3歳)
幼児期後期(3-6歳)
学童期(6-13歳)

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NPOを起業して14年、株式会社を起業して3年目の僕が今考えていること。(備忘録)

NPOを起業して14年、株式会社を起業して3年目の僕が今考えていること。(備忘録)

辞めたい。

続けたい。

やっぱり辞めたい、もう無理。

めっちゃ発展させたい、頑張る。

どう考えても未来が見えない。

展望ばかり思いついてやばい。

そんな想いが1日おきに沸いてきたり、消えたり。

そんな日々が始まって14年が経ちました。

2010年11月01日に僕はNPO法人Ubdobeを起業しました。
当時は起業なんていう言葉よりも、とにかくイベントやりたいからお金が必要で、協賛金

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心安らぐアンビエントと脳を掻き乱すIDMがもたらすもの

心安らぐアンビエントと脳を掻き乱すIDMがもたらすもの

伝統と革新の都で心安らぐアンビエントと脳を掻き乱すインテリジェントダンスミュージックの両方を浴びた記録。

ヒップホップ(小学生)→ロック(中学生)→ハードコア&メロコア(高校生)→テクノ&ハウス&トライバル&アンビエント(大学生)という音楽人生を歩んできた僕ですが、その全てを同時に浴びたような感覚だった。

行ってきたのは京都の歴史的建造物の中で開催されていた「アンビエントをテーマにした視聴覚芸

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人は死んで伝説となるのか

人は死んで伝説となるのか

NYのヒップホップやジャズシーンと、日本の架け橋となり続けた阿部Katsさんが亡くなって1年が経つ。

阿部さんとはカオル・ロビンズさんという音楽療法業界の重鎮の方を通じて紹介いただき、NYと日本で数回お会いしました。口から出てくる言葉が「前にKool Hercと仕事した時に〜」とか「今度ハービーに出演してもらうイベントの〜」というとんでもないキーワードだらけで、『えっ?あのKool Hercです

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ダサいと罵られ、ウェブ制作会社にボラれ、いまだにデザインは外注しないといけないと思っている医療福祉施設関係者へ

ダサいと罵られ、ウェブ制作会社にボラれ、いまだにデザインは外注しないといけないと思っている医療福祉施設関係者へ

こんにちは、Ubdobeの岡です。

私は15年ほど高齢者介護や障害者福祉などを取り巻く医療福祉分野で活動していまして、最初の7年くらいは福祉現場との兼務でNPOをやっていました。

Ubdobeにはイベント、デザイン、ローカル、ソーシャルという四つの事業部があるのですが、デザイン事業部を始めた理由というのが、僕らの業界がウェブ制作会社とかデザイン会社にボラれまくっているということを知ったことがき

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障害者が税金使って楽しく社会参加なんてあり得ないだろ という考え方について

障害者が税金使って楽しく社会参加なんてあり得ないだろ という考え方について

こんにちは。Ubdobeの岡です。前もって言っておきます。今回のnote長いです。読むのに5分くらいかかりますので、あしからず!!!!

『障害者が税金使って楽しく社会参加なんてあり得ないだろ』 そういう意見を耳にした。

障害のある自分の子供のことや僕らが展開する重度訪問介護や移動支援事業所WASSUPの子たちのことに想いを馳せる。

個人的には福祉というのは制度と概念の両面があると思っている。

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普遍的混沌拡張空間

普遍的混沌拡張空間

UNIVERSAL CHAOS 3年ぶりの復活祭にお越しいただいた皆様ありがとうございました!

まだまだやりたいこと、やれることあるなと感じるためには、まずはやってみることから始まりますね。CREWのみんな、ARTISTのみんな、AUDIENCEのみんな、VENUE STAFFのみんな、本当にありがとう!!!!

次は7月かな。

普遍的混沌ってなに?
UNIVERSAL CHAOSってなに?

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コロナで鈍った俺の脳と心には「企画のリハビリ」が必要だ。

コロナで鈍った俺の脳と心には「企画のリハビリ」が必要だ。

みなさんは感じていますか?コロナで鈍っていく「感覚」。
僕は顕著に感じています。年々、色々な感覚が鈍っていっていることを。
どうにかしたい。どうにかしたいけど自分だけではどうにもならないんだ。

というわけでNPO法人Ubdobeの岡です。みなさんお元気でしょうか?
僕はいつも通り、ギリギリ生き延びているという感じです。

2019年の末でしたっけ?コロナというやつがきたのは。
僕も一度かかってし

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石ころと僕

石ころと僕

僕はエジプトの考古学にとっても興味があるのですが、それは中学生の頃に遡ります。いや、小学生か。アメリカに住んでいた頃に友達と遊ぶよりも校庭で土を掘り起こして石を探すのが好きな僕でした。理由はわからないのですがそれから石集めにはまり、ネバダやフロリダやカナダやハワイなどで良き石を見つけては持ち帰っていました。日本に帰る11歳になる頃には石のコレクションは増え、標本箱に並べたりデカい箱にぶち込んだりし

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僕の不安な気持ちを聞いてください。

僕の不安な気持ちを聞いてください。

僕は今、不安でいっぱいです。

コロナの影響のみならず、元々のビジネスモデルを確立してこなかったことが原因で金もなければ、新規事業や既存事業を行う際の「イメージ」みたいなものが欠落している状態にある。

僕がやっているようなイベント、デザイン、システム開発などの事業はイメージってのがとっても大切だ。そんなに具体的なものでなくても、こういう課題をこういうふうに解決したいくらいのレベルを抽象的に語れる

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福祉の求人広告では出会えない相手とリアルに出会う価値と方法

福祉の求人広告では出会えない相手とリアルに出会う価値と方法

前々回は介護の魅力よりも大切なこと、前回はメディア活用方法とクリエイティブディレクションについてお話ししました。今回は、リアルに人と出会えるイベントの作り方についてお話ししていきます。

求人広告では出会えない相手とリアルに出会う価値と方法

人材獲得を目指すにあたって、多くの事業所は求人広告を出し、そこに応募してくる人たちと面談して採用する、という形を取っているのではないでしょうか?
しかし、た

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