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#外国語
「語彙は筋肉である」説
気がつけば、2024年の4月も後半に入りました。
時間の経過の相変わらず早いことにため息がもれる昨今ですが、今年度はどういうわけでしょうか、研究のほうで忙しくしようと思った矢先に稼業たる語学のほうでも仕事が立て込んで入ってきているという、よいことといえばよいことが続いています。忙しいのはつらいんですけどもね…個人として、きついことに対する耐性がないもので…
日本に帰国後、運のよいことにトルコ語
もう10年経つんですなぁ
ということで、このお題への連日の投稿をしておりまして、お目汚し失礼のほど申し上げております。
本日は、#私の作品紹介 ということで。過去に書いたものを紹介するというのはわりと気恥ずかしいことではあるのですが、これもお題を埋めるためということで読み流していただければと存じます。
われら語学民が愛してやまない白水社から、かつてこんなシリーズがあったことをみなさまご存じでしょうか。
このシリーズの
毎日こつこつやるしかなさげ
ようやく2022年の夏にかかわらせてもらったアゼルバイジャン語言語研修テキストの語彙集の部分をエクセルファイルで整理し終えました。単にセルを置き換えていくだけの作業だったはずなのですが、思ったより手間がかかりました。綴り間違いなどの細かいミスは見つかるし、見出し語が重複していることに気づくしと、わりと散々だったのですが、そういったエラーを正していくという点では、この作業をやってみてよかったのかも、
もっとみる喜びの知らせの陰で、しれっとフィン・ウゴル系諸言語訳『星の王子さま』の蒐集を進めていたオレ
2月最後の日、春以降の活動にむけてうれしい知らせを受け取ったその日は、ドイツの書店から国際郵便が届いた日でもありました。かねてより気になっていたフィン・ウゴル諸語訳の『星の王子さま』が3冊ほど届きまして、蒐集リストに
ヴォロ語(Võro)
コミ語(Komi)
モクシャ語(Moksha)
が加わった喜びをみなさまと共有する必要があるのではないでしょうか(異論は認めない)。
とりわけ、ヴォロ
オレの愛すべき「積ん語」たち
SNSでの発言というのは何がウケるか全く読めないということはありまして、先日のこれなどもどういうわけだかインプレッションが思ったより伸びたのですよね。
語学書および辞書にお金をかけた(だけ)ということを写真で表現してみたわけですが、どの辺がアレでしたかね…言語のチョイスなのかあるいはそれぞれのほんの推定金額なのか。
まあいいんですけど、そんなわけで「積ん読」ならぬ「積ん語」が私には残っています
【完結編】『星の王子さま』で読むクムク語(4)
どうもみなさま、Салам!(こんにちは!)
誰得覚悟で始めたクムク語解説シリーズも、ついに最終回になりました。このエントリーでは最終回を記念して、あとがきのようなものを最後に書き足してみました。言語の実例そのものにご関心のない方は、クムク語訳の部分は読み飛ばしてくださってもよいかと存じます。
あらためて、クムク語についてえ?「そもそもクムク語ってどこで話されている言語ですか?」とお尋ねになりま