雑念、脱線
いつかやるであろう、長崎方言版『星の王子さま』(しらんけど)を夢見て、フランス語の教科書および勉強のためのノート、また白水社が出しているいい感じの辞書をそろえてやりましたよフフフ…
意気揚々と最初のページを開いていくと、長年気にかかっていた文字と発音の関係が意外にシンプルだったことは新鮮な感覚でありました。で、原則として単語の最後の子音は読まないんだと書いてありまして、なるほどだから"Le petit prince"の"petit"は最後のtがないかのような発音だったのだななるほど、と今更過ぎる納得をしつつも、子音がそこにあるのに読まないっていうことの違和感をぼくらはすでに英語で経験していたはずで、ああそういえば大名先生から以前英語の発音と綴りのご研究の著書を賜っていたなああれ積ん読だけどまた読んでおかないとなあとりわけ"c"の扱い方が英語とフランス語ってそっくりだわ、まあそれはそれとして子音があるけど読まないというこの奇妙な感覚よなあ、中高時代に英語でそれを受け入れることができたんだったらフランス語の似たような現象を受け入れられないはずがあろうか(いやない)(なのにフランス語のそれはあまりに刺激的に思えるのはいったいなぜ?)、と考えているうちに、そういえばトルコ語にも文字は存在するけどそれ自体は読まない、とよく言われる字母があったわ("ğ"; yumuşak ge)、といっても厳密にはないこともないといえなくもない…いや待てよこれってどう説明するといいんだ?ちとググるか…
あ~トルコ語を聞くと落ち着くよね…とそんなことはいいとして、上記動画のおじさんの説明、まあそんな感じの解説になるよね…長音化するパターン、あるいは[j]のようなパターンがあるから、厳密には音がないわけではないから、フランス語の単語の語末のそれとはちょっと扱いが違うはずだよな…
って俺、なにトルコ語のこと考えとんの!
さっきまでフランス語の書き取りしとったやん!!!!
複数の言語(かつ、互いに言語系統が異なる)に手を出すと、わりとこういう思考モードに陥りがちですよね…というわけで、どうぞみなさまもよい連休をお過ごしください。私は非テュルク諸語にうつつを抜かす休みにしようと思っています。
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