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【SLAM DUNK GI】57話「中道紡希コーチの特訓」
中道紡希は気付いてもらえない桜木になくなく説明をした。
「あのね、花ちゃんに、1、2回目は私かなり直前にパスを指示したのよ。普通ならパスに切り替えるのは困難なタイミングでね。」
「雄二君はどうだった?」紡希
「俺は花道が本気でダンク決めにきたから俺も本気で止めようとしたよ。」大楠
「??」桜木
「なるほど。」野間
「そうか!? 紡希ちゃん! もしかして、、。」水戸
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「そう! そして3回目も同様に直前に切り替えるのが困難なタイミングで呼んだのよ。」
「ただし雄二君には予めパスをブロックして!って指示を出していたのよ!」紡希
「それでダンクを決めたってことは、、、、」高宮
「花ちゃんは 片手でボールを掴める力がある分、空中でボールを掴んでいられる時間がコンマ何秒、長く持っていられる。」紡希
「空中でボールを止められるとも言える な。」水戸
「ほう??」桜木
「直前で選択を変えられるってことよ!!」紡希
「すなわち相手の動きを見てから、花ちゃんは選択できるってこと!!」紡希
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「花道のバカ力が成せる技だな!」野間
「いや 卑怯者だな(笑)」高宮
「何だと!? 卑怯とは何だ! このやろう。」桜木
「はっは(笑) 後出しジャンケンみたいなもんだな! やっぱ卑怯だ(笑)」大楠
「天才だから成せる技だろーが!? はっはっ(笑)」桜木
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「花ちゃん! わかったら特訓よ!!」紡希
「おうよ! どうすんだ?」桜木
紡希は即座に特訓方法を考案し全員に指示した。
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「そーね。雄二君はさっきと同じで全力で花ちゃんをブロックして!」
「OK!」大楠
「望君は背が低いからゴール下。花ちゃんからボール受けたらシュート決めてね!」
「はーい」高宮
「洋平君と忠一郎君は左右のスリーポイントラインにポジションとって受けたらシュートして!」
「よっしゃ!」野間 「りょーかい」水戸
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「花ちゃん! パスしたら雄二君の動きをよく見て逆の選択をするのよ!
「望君が決められる優しいパスじゃなきゃだめよ!」
「そーね、、あと私が洋平君と忠一郎君にパスを指示したらシューターの寿さん意識して遠くても正確にパスするんだよ!」
「洋平君と忠一郎君がシュートしてこぼれたらリバウンド、もしくはシュートで入れる練習よ!雄二君は負けないように頑張って!」
「おうよ!」桜木
「おう!!」桜木軍団
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中道紡希コーチの特訓が始まった。
「おい 花道 ちゃんとパスだせよ。」高宮
「なぬ!? いや 俺は出したぞ!」桜木
「俺でもとれる優しいパスだよ。」高宮
「シュート あれっ 入っちゃった(笑)」野間
「花ちゃん! スクリーンアウトさぼらないで!」紡希「シュート! あれっ 外れた!」水戸
「リバウンド!!」大楠
「フン あめーぜ!!」桜木
「はぁ はぁ しんどい、、。」大楠
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休憩中、紡希はさらに思いつきで桜木に提案した。
「花ちゃん。今、洋平君と忠一郎君の位置を右、左で私が指示しているけど、試合だとその声で読まれるから右にいる洋平君には「洋」、左にいる忠一郎君には「忠」って指示するね! 頭使ってよ!!」紡希
「えっ!?わかりずらくねぇ?」桜木
「つべこべ言わない!! 試合でも使うからね!!」紡希
「忠!!」紡希
「うりゃ--!」桜木
「洋!!」紡希
「おりゃーー!桜木
「まちがってるぞーーー。」水戸
中道紡希コーチの特訓は、いつしかの桜木軍団総出での特訓となった。
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現在
「花ちゃん!! 忠!!」紡希
「忠!!」桜木軍団
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「!? (おりゃーー!)桜木
桜木-べノンのマッチアップ。
ダンクにきた桜木をブロック。
そして桜木は直前に指示通りの位置へパス。
待ち構えていたのは三井寿だった。
「!? あの体勢から俺にパス!?」三井
三井スリーポイントを決める。37-45
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「ナイスシュート!!ミッチ―!」野間
「俺達の汗も報われたな!!」大楠
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中道紡希監督の秘策で点差を詰めることができるのか?
続
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